From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※サヤと出会ったハロウィンパーティーでの体験談を、シンヤ視点(男性脳視点)で描いたストーリーの続きです。
サヤとの連絡先交換した当日から、僕たちはほぼ毎日、メッセージのやりとりをするようになりました。
僕は、メッセージのやりとりに関しては、あまり悩みませんでした。
というのも、この時点ですでにメソッドが確立されていたからです。
出会ったばかりの男女がLINEなどでメッセージのやりとりをする時に、よく悩むポイントは3つあります。
①返信スピード&頻度
②メッセージの長さ
③絵文字やスタンプの使用頻度
です。
婚活や恋愛指南本には、色んな説が書いてあります。
・すぐに返信しないで、じっと待って焦らすのが大事
・メッセージを送る頻度は、1日3回までがベスト
などなど。
また、中には正反対のメソッドもありました。
・メールの文章は、長い方が誠意が伝わる。短いと、そっけない印象を与える。
・メールは短い方が相手が返しやすい。長い文章は、相手に威圧感を与えてしまう。
などなど。
これに関しては、僕はこれまで色々なパターンを研究して、実験を繰り返してきました。
信じない、疑わない、確かめる
僕は、とりあえず新しく学んだことに対しては、「信じない、疑わない、まず確かめる」がモットーです。
まず実践してから判断材料を集め、その後でじっくり考えるようにしています。
本に書いてあることはすべて試しました。
・文章の長さも、短、中、長、すべて試してみました。
・メールの返信頻度も、即、中、待、すべて試してみました。
そして最終的にたどり着いた答えは・・・
実験の結果
「人による」です。
元も子もない話ですが、結局、それが実験の答えでした。
まったく同じことをやっても、うまく行く時と行かない時があります。
女性脳には多くの共通点がありますが、同時に個性もあります。
ライフスタイルも人によって違うし、文章を書くのが得意な人もいれば、不得意な人もいます。
結局、一番良い方法は、
「自分はどちらもできるようにしておいて、相手に合わせる」
のが一番成功率が高いことが分かりました。
ペーシング
これは心理学用語で「ペーシング」と呼ばれています。
相手が短いメッセージを送ってきたら、こちらも短いメッセージで返します。相手が長ければ、こちらも長文で返信します。
相手がすぐ返信してきたら、こちらもすぐ返信します。4時間後に返信が来たら、こちらも4時間待って返信します。
ペーシングを使うと、自動で相手の生活リズムに合わせることになります。
すると、相手の女性から「この男性とのやりとりは、心地よい」と感じてもらえる確率がアップします。
もちろん、勘の良い女性は「この人、狙ってやってるな!」と気付かれるかもしれません。
それでも、大丈夫です。
女性側からしたら、何も考えずに自分のペースでガンガン送って来る男性よりは、たとえ戦略でもこちらのペースに合わせてくれる男性の方が、ずっと好感を感じやすいからです。
逆にペーシングを使っても距離が縮まらずに音信不通になる女性とは、「どのみち付き合っても続かない確率が高い」と割り切った方が良いと思います。
僕とサヤのケース
ちなみに、僕とサヤのケースは、こんな感じでした。
↓↓↓
①頻度は、1日1~2往復程度(朝一の仕事前と、仕事終わりの夜)
②文の長さは、超長文
当時、LINEの文字制限は500文字まででしたが、それでは足りないこともありました。(今は上限が引き上がって、1万文字まで入るそうです)
一度に送れずに、2回に分けて送ることもありました。
2人とも長文でのやりとりをしていたので、当然、頻度は多くありませんでした。
サヤはもともと本を読むのが趣味で、長文を読むのに慣れていました。
僕も本を読むのが好きで、さらにブログ記事を書く練習をしていたので、長文を書くのが苦になりませんでした。
僕は当時から「ポメラ」という名前の、小型のワープロを使って、サヤへの返信を書いていました。(今でもこのブログ記事は、ポメラで書いています)
僕はそれまで、婚活パーティーで出会った色んなタイプの女性に対してメッセージを送る訓練を積んできましたが、サヤほど長い文章のやりとりをする相手は初めてでした。
長文でやりとりを続けて気付いたメリットは、頻繁にメッセージを送らなくても、心理的な距離を近づけられることです。
僕らは、住んでいる距離は離れていましたが、メッセージのやりとりは充実していたので、日を追うごとに、心の距離は近づいていくような感覚がしました。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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