【世界版のYouTubeチャンネルを始めました②】

From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)

※今年1月1日に、新しく「パートナーシップ研究所の世界版YouTubeチャンネル」を作った話の続きです。

前回の記事では、英語圏の国々の方が、日本に比べて男女の心理学の研究が進んでいることをお伝えしました。

その道の権威と呼ばれる心理学者たちも、ほとんどがアメリカなどの英語圏の出身です。

そして、一般的にも男女の心理学の本やセミナーが浸透している気がします。

これは、オンライン英会話の先生たちと話していると、肌感覚でそう感じます。

僕が読んだ本「愛を伝える5つの方法(※英語版では~5つの「言葉」)」の話題をレッスン中に出すと、

「あっ!その本は前に読んで、今でも夫と一緒に実践してるわよ。私たち夫婦は、私の第一言語は『サービス行為』で、夫は『クオリティータイム』のタイプ。あなたのところは?奥さんとはどの組み合わせ?」

という感じで、当たり前のように返事が返ってきます。

こういう経験が、女性の先生&男性の先生ともに3回連続であって、この本の浸透率にビックリしました。

また、先日は全然違うジャンルのビジネス系の動画セミナーを受けた時も、講師のアメリカ人男性が急に「愛を伝える5つの言語」の話をし始めました。

「私の妻の第一言語は『ギフト』だけど、私の第一言語は『サービス行為』なんです。結婚して最初の2年間は、この違いで毎日ケンカしましたよ。

その後、お互いの第一言語を学び合って、今ではお互いが喜ぶ方法を自然にできるようになりました。

でも、そこまで行くには何年もかかりました。トライ&エラーの繰り返しなのです。

ビジネスも同じです。ビジネスの世界でも、相手の喜ぶ言葉を研究し・・・」

という風に、「愛を伝える5つの言葉」をたとえ話にして、ビジネスを説明する、というプレゼンをしていました。

たとえ話に使うということは、それだけ広く一般に認知されていると知っているからこそだと思います。

少なくともアメリカでは、愛を伝える5つの言葉が、多くの人達の共通言語になっているんだろうな、というのがよく分かりました。

世界版(英語版)の動画を作ってみた感想

今回、英語版の動画を作ってみた感想は、「英語の方が言いやすい」ということです。

これは決して、「英語の方が日本語よりラクにしゃべれる」という意味ではありません。

大人になってから学び始めた第2言語である以上、何年勉強を続けても、さすがに英語が日本語よりもラクに話せるようになる日は来ないでしょう。

そうではなくて、同じ事を言おうと思ったら、英語の方が短い文章でシンプルに再現できるのです。

1つの例としては、「恋愛関係、もしくは夫婦関係にある相手」を一言で表す言葉が、日本語にはありません。

結婚前なら、「恋人」(英語では boyfridend か girlfriend)

結婚後なら、「配偶者」(英語では spouse)

でも、日本語で配偶者という言葉は、なんだか堅い響きがします。友達や同僚との会話で、

「今日、俺、配偶者とケンカしちゃってさぁ」

なんて言いませんよね。

また、多少かしこまったビジネスの場面でも、人事課の人が異動になる社員に、

「今度の異動の件、家に帰ったら配偶者とよく話し合っておいてください。」

という言い回しはあまりしません。

普通は会話では、「奥さん」とか「旦那さん」という言葉が使われます。

配偶者という言葉は、役所の手続きなどでしか使う機会がありません。

もちろん、英語でもカジュアルな会話では wife(妻)とかhusband(夫)と言うことは多いです。

でも、spouse(配偶者)も同じぐらいよく使います。

特に英語圏では、同性同士の結婚が日本よりも一般的なので、wife とか husband のような、性別を感じさせる言葉は使わないシーンが多くあります。

「パートナー」という便利な言葉

さらに、恋人関係と夫婦関係を区別しない partner という言葉が、英語ではよく使われます。

英会話の先生たちも、多くの人達が自分の奥さんや旦那さん、恋人のことを「my partner」と呼ぶのを聞きました。

一方で、日本語でカタカナ語の「パートナー」は、あまり浸透していないような気がします。

言葉としては知られていても、パートナーという言葉は何となく距離感があるというか、ビジネスっぽいというか、あまり恋愛や夫婦関係を感じさせないイメージがします。

私たちシンヤ&サヤは、この「パートナー」という言葉を日本人の間にもっと広く浸透させたいと思っているので、自分たちのブログやYouTubeチャンネルの中で積極的に使っています。

でも、まだまだ一般的ではありません。

 

日本語には「パートナー」の訳語がない

これは、パートナーという言葉が、日本語に訳せないからだと思います。

日本語には、彼氏、彼女、妻、夫を1まとめにして呼ぶ単語がないのです。

これだけでも、話すときにかなり面倒でややこしくなります。

英語なら「あなたのパートナーが・・・」と話せば一言で済むところを、日本語だと、

「あなたの旦那さん、奥さん、もしくは彼氏、彼女が・・・」という風に、すべてを言わなければ、一般の人には伝わらないことがあるのです。

この辺りが、文化の違いを感じて面白いなと感じます。

・・・つづく。

 

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