From サヤ（男女のパートナーシップ研究所）
※木曜日のブログは妻サヤが担当します。
（→前回のつづき）
年収が高いにも関わらず、割り勘にする彼について、「愛の言語」と本人の資質である「ウェルスダイナミクス」という２つの面から分析してみました。
一見なぜ？と思うようなパートナーの行動も、分析すると見えてくるものがあります。
理解できると相手へのモヤモヤも少し収まるかもしれません。
なぜなら決して彼は自分のことを愛してないわけではないからです。
ただ、愛の表現方法が違ったり、お金の使い方が違うだけなのです。
とはいえ、長い付き合いを見据えるのであれば、彼に変えてほしい部分もあるでしょう。
では、彼女はどうしたらいいのでしょうか？
①相手の愛の言語を満たす
まずは相手が何をしてあげたときに喜ぶのかを見極める必要があります。
デートの時にいろんな愛の言語を試して観察してみたり、思い切って「今まで私がしたことでどんなことがうれしかった？」と思いきって聞いてみてもいいかもしれません。
「ありがとう」や「うれしい」とポジティブな感情を言葉にしたときに喜ぶなら「ポジティブな言葉」が愛の言語でしょう。
ポジティブな言葉が愛の言語の場合は、小さなことにも具体的な言葉にして感謝の言葉をかけると喜ばれます。
言葉をかけるのはお金がかからないので、どんどん実践できそうですね。
彼が一緒にいる時間が大事というタイプであれば、愛の言語は「クオリティタイム」です。
その場合は、２人だけの体験、非日常な体験ができるデートを計画するとよいでしょう。
その際お金をかける必要はありません。
むしろ予算を決めてその中でどう楽しむかを２人で考えてみると、彼のタイプには合いそうですね。
こちらはそんな大げさなことをしたつもりではないけど、ちょっとしてあげたことに感謝してくれるなら「サービス行為」が愛の言語かもしれません。
体調が悪いときに看病し来てくれた、とか、ピクニックにお弁当を作ってくれた、など「何かしてくれたこと」というのが真っ先にくるタイプならサービス行為でしょう。
少し手間はかかりますが、お金はかからないので、彼が一番喜びそうなことを見極めてやってみると良いと思います。
ハグやキスなどで喜ぶタイプは「身体的タッチ」が愛の言語です。
彼がこのタイプだからといって、毎回エッチをしなければならないなんてことはありません。
むしろ外で手をつないだり、ちょっと腕を組むだけで喜んでくれるのが「身体的タッチ」のタイプです。
こうして愛の言語を振り返ってみると、お金がないと愛を伝えられないということは一つもないことに気づきます。
もしかしたら最初は「こちらばかりが彼のためにやって・・・」という気持ちになるかもしれません。
でも、人は大好きな相手が何かをしてくれたら、何かを返してあげたくなる生き物です。
彼がなにも変化しないということは考えづらいです。
ただ、一つ気をつけなければならないのは、もし彼が愛を返してくれる場合も、彼がやってくれてうれしいと思う方法を使うということです。
つまり、その方法が自分の愛の言語である「ギフト」にならないので、彼には具体的にリクエストする方法があります。
「私はお揃いのものをつけるとうれしいの。形に残るものがあると、毎回それを眺めてウキウキ元気になるんだ。だから、今日の記念にこれを買ってくれたらうれしいんだけど、どうかな？」
など、何をしてくれたらうれしいのかを彼が間違いなく行動できるレベルにまで言語化します。
１回ではうまく行かないかもしれません。
本当は口に出さなくてもやってほしいと思うかもしれません。
でも、ビジネスの才能があり、スキルを積み上げるタイプの彼なので、何度も何度も繰り返すうちに、彼も「コツ」をつかんでくるはずです。
やるだけの価値はあると思います。
②ウェルスダイナミクス診断からお金や将来のことを話してみる
愛の言語を理解するのが難しいタイプであれば、あえてウェルスダイナミクスから迫ってみるのもいいかもしれません。
どのタイプか予想してもらったり、一緒にタイプ診断をしてみることで、お金や将来の話もしやすくなります。
「ここまで事業が成功してお金も貯められたのは、強みを活かして仕事をしてるからなんだね。すごいね。」
なんて言われたら、彼も鼻高々でしょう。
コツコツためたお金で将来したいことや、事業についても話を聞くきっかけになるかもしれません。
また、違うタイプ診断の結果がでれば、彼も彼女との違いを認識しやすくなるでしょう。
「私は人前に出て人と話すことがいいみたいだから、人と会うことにお金を使った方がいいね」
ということも伝えやすくなるに違いありません。
相手のことを理解しながら、相手とは違う自分の考えを伝えるスキルは、長くパートナーシップを続けるために必要なスキルですよね。
もし結婚を考えているのであれば、付き合っているうちにこの話し合いができると結婚後もお互いよき理解者となってぐっと関係が深まるでしょう。
パートナーの価値観に何か違和感を感じたら、それはお互いを理解し、関係を深めるチャンスがやってきたともいえます。浅い関係ならその違和感に気づくこともないからです。
この相談者の彼女が、彼との関係を深める一歩を踏み出せたらいいなと思います。
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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