From サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※木曜日のブログはサヤが担当します。
前回は両親が結婚を反対したときの話し合いで、彼女側のやるとよいことについてお話ししました。
結婚への反対は、彼vs両親のように見えて、実は彼女vs両親の構図なのです。
彼の力を借りることはあっても、親子の自立の課題は自分で乗り越えないといけません。
20年以上分の繰り越した課題なのでしんどいですがね・・・
でもこれを乗り越えられると、いい意味で両親とも大人の対等な関係になれると思います。
では、今回一番しんどい立場の彼がどうすべきかを一緒に見ていきましょう。
彼側が絶対にやってはいけないこと
初めてあった彼女の両親からきついことを言われて
「初対面の人になんでこんなこと言われなきゃいけないんだ・・・」
という気持ちにもなるでしょう。
うちの場合は父親のシンヤへの最初の一言は、
「あなたが娘を幸せにできるとは思えない」
でした。
きつ~い言葉ですよね・・・
でも実はこの言葉、逆にとらえるとこうとも言えるのです。
「娘を幸せにできる男であれば結婚を認める」
と。
このケースで言えば、「完璧な健康体にならなくても、彼女を幸せにできる男と認められれば、結婚を説得する道はある」ということです。
反対に一番やってはいけないのは「両親を論破すること」です。
「遺伝子で結婚相手を決めるなんて差別だ!」
とか
「遺伝子検査がそもそも根拠に欠ける」
とか
「病気にならなくても、事故で死ぬ確率がどうのこうの~」
とか。
言いたいことはわかります。
ディスカッションの勝負ならそれでいいですが、今回は議論に勝つことが目的ではありません。
むしろ議論には負けてもいいのです。
彼女の両親が見ているのはあなたの○○
シンヤが当時両親の説得で心がけていたと言っていたのは、どんなにツラいことを言われても、まずは
「そうですね」
と言うことでした。
それだけで話し合いに角が立ちづらくなるのです。
言うのは簡単ですが、やるのは難しいですよね。私も自信ないです。
だから横で見ていてすごいなと惚れ直しました(笑)
シンヤがなぜそれができたのか。
それは、私の両親へ何度目かの話し合いをするためにシンヤが一人新幹線に乗った時のことでした。
シンヤが新幹線の席へ歩いていると、偶然ある方にお会いしました。
マジシャンのふじいあきらさんです。
あの口からトランプが出ることでおなじみのプロマジシャンです。
シンヤはマジシャンでもあるのですが、ふじいさんのマジックセミナーを受けたことがあり、顔見知りの関係でした。
シンヤがふじいさんに挨拶すると、
「あれ?シンヤくん、なんでスーツなの?」
と聞かれました。シンヤは私の両親のプレゼンのために毎回スーツを着ていたのです。
そこで婚約者の両親に結婚を反対されていること、これから何度目かのプレゼンに行くがとても緊張していることを伝えると、ふじいさんは素晴らしいアドバイスをくれました。
(ふじいさんもマジシャンという安定しない職業で結婚したため、同じように結婚を反対されたことがあるようでした。)
ふじいさんが言ってくださったのは
「彼女の両親が見ているのは、シンヤくんがいかにいいプレゼンをするかじゃないと思う。
シンヤくんがつらい状況に置かれたときにどんな態度を見せるのか、
嫌なことを言われてもふてくされないか、
その態度を見て、娘にふさわしいかどうか見極めているんじゃないだろうか」
・・・し、しびれますよね!
これを言われてシンヤは「私の両親に何を言われても反論しない」と心に決めたそうです。
その姿勢を見せよう、と思ったそうです。
もし仮に持論を展開して両親を論破したらどうなっていたでしょうか。
きっとこの先ピンチがあれば娘のことも論破して追いつめる男だと思われるでしょう。
でも、両親の話にも耳身を傾けながら、それでも娘さんと結婚したいこと、自分にできる精一杯のこととを伝えたら、心動かない人はそうそういいないと思います。
もし仮にここで両親を説得できなかったとしても、精一杯のことはできたと胸を張れるでしょう。
それで彼女とどうするかは、両親ではなく彼女との問題になります。
ここまで「大変そうだな」と思う話が続いてしまいましたが、次回はこの課題を乗り越えた先にある未来についてお伝えしたいと思います。
・・・つづく。
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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