【メールの長さ&頻度のベストは?:私たちシンヤ&サヤの出会った時の体験談⑰】

From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

※サヤと出会ったハロウィンパーティーでの体験談を、シンヤ視点(男性脳視点)で描いたストーリーの続きです。

長文メッセージでサヤと毎日やりとりをするようになったおかげで、また会う約束を取り付けるまでは、そんなに時間がかかりませんでした。

2人だけで会うのは初めてなので、「最初のデートは1食分だけにとどめる」というデート術のセオリーに従って、夕飯だけを一緒に食べて、数時間過ごすという形にしました。

僕の当時の仕事スケジュールは、日曜休み+平日1日休みの週休2日でした。そして、たまに日曜日に仕事が入ることがありました。

サヤは銀行員だったので、土日休みです。スケジュール的に会えるのは、日曜のみでした。

僕はできるだけ早い方が良いと思い、一番近い日曜日を、サヤに提案しました。

その日は僕は仕事でしたが、夕方には終わるので、すぐに新幹線で向かえば、夕食時には品川駅に間に合います。

どっちみち夕飯だけ食べるだけなら、休みの日でも仕事の日でも、あまり変わりません。

 

近さをアピール

さらに、仕事の後に会いに行くことで、

「すぐに会おうと思えば会える」

という印象をサヤに与える狙いもありました。

さっきまで仕事してたけど、一緒にご飯を食べに会いに来た。という状況は、普通に東京に住んでいる者同士と変わりません。

変わるのは、交通費のコストです。

行き帰りの新幹線代が8,000円ぐらいかかりますが、それを気にしなければ、時間的には割と近い感じがしました。

仕事終わりに会いに行くというのは、僕にとっては自分自身に対しても、

「東京に行くことが苦にならないかどうか?面倒だと感じないかどうか?」

を確かめる意味合いがありました。

20代の思い出

僕は新幹線に乗りながら、懐かしい気分になっていました。

実は僕は、20代の頃にアクション俳優を目指していた時期がありました。

その時期は、東京の演技スクールに、週1回のペースで通っていました。

当時の仕事は鉄工場の作業員で、週休1日でした。

その貴重な1日を使って、東京に通う生活を3年間続けました。

その経験を思い返すと、今の週休2日の生活のうちの1日で東京に通うことなど、たいした労力ではありません。

そう感じながら、色々と思いでに浸っていたら、あっという間に品川駅に着きました。

1度目のデートのゴール

僕は、サヤとのデートは完全にマニュアル通りに行いました。

僕はこれまで数年間、婚活必勝本を読んで新しい戦略を学んだらすぐ、婚活パーティーの現場で実践を繰り返してきました。

おかげで、デートマニュアルの動きが、身体に染みついていました。

1度目のデートのメインの目的は、サヤとの心理的な距離を縮めることです。

とはいえ、いきなり大幅ステップを目指しては距離を縮めるのはNGです。

1度目のデートのマニュアルでは、ゴールは「次に会う約束を取り付けること」です。

それ以上を狙ってはいけません。

もちろん、帰ってからLINEメッセージのやりとりでデートの約束を取り付けることもできます。

でも、それだと何往復かしなければならず、あまりスマートではありません。

それに、直接対面で話している時に次のデートの約束を取り付ける方が、成功率が高いと言われています。

これは、ビジネスの世界でも同じです。

クライアントにメールを送って次回のアポを取るよりも、直接会って話している時に、お互いに手帳を見ながら次回のアポを取る方が、ずっと
確実です。

女性を相手にデートしている時は、営業活動と同じなのです。

僕は、食事をしながら、いつ次のデートの約束をしようか?と頭をフル回転させていました。

幸い、僕とサヤはお互いに「パートナーシップを学ぶセミナー」の参加者同士という共通点がありました。

しかも、これまでセミナー内で一度も同席したことがありませんでした。

つまり、2人ともまったく違う日程の、内容の違うセミナーを受けていたのです。

そこで、「お互いに受けたセミナーの内容をシェアする」という名目で、会う約束を取り付けやすい、というメリットがありました。

2度目の約束は、思った以上にスムーズにいきました。

僕はこれまで、婚活パーティーで出会った「日常で何の接点もない、まだ出会って日が浅い女性」との1回目のデートに比べると、ずっとスムーズに進められました。

婚活パーティーの難易度の高さ

今思い返すと、婚活パーティーで出会った女性との1度目のデートは、男性にとってかなり難易度が高いと思います。

あまり共通点がない、お互いの情報もよく知らない、という状況でのデート進行は、かなり大変です。

1度目は何とか切り抜けても、2度目のデートの約束が取り付けられないことはざらです。

また、たとえ2度目のデートの約束をしても、その後のメッセージのやりとり内容次第では、約束をカンタンにキャンセルされてしまったりするからです。

ただ、「厳しい環境で経験値を積んで自分を鍛える場」としては有効だと思います。

僕は、これまでのキツい経験は、サヤとのデートをスムーズに進めるためにあったのでは?

と思い始めました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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