From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
前回の記事では、夫が妻から突然、離婚を切り出された時の、起死回生の最後の一手のセリフをお伝えしました。
それは、
「寂しい想いをさせて、ゴメンね。」
です。
もしかして中には、「こんな負け犬のセリフを妻に言うのは、男のプライドが許さない!」という男性もいるかもしれません。
その場合は、おそらくそのまま妻の言うとおりにして、離婚に承諾した方が、お互いにとってベストかもしれません。
でも、もし「離婚を回避するためなら、何でもやる!」という気持ちになっているのであれば、このセリフを言うなど、たやすいことでしょう。
ただし、このセリフも使い方を間違えると、まったく効果がなくなります。
そこで今回は、この記事シリーズ最後の締めくくりとして、この最後の一手のセリフの正しい使い方を解説します。
このセリフを言う前にやるべきこと
どんなセリフでもそうですが、タイミングが重要です。
遅すぎても、早すぎてもいけません。
遅すぎて失敗するパターンは、もう妻が離婚の決意を固めてしまった後に、やっと「寂しい想いをさせて、ゴメンね」と言うことです。
これでは、離婚前の最後の見送りの言葉のようになってしまいます。
言うと決めたら、できるだけ早い方が良いでしょう。
ただし、早すぎるのもNGです。
たとえば、この記事を読んだ後に、すぐ奥さんのところに行って、
「寂しい想いをさせて、ゴメンね!」
と叫んだとしても、効果は薄いです。
「は?今さら何言ってるの?何も分かってないくせに!!」
というカウンターパンチを食らって撃沈する確率が高いです。
女性の欲求
女性の欲求は、「自分の気持ちを理解して欲しい」ということです。
女性脳は、自分の感情をシェアしたり、理解してもらうことで幸せを感じるられる仕組みになっています。
そのため、「自分の気持ちが分かっていない」と感じている相手からの謝罪の言葉には、意味を感じません。
まして、今こうなっているのは、夫が自分の気持ちを理解してくれていない!と感じ続けた結果です。
離婚を切り出した瞬間に、夫が突然、自分の気持ちが分かるようになるとは信じられないでしょう。
女性はまず、最初のステップとして、「自分の気持ちを理解してもらう」ということを実感する必要があります。
そのために夫側にできることは、「妻の話を聞くこと」です。
これは、男性が最も苦手とするジャンルです。
しかも、話の矛先は、自分に向くことが100%分かっています。
批判されることは間違いありません。
でも、話を聞かずに謝っても、効果はありません。
言い返さず、自己弁護もしない
妻の話を聞いている間は、決して言い返さずに、自己弁護もしてはいけません。
もちろん、話を聞きながら、
「そうは言っても、俺だって忙しかったんだよ!どうしろって言うんだよ!」
と言い返したくなる瞬間が何度も訪れるでしょう。
そんな時には、グッと唇をかみしめて、声が出ないようにしてください。
そして、うなずき続けます。
もし、反論したい気持ちが収まってきたら、すかさず、
「そうだったんだね。」
「そんな風に感じていたんだね。」
と返します。
これは、自分の行動を正当化するのとは違い、相手の話を受け入れて、感情にフォーカスして聞く時のあいづちです。
この時には、「正しさ」や「世の中の常識」は完全に手放してください。
ひたすら、妻の気持ちにフォーカスして、どんなに理不尽に思えることを言われても、「そんな風に感じていたのか・・・」と受け止めるのがタスクです。
奥さんの話は1時間、2時間、3時間続くかもしれません。
もしかして、一晩かかるかもしれません。
積年の不満がたくさんあるので、忘れているような過去の話がポンポン飛び出すでしょう。
でも、耐えてください。
一晩で離婚を回避できるなら、短い方です。
仕事でトラブったら、リカバーするのに数日~数週間かかるのは当たり前だと思います。
それに比べれば、一晩徹夜にもきっと耐えられるでしょう。
話を聞き終われば、8割解決
そして、一通り話を聞き終わったら、最後の決め台詞として、
「寂しい想いをさせて、ゴメンね。」
を繰り出します。
そして、そっと優しく抱きしめます。
できることは全てやりました。
後はもう、運次第です。
でも、もし奥さんが一晩かけて不満をぶちまけてくれたなら、おそらく起死回生のチャンスは残っているはずです。
そうでなければ、話をせずに離婚の手続きを進められているでしょう。
実は、女性脳は話を聞いてもらった時点で、ほぼ8割ぐらいはスッキリしています。
つまり、問題は解決しているのです。
ただ、話を聞くだけで、問題の8割が消える効果があるなんて、男性には信じられないかもしれません。
でも、本当なのです。
そして最後のセリフ、「寂しい想いをさせて、ゴメンね。」は、締めくくりとして絶大な力を発揮します。
さんざん奥さんの話を聞いて、反論せずに受け入れた後なら、「寂しい想いをさせて~」の部分に信憑性が増します。
最後まであきらめない&ポイントを抑える
ここまで、長くに渡ってシリーズ記事を連載しながら、「妻から離婚を切り出された時に回避する方法」についてお伝えしてきました。
いくら奥さんとやり直そうとガンバっても、ポイントがズレていると、気持ちが伝わりません。
また、ポイントだけ抑えたセリフを言ったとしても、気持ちが入っていないと、すぐにバレてしまいます。
どちらも大事です。
そして最後は、あきらめずに今できることを何よりも優先してやることです。
それでも、100%離婚を回避できる保証はありません。
でも、どうしていいか分からずに、ただオロオロしたまま離婚手続きが完了するのに比べたら、ずっと悔いの残らない期間が過ごせるでしょう。
そして、できれば未然に防ぐのがオススメです。
そのためには、今からでも男女の心理学を学ぶことが唯一の道です。
僕たちのブログ記事やFacebookページ、YouTubeチャンネルでは、こういった男女の心理学の情報を毎週発信しています。
ぜひ、読者登録して情報を受け取ってください。
↓↓↓
(完)
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
読者登録をしていただくと、最新の記事をメールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
シンヤ&サヤの個別セッションの詳細・お申込みはこちら
↓↓↓
コメントを残す