【なぜ夫婦は、些細なことでイライラするようになるのか?】

 Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

夫婦関係が悪くなってくると、自分でも不思議なくらい、相手の些細な行動にイライラすることがあります。

脱いだ服をそのままにしている。

返事が適当。

スマホを見ながら話を聞いている。

頼んだことを忘れている。

言い方がちょっと冷たい。

一つ一つを取り出してみれば、「そんなに怒るほどのこと?」と思うようなことかもしれません。

でも、その瞬間はものすごく腹が立つ。

そして相手から、

「そんなことで怒るなよ。」

と言われると、さらに腹が立つ。

なぜ、夫婦は一緒にいる時間が長くなるほど、こんな些細なことでイライラするようになるのでしょうか。

イライラしているのは、目の前の出来事だけではない

例えば、夫が飲んだコップをテーブルの上に置きっぱなしにしていたとします。

妻が、

「また置きっぱなし。」

とイライラした時、夫からすると、

「コップくらいで、なんでそんなに怒るの?」

と思うかもしれません。

でも、妻が怒っているのは、コップそのものではないことがあります。

「いつも私が片付けることになる。」

「私の負担を何とも思っていない。」

「私がやるのが当たり前だと思っている。私は家政婦じゃない!」

そんな気持ちが、コップ一つに全部乗っかっているのです。

逆のケースもあります。

妻から、

「また忘れたの?」

「何回言ったら分かるの?」

と言われた夫が、必要以上にムッとすることがあります。

これも、その一言だけに腹を立てているとは限りません。

「俺だって色々頑張っているのに。」

「できていないところばかり見られている。」

「また否定された。」

「どうせ俺は、家にお金を入れるだけのATMだと思ってるんだろう?」

そんな積み重ねがあると、短い一言でも強烈に刺さります。

つまり、夫婦のイライラには、目の前で起きた出来事だけではなく、それまでの二人の歴史が乗っかっているのです。

一度できた「相手への見方」が、イライラを大きくする

小さなイライラが積み重なってくると、目の前で起きていること以上に、相手の言動に反応するようになることがあります。

例えば、パートナーの言い方がキツいと感じることが何度か続いたとします。

最初は、

「今の言い方、ちょっと嫌だったな。」

くらいだったかもしれません。

でも、それが何度も続くと、

「この人はいつも自分にキツく言う。」

という見方が少しずつできあがっていきます。

すると、今度は相手の声のトーンが少し強かっただけでも、

「ほら、まただ。」

と感じやすくなります。

本当は今回の一言だけを切り取れば、それほど強い言い方ではなかったとしても、これまでに積み重なった記憶とセットになって聞こえてしまうのです。

これは、言葉だけではありません。

「この人は家事をしてくれない。」

「この人は私の話を聞いてくれない。」

「この人は俺の頑張りを認めてくれない。」

そんな見方が一度できると、それを裏付ける出来事には気づきやすくなり、反対に、相手がやってくれたことや優しくしてくれた瞬間には気づきにくくなることがあります。

だから、些細な出来事なのに、必要以上にイライラしてしまうことがあるのです。

これは、どちらか一方の性格が悪いから起きるわけではありません。

二人の間で長い時間をかけて作られてきた、関係のパターンです。

目の前の一言や一つの行動だけを見ても、なぜこんなに腹が立つのか分からない時には、その出来事の後ろに、「これまでどんな気持ちが積み重なってきたのか?」を見る必要があります。

小さなイライラを放置すると、相手そのものが嫌になっていく

小さなイライラの怖いところは、一つ一つは小さいので、話し合うほどでもないと思ってしまうことです。

「まあいいか。」

「これくらい我慢しよう。」

「いちいち言うのも面倒だし。」

そうやって流しているうちに、少しずつたまっていきます。

そして、ある時から変化が起こります。

「この行動が嫌。」

だったものが、

「この人が嫌。」

に変わっていくのです。

靴下を片付けない夫が嫌だったはずなのに、

「この人って、本当にだらしない。」

となる。

妻の言い方が嫌だったはずなのに、

「この人は、性格がキツい。」

となる。

行動への不満が、相手の人格への評価に変わってしまう。

ここまで来ると、関係はかなり苦しくなります。

なぜなら、相手が何をしてもネガティブに見えやすくなるからです。

良いことをしても、

「どうせ今だけでしょ。」

優しくしても、

「何か裏があるんじゃない?」

となってしまいます。

だからこそ、小さなイライラは、小さいうちに扱うことが大切なのです。

「何にイライラしたか」より「何が悲しかったか」を見る

では、どうしたらいいのでしょうか。

僕がおすすめしたいのは、イライラした時に、

「相手の何がムカついたのか。」

だけで終わらせず、

「その出来事から、自分は何を感じ取ったのか。」

まで考えてみることです。

例えば、

「食器を片付けてくれなくてイライラした。」

で終わらせず、

「私ばかり家事をしている気がして悲しかった。」

まで見てみる。

「妻の言い方に腹が立った。」

で終わらせず、

「自分を大切に扱ってもらえていない感じがして寂しかった。」

まで見てみる。

怒りは、とても分かりやすい感情です。

でも、その下には、

寂しい。

悲しい。

分かってほしい。

認めてほしい。

大切にしてほしい。

という気持ちが隠れていることが多いです。

そこが分かると、相手への伝え方も変わります。

「なんで毎回置きっぱなしなの?」

ではなく、

「私ばかり片付けている感じがすると、ちょっと悲しくなるの。」

と言えるかもしれません。

「なぜそんな言い方するんだ!」

ではなく、

「そういう言い方をされると、俺は大事にされていないように感じる。」

と伝えられるかもしれません。

相手を責める言葉から、自分の内側を伝える言葉に変わるのです。

些細なことでイライラする時ほど、二人の関係を見る

些細なことでイライラする自分を見て、

「自分は心が狭いのかな。」

と思う必要はありません。

本当に見るべきなのは、「その小さな出来事の奥に何が積み重なっているのか」です。

夫婦関係は、大きな事件だけで悪くなるわけではありません。

むしろ、

「ちょっと嫌だった。」

「少し寂しかった。」

「本当は分かってほしかった。」

そんな小さな気持ちを、お互いに扱わないまま積み重ねた結果、ある日突然、大きな問題として表面化することがあります。

だから、小さなイライラを感じた時は、

「こんなことで怒るなんて。」

と自分や相手を責めるより、

「このイライラの下に、どんな気持ちがあるんだろう。」

と考えてみてください。

そこには、二人の関係を良くするためのヒントが隠れているかもしれません。

P.S.
夫婦関係がギクシャクした時には、自分ひとりで解決しようとして、孤独を感じてしまいがちです。
そんな時には、第三者の力を借りることも良い選択肢です。

あなたの夫婦関係に何が起きているのかを、男女両方の視点から客観的に分析し、解決策を一緒に探っていく「シンヤ&サヤの結婚生活再構築コンサルティング(オンライン)」を活用してみてください。

毎日の小さなイライラの中にある、あなたの本当の気持ちを言語化するお手伝いもできます。

お一人でも、夫婦2人でもご参加できます。結婚前のお悩み相談も歓迎します。

P.S.
夫婦関係がギクシャクした時には、自分ひとりで解決しようとして、孤独を感じてしまいがちです。
そんな時には、第三者の力を借りることも良い選択肢です。
あなたの夫婦関係に何が起きているのかを、男女両方の視点から客観的に分析し、解決策を一緒に探っていく「シンヤ&サヤの結婚生活再構築コンサルティング(オンライン)」を活用してみてください。↓↓↓

(※現在たくさんのお申し込みをいただいており、ひとりひとりにしっかり向き合うため、1ヶ月に受けられる数には限りがあります。ブログ読者の方々にお席を優先的にご案内していますので、ご希望の方はウェイティング登録をお願い致します。)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です