【結婚相談所で知り合った夫婦が、新婚でセックスレスになる理由③】

 Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回の続き)

結婚相談所で知り合った男女が、新婚時期にセックスレスになってしまう理由は、男女の「相手を好きになるスピードの差」にあることが多いです。

結婚相談所の在籍期間は、ルールでセックスが禁止されています。

その後、真剣交際期間を経て、結婚相談所を退会して、書類上で結婚した瞬間に、女性側はいきなり「はい!じゃあ、セックスしましょうか!」とはなりづらいです。

女性は男性に比べて、心と身体の結びつきが強くできています。

気持ちが盛り上がらないと、身体も夫を受け付けるのが難しくなります。

これは、女性の身体の作りがそうなっているので、変えられるものではありません。

(中には、心が十分に相手に向いているにも関わらず、セックスは苦痛で悩む女性もいますが、その話はまた別の機会にします)

夫側はそれを理解した上で、結婚後も徐々に妻との心理的な距離を縮めていく必要があります。

相手に自分の愛を伝える小さな努力を、コツコツ積み重ねていくのです。

「愛を伝えるったって、何をすればいいの?」

と思いますよね?

結婚、もしくは付き合って2年以上経つと、たいていのカップルの間で大きな問題になるのは、「愛の伝え方の違い」です。

そもそも、愛とは何か?

伝え方の前に、ここでの「愛の定義」をハッキリさせておきましょう。

愛というのは、すごく広い意味を持つので、曖昧になりがちです。

夫婦や恋人の間での愛の定義は、「自分が相手から大事にされていると、実感できる状態」のことです。

「この人は、私のことを大切に想ってくれている。それは間違いない」

と確信している状態が、愛を感じられている証拠です。

逆に、

「私はこの人から、大事にされていない。この人にとっては、私のことなど、どうでもいい存在なんだ。」

と感じていたら、それは愛がなくなっている状態です。

よく、「愛は無条件」とか、「愛は一方通行」とか、「愛とは自分から与えるもので、与えられることを期待するものではない」と言われます。

でも、こと夫婦間、恋人間においては、この法則は当てはまらないことが多いです。

「自分は相手から大事にされていない」と感じながら、一方的にこちからから愛を注ぐというのは、かなりムズカしいです。

夫婦や恋人関係が崩れていくパータンは、たいてい「相手が自分を大事にしてくれない」という不満が、お互いに積もり積もった結果、起こるものだからです。

でも本当は、「お互いに大事にしているつもり」だったということが、よくあります。

つまり、「伝え方が間違っているせいで、まったく通じていない」ということになります。

それはまるで、英会話のようなものです。

母国語が違うと、通じない

英語しか話せない外国人に向かって、いくら日本語で「愛してるよ」と言っても、通じません。

表情や声のトーンから、「何か良いこと言っているんだろうな」ということは伝わっても、自分が本来伝えたいメッセージは、相手に届かないのです。

そして、相手も何かを必死に英語で説明してきても、こちらが日本語しかできなければ、理解できません。

これと同じことが、夫婦間、恋人間で毎日起こっているのです。

お互いに愛を伝えている(相手のことを大事にしている)つもりなのに、まったく伝わっていない、お互いに「自分は、ないがしろにされている」と感じているのです。

こんな悲しいことはないですよね。

これが起こるのはすべて、「愛の伝え方の違い」が原因です。

愛の伝え方の違いは、母国語が違う者同士の会話に似ていることから、

「愛を伝える5つの言語」と呼ばれています。

生まれつきの母国語

愛を伝える方法は、大きく5つの型に分類されていて、人それぞれ自分の「母国語」を持っています。

そして、その5種類の母国語のうち、自分がどれを持っているかは、「生まれつきの要素」です。

教育や育った環境には関係ないので、自分や他人がコントロールできるものではありません。親の影響も受けないと言われています。

日本人が白人や黒人になれないように、生まれ持った性質を後から変えようとしてもムリです。

人は生まれた時から、どのタイプの愛の言語を持つかを、定められているわけです。

実際に、僕の2人の娘(現在4才&1才)も、生まれた時からハッキリした愛の言語の違いを示しています。

たとえば、上の娘はまだ言葉が話せない頃から、僕が娘のホッペを触ると、怒って泣きました。

小さな手で、僕の手を払いのけてきたこともあります。

一方で下の娘は、同じ年齢の時にホッペを触ると、ニコニコして声を上げて笑いました。

この2人の異なる性質は、今でもまったく変わりません。

人間はまだ言葉も話せないうちから、「愛の言語の違い」が出てくるのです。

アメリカでは夫婦共通の話題に

この「愛を伝える5つの言語」は、アメリカの心理学者ゲーリー・チャップマン博士が発見した法則です。

カップルの危機を救うメソッドとして、海外のテレビやラジオで放映され、大学でも講義のとして取り入れられているほど有名です。

ビジネス系のセミナーでも、

「皆さんご存じの、愛を伝える5つの言語と同じように、顧客が受け取るメッセージは人それぞれ違うのです。」

というように、例えとして使われるほどです。

そのため、アメリカではホームパーティーで夫婦で集まった時の話題で、
「あなたの夫婦の愛の言語は何と何?」

といった会話になることもあるそうです。

ただ、日本での普及率は低いので、「愛を伝える5つの言語」を知っている人の方が少ないのが現状です。

逆に言えば、これは逆転のチャンスでもあります!

周りの人達から「もう、あきらめた方が良いよ」と言われるような状況でも、逆転できる可能性があるのです。

自分のパートナーの愛の言語を知って、自分が「相手の母国語」で愛を伝えれば、相手は「自分が大事にされている」と感じます。
すると、セックスレスも解消できる可能性が高まります。

これは、結婚相談所で結婚した男女でも、恋愛結婚した男女でも、どちらにも当てはまることです。

 

・・・つづく

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