Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
「なんでそんな言い方するの?」
「どうして分かってくれないの?」
夫婦や恋人との関係の中で、こんな気持ちになったことはありませんか。
パートナーと話しているはずなのに、まるで話が通じない。
こっちは良かれと思って動いているのに、なぜか相手は不満そう。
すると段々、
「性格が合わないのかな」
「価値観が違いすぎるのかな」
と感じ始めます。
しかも今はネット上でも、
「女性は感情的すぎる」
「男性は共感力がない」
みたいな言葉を目にすることが本当に増えました。
SNSを見ていると、
「これだから女は」
「これだから男は」
という空気が、どんどん強くなっているようにも感じます。
すると無意識に、
「異性=分かり合えない存在」
「異性=敵」
というイメージが、頭の中に入りやすくなるのです。
実際、夫婦喧嘩の中でも、
「男ってほんとそう!」
「だから女は面倒なんだよ!」
みたいな流れになることは少なくありません。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
本当に、男女脳の違いは「敵」なのでしょうか。
僕達は夫婦で活動を続ける中で、むしろ逆だと感じるようになりました。
男女脳の違いは、うまく使えた時、夫婦にとっての「最強の武器」になるのです。
男性は「解決」で愛を示しやすい
例えば、妻が悩みを話してきた時。
男性は無意識に、
「じゃあ、どう解決するか」
を考え始めやすいです。
・もっと早く寝れば?
・こう言い返せばよかったのでは?
・それは気にしなくていいよ
こういう反応ですね。
男性側からすると、これは冷たさではありません。
「助けたい」
「守りたい」
「役に立ちたい」
という愛情表現なのです。
ただ、女性側はそこでは、
「正論」
よりも、
「気持ちを受け取ってほしい」
と感じていることが多い。
だから、
妻=「分かってもらえなかった」
夫=「助けようとしたのに否定された」
というズレが起きやすいのです。
でも逆に言えば、ここを理解できると、「敵」だったはずの違いが、一気に武器へ変わります。
男性は、問題解決能力や行動力を発揮できる。
女性は、感情の変化や関係性の違和感に敏感に気づける。
実はこれ、どちらもお互いの幸せな人生には、必要な力なのです。
女性は「共感」でつながりを作る
よくあるすれ違いパターンは、僕たち夫婦の間でも起こります。
以前、妻のサヤがかなり疲れていた時期がありました。
僕は、無意識レベルで反射的に、
「少し休めば?」
「○○をしない方がいいのでは?」
と、色々提案していました。
でも、なぜか空気が良くならない。
その時、サヤから言われたのです。
「解決策より先に、大変だったねって言ってほしかった」
と。
その瞬間、僕は思い出しました。
「あぁ、そうだった!今のは男性的アプローチだったな」
と。
僕は日常的に心理学や男女脳の違いの知識を研究していますが、それでも実際の会話の中では、ちょっと気を抜くと、すぐに本能で男性的アプローチを取ってしまうことを実感します。(これは男女共通です)
男性脳は、ストレスを見ると、すぐに「処理」しようとしやすい。
でも女性は、まず「共有」したいことが多い。
つまり、
夫=「問題モード」
妻=「共感モード」
になっていたのです。
これを知らないと、お互いに、
「なんで分からないの?」
になります。
そしてその積み重ねが、
「男って結局こう」
「女ってほんと面倒」
という、「異性全体への敵意」
に変わっていきやすいのです。
でも実際には、
敵なのではなく、
「感じ方」
「脳の優先順位」
が違うだけだったりする。
ここが見え始めると、夫婦関係はかなり変わります。
違いを消そうとすると苦しくなる
ここで多くの人がやってしまうのが、
「相手を自分に合わせようとする」
ことです。
でも、男女脳の違いって、ある意味では「特性」です。
だから、完全に同じにはなりません。
例えば、男性は、一人で考える時間で回復しやすい。
女性は、話すことで感情整理しやすい。
もちろん個人差はあります。
ただ、傾向としてはかなりあります。
ここで、
「なんで話してくれないの!」
「なんでそんなに感情的なの!」
と戦い始めると、どんどん苦しくなる。
でも逆に、
「なるほど、この人はこうやって回復するのか」
と分かると、自分自身がラクになっていきます。
違いを消すのではなく、違いを活かす。
これが本当に大事なのです。
違うからこそ、見える景色がある
僕は夫婦関係って、
「同じ人同士」
よりも、
「違う人同士」
だから意味があると思っています。
自分一人では見えなかった世界を、相手が見せてくれるからです。
男性だけでは、感情を置き去りにして突き進みすぎることがある。
女性だけでは、不安や感情の波に飲み込まれすぎることがある。
だからこそ、お互いが補い合える。
男性は感情を無視して、効率を追い求めがちです。
でも、いかに効率的に生きるか?だけを追い求めるのは、ある意味人間らしさとは対極になります。
人間らしさ=感情
と言っても良いぐらいです。
どんなに感情を無視して生きてきた男性でも、人生の終わりが近づいてきたのを感じると、多くの場合、思い出すことは「効率良く上手にできたこと」よりも、「遠回りしたこと」や「感情が動いたこと」だそうです。
また、仕事をする上でも、男性だけよりも女性の力があると、バランスが取れます。
実際、僕達の仕事もそうです。
結婚生活再構築コンサルティングは、僕たち夫婦2人で同時にやっています。
僕だけだと、たまに突っ走りすぎることがあります。
逆に、サヤが常に見ている「空気感」や「感情の動き」に、何度も助けられてきました。
そして、サヤ側も、僕の論理性や方向性整理に助けられることがある。
つまり、違いがあるから、チームとして強くなれるのです。
たとえ一緒に仕事をしていなくても、お互いの視点や考えを自分の中に取り入れている夫婦と、お互いを敵同士だと思っている夫婦では、明らかにパフォーマンスに違いが出てきます。
そして何より、人生の終わりが近づいた時に、これまでの生き方を振り返ったタイミングで、これまで夫婦で乗り越えてきたことの、大きな成果を感じることが多いようです。
男女脳の違いは、確かにぶつかりの原因にもなります。
でも本当は、それは「敵」ではありません。
うまく使えた時、夫婦にとっての「最強の武器」になるのです。
違いを責めるより、活かし合う関係へ
もし今、あなたがパートナーとの違いに苦しんでいるなら。
それは、相性が悪いからではなく、
「読み解き方」
を知らないだけかもしれません。
敵だと思っていた違いが、実は二人を支える力だった。
そう見え始めると、夫婦関係は少しずつ変わり始めます。
勝ち負けではなく、補い合いへ。
相手を変えるのではなく、相手を理解することへ。
その視点の変化が、関係を大きく変えていくのだと思います。
P.S.
夫婦関係がギクシャクした時には、自分ひとりで解決しようとして、孤独を感じてしまいがちです。
そんな時には、第三者の力を借りることも良い選択肢です。
あなたの夫婦関係に何が起きているのかを、男女両方の視点から客観的に分析し、解決策を一緒に探っていく「シンヤ&サヤの結婚生活再構築コンサルティング(オンライン)」を活用してみてください。
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