From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
前回の記事では、「夫がまったく気付かないうちに、妻の不満がたまっていき、離婚を切り出された時には、予想外でビックリする」という状況を解説しました。
前回の記事では、未然に防ぐ方法をお伝えしましたが、今回の記事では、そうなってしまった時の、最後の一手を考えてみましょう。
まず、女性が離婚を切り出した場合、多くのパターンではすでに心が離れています。
そこからの巻き返しは、かなり大変です。
大げんかした時の勢いで「あんたなんか、別れてやる!」という流れで言われた時には、まだ心にもないことを口走っている可能性が高いです。
でも、いきなり冷静に離婚を切り出された場合は、女性は心を決めています。
男性は、女性の細かな変化を見落とします。
その変化を見落とし続けた結果、妻は離婚を決意した状態になっています。
その状況を、まずは理解するところからスタートです。
夫側にとっては急に言われた状態なので、あまりピンと来ません。
でも、妻側はずっと前から決めていることが多いのです。
そして、女性は決めるまでの間、色々なことを試します。
たとえば、今回の投稿の例で言うと、バレンタインのプレゼントをしたり、家族旅行に行ったりすることで、自分の気持ちの変化を試していたのかも知れません。
その結果、「やはりダメだ」と判断して、離婚を切り出した可能性があります。
となると、ここから起死回生をはかるためには、強力なカウンターパンチを放つしかありません。
では、男性が妻から離婚を突きつけられた時にできる。有効なカウンターパンチとは何でしょうか?
有効なカウンターパンチ
それは、「自分が妻の感情に気付けなかったことを認めて、謝る」ということです。
「なんだ?そんなことか?」
と思われるかもしれません。
「もう何度も謝ってるよ。でも、ダメなんだよ。」
と。
でも、ここで大事なのは、前半の「自分が妻の感情に気付けなかったことを認めて・・・」というステップです。
ここをすっ飛ばして、ただ平謝りしても、まったく効果がありません。
代わりに家事をガンバったところで、焼け石に水です。
女性脳に効果を発揮するのは、「気持ちに寄り添うこと」です。
今の妻の気持ちは、どんな状態でしょうか?
そうです。ずっと自分がないがしろにされてきた=愛されてこなかった、と感じている状態です。
そしてついには、夫のあなたからの愛を信じられなくなって、離婚を切り出しているのです。
だから、夫側にできることとしては、「これまで、君の気持ちに気付けなかったことに、今自分は気付いた」と知らせることです。
その知らせをしないまま、ただひらすら謝っても、妻側としては、
「どうせ私の気持ちなんて何も分かっていない。ただ、目の前の問題をできるだけ早く解決するために、とりあえず謝っているだけ。ここで許しても、この先何も変わらない」
と感じてしまいます。
分かったフリも見透かされる
かといって、「君の気持ちには気付いていたよ。」なんて言ってウソをついても、すぐに見透かされてしまうでしょう。
むしろ、「もし本当に分かっていて、あんな態度を取っていたとしたら、最低ね!」と思われてしまいます。
だから、分かったフリはNGです。
妻の気持ちが分からなかったことを素直に認めて、気持ち察することができなかったことで、妻を傷つけてしまったことを謝ることで、本当の謝罪として成立します。
でも、具体的にどうセリフを組み立てて言えばいいのか?
それが分からないのが、男性という生き物です。
そこで使える、魔法の言葉があります。
魔法の言葉
それは、「寂しい想いをさせて、ゴメンね・・・」です。
人は自分が愛されていないと感じたら、誰も寂しくなります。
その気持ちを表すのです。
このセリフを長くすると、
「俺が今まで君の気持ちに全然気付かずに、君をないがしろにするような言動を、何度も取ってしまった・・・・知らず知らずのうちに。
君は今、俺と別れたいと思うほどに傷ついているんだね。自分が愛されていないと感じて、寂しいんだね。
俺が世界一愛する君に、そんな風に感じさせてしまったこと、そんな悲しい想いをさせてしまったことを、どうか許して欲しい。」
という内容です。
それを短くして、「寂しい想いをさせて、ゴメンね・・・」と表現しているのです。
このセリフを言った後は、できればそっと抱きしめるのがベストです。
ただし、この魔法の言葉も使い方を間違えると、逆効果になります。
次回は、この魔法の言葉の正しい使い方とタイミングを、を解説します。
・・・つづく。
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