From サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※木曜日のブログはサヤが担当します。(今週からは木曜日になります)
両親を説得する前に、まずは婚約している彼女と彼、両方ともに必要なことがあります。
それは、「話し合いのゴールを間違えない」ことです。
両親の価値観を受け入れられない場合、どうしてもゴールが「両親の価値観を変えること」になってしまいがちです。
でも残念ながら、両親の価値観はそんな短い期間では変わりません。
何せ25年間もの間、その価値観で娘を愛し育ててきたのです。
それに相手を変えようとすると話し合いはこじれます。
相手を変えようとする分だけ、相手もこちらを変えてくるからです。
逆の立場で考えるとよくわかります。
両親は娘の考え方を変えようとしてきますが、そうすればするだけ反発する気持ちも強くなりますよね。
彼を愛している気持ちだって両親の説得で変わるものではないのです。
それに仮に両親を論破したところで「負けたから結婚を賛成しよう」となるでしょうか?
絶対ならないですよね。
それどころか両親との関係は悪化してしまいます。
でも、よーく考えてみると、一見両者は対立しているように見えて、ゴールは同じなのです。
すなわち、「娘に幸せになってほしい」「自分が幸せになりた(彼女を幸せにしたい)」ということです。
ただ、そのためのプロセスが違うだけです。
話し合いのゴールは、
「彼と一緒にいることが一番の幸せである」
ことを両親にわかってもらうことです。
これは話し合いが長くなればなるほど忘れてしまいがちになります。
彼、彼女ともにゴールを決してぶらさないことが両親を説得するための第一歩です。
さて、彼とゴールの刷り合わせができたら、両親の娘である彼女がやるべきことを見ていきましょう。
①自分が矢面に立つ
反対されているのが「彼」との結婚なので、どうしても対立の図式は彼vs両親になりがちです。
でも、本当の問題は彼ではなく彼女の家族にあります。
親離れ子離れできていないことや、これまで親子で意見が対立したことがなく、話し合いの経験がないことが問題なのです。
実はこの話し合いは、彼女の親離れの決意表明の場だと、私は思います。
私たちシンヤ&サヤの場合も、最初は初対面のシンヤがどんな人なのか探りを入れるべく、両親がシンヤに質問をしていたのですが、後半は結局両親が私に問いつめる形になっていました。
両親からは、
「なぜこの人なのか」
「どうしてこの人じゃなきゃいけないのか」
「なんでこんなリスクのある人がいいのか」
と同じようなことを何度も何度も聞かれました。
彼に対してどれほど本気なのか、愛する両親と対立してまで貫き通すものなのか、試される時間です。
私はもし事業に失敗して離婚したとしても結婚したことに後悔はないし、結婚しなかったら一生後悔すると思っていたので、根気よく答え続けました。
(とはいえ時々冷静ではいられず爆発してましたけどね・・・)
もしこの彼女が、彼と早くに死別したとしても、結婚しなかった方が後悔すると思えるのであれば、やはり両親の矢面に立って自分の意志を伝える必要があると思います。
②常に絶対に彼の味方で居続ける
もし、彼女が両親と彼との間で揺れてしまうと、彼は味方がいなくて1人ぼっちになってしまいます。
そうなったら簡単に心が折れてしまうでしょう。
彼は見ず知らずの相手にいきなり糾弾されに行くのです。
彼女以上にストレスが大きいはずです。
私たちが両親と話し合いに行った時も、シンヤは相当緊張したと言っていました。
でもなんとか乗り越えられたのは、自分が話しているときに私が常に手を握ってくれて、応援してくれているのが伝わってきたから。それがなかったら心折れていたかもしれない、と言っていました。
逆に話し合いの中で彼の味方でいられないと思ったら、仮に結婚しても上手く行かない確率は高いでしょう。
一番大事な場面でパートナーの味方でいられないのに結婚するのは互いにとって致命的です。
結婚しても、何か上手く行かなくなるたびに彼の嫌な面が見えてしまうか、両親に頼りたくなってしまうでしょう。
でも逆に結婚前にピンチを二人で乗り越えることができれば、今後の大きな財産になります。
・・・つづく。
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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