From シンヤ（男女のパートナーシップ研究所）
※火曜日のブログはシンヤが担当します
（→前回の続き）
※国際結婚をしているイーツさん夫妻のＹｏｕＴｕｂｅ動画を見た感想のシェアの続きです。
イーツさんの動画の中で「日本に移住したい外国人に伝えたいアドバイス６選」の２つ目は、「日本語をできるだけ早く身に付ける」というをパートナーシップに例えると、
「自分とパートナーの愛の言語を知る」
になるでしょう。
愛の言語とは、アメリカの心理学者のゲイリーチャップマン博士の本の中で解説されているものです。
男女関係なく、人はそれぞれ５つの方法で自分の愛を表現し、相手からの愛を受け取ります。
その５つとは、
１．スキンシップ
２．プレゼント
３．相手に色々してあげる
４．一緒に過ごす時間
５．ホメ＆感謝の言葉
です。
それぞれみんなやってもらったら愛を感じられると思いますが、人によって優先順位が全然違います。
この違いが分からずに、カップルはすれ違うのです。
たとえば、奥さんはスキンシップを求めているのに、旦那さんは結婚してからまったく奥さんに触れなくなるケースがあります。
では旦那さんが奥さんを愛していないのかというと、そんなことはありません。
代わりにプレゼントを買ってきたり、家事など身の回りの世話をして愛を表現しているのです。
でも、奥さんからすると、「モノでご機嫌を取ろうとしている」とか、「いつも家でも忙しそうにしていて、私を避けている」と捉えてしまうのです。
お互いの愛の言語が違うからこそ起こる、悲しいすれ違いです。
この愛の言語の違いは、長年一緒に暮らすことでだんだん見えてくることも希にありますが、ほとんどの場合は気付きません。
お互いに、
「なぜ、自分はこんなに相手に尽くしているのに、相手は返してくれないんだ？一方的に与えるだけじゃ、疲れちゃうよ・・・」
と思っているのです。
お互いの愛の言語に気付かないまま、離婚してしまう夫婦もすごく多いのです。
だからこそ、できるだけ早い時点で愛の言語の存在を知る必要があります。
そして、自分と相手の愛の言語が何なのか？を特定しておくのです。
多くの場合、男女は違う性質を持った者同士で惹かれ合うので、愛の言語も違います。
でも、付き合い始めた最初の頃は、恋愛ホルモンのパワーで５つすべての愛の言語を満たそうと行動します。
#恋愛ステージは、すべてが満たされる
この状態を、「恋は盲目」とか、「頭の中がお花畑」などど表現します。
恋に落ちているときには、お互いにすべての愛の言語を使って表現しようとするので、どれが本当の愛の言語なのかは分かりません。
また、愛の言語が違っていても、それが気にならない状態です。
本能のパワーは、恋に落ちた相手をカンペキに見せる効果があるので、本当にスゴいです。
愛の言語が違うことで不満を感じ始めるのは、たいてい結婚した後です。
そして、お互いの愛の言語が何か分かる時は、大きなケンカをした時か、別れる時です。
別れるほど傷ついて、初めて分かる
大好きだったパートナーと別れるほど傷つくということは、自分の愛の言語に相手が気付かず、満たされなかったことを表しています。
もし今のパートナーとそこまでケンカしていない場合は、自分の過去の恋愛を見返してみると、だいたい分かることが多いです。
「この人と別れよう」と決断した大きな理由を１つか２つ挙げてと言われたら、自分は何と答えるだろう？と考えてみるのです。
彼女が自分に対する文句やグチばかりで、一緒にいる時間が苦しくなった・・・
という場合は、あなたの愛の第一言語は「ホメや感謝」の確率が高いです。
彼が自分に触れてくれなくなった。
セックスレスでツラい・・・
という場合は、あなたの愛の第一言語は「スキンシップ」の確率が高いです。
愛の言語をできるだけ早い段階で知って、「自分の愛の言葉ではなく、相手の愛の言語で語る」ことが大事です。
違和感があっても、覚悟を決めて相手の愛の言語で話す
それが自分にとって外国語のようにカタコトで違和感があり、不快にさえ感じることであっても、パートナーに愛を伝える方法は、相手の愛の言語を語ることなのです。
実際にやってみると、驚くほど良い反応が返ってきて、やってよかったと感じるかもしれません。
自分が慣れていなくても、相手の愛の言語で語った方が省エネで効果も高いことが分かるでしょう。
結婚生活を良くするためには、自分がしたいことを相手にするのではなく、相手が自分にして欲しいと思っていることをする。
「相手の愛の言語を話す覚悟と決断をすることが、愛することなのです」
と、チャップマン博士（５つの愛の言語を発見した人）は言っています。
恋は、本能の力で落ちるもの。時間と共に冷めていきます。
愛は、決断と覚悟で続けるもの。時間と共に温まっていきます。
愛を続けるためには、パートナーの愛の言語を知るステップが欠かせません。
・・・つづく。
※愛の言語をもっと深く知りたい場合は、この本を読んでみてください。
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