【結婚滅亡⑨コミュニティーの範囲を広げる】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

※火曜日のブログはシンヤが担当します

(→前回の続き)

※今、僕がハマって読んでいる本「結婚滅亡」のレビューの続きです。

前回の記事では、著者の荒川先生が提唱する「接続するコミュニティー」の例として、僕のこれまでの体験をお伝えしました。

接続するコミュニティーを探す、作る時には、できるだけ地域を広げたり、会社と関係ないグループを探して、「自分の日常生活の圏外の人たち」とつながることがオススメです。

もし、会社の同僚同士でサッカーチームを作った場合、自分が退職したらそのチームにはいづらくなるかもしれません。

また、もし所属し続けられたとしても、内輪話で盛り上がっている同僚たちの中で、自分だけ疎外感を感じるかもしれません。

接続するコミュニティーは、地域、会社、家族といった「所属するコミュニティー」の外側に築いてこそ、威力を発揮します。

そして僕は今、さらにこのコミュニティーの範囲を広げています。

国境を超えたコミュニティー

僕は今、オンライン英会話のレッスンを毎日受けています。

英会話レッスンと聞くと、テキストなどを使って英単語や文法の勉強をするイメージが強いかもしれません。

もちろん、そっちの方が一般的だと思うのですが、僕の場合は毎回「フリートーク」を選んで、相手の先生のキャラや持っている知識、会話の流れに合わせて自由なトピックで話しています。

オンライン英会話で色んな国の人たちと話すと、視野がグングン広がっていくのが分かります。

たとえば、大きな話題で言うと、コロナ禍での日本人の反応と、西洋の人たちの反応がまったく違ったり。

日本人はもともとマスクをする文化なので、街中でマスクをする人の数は海外に比べて圧倒的に多いです。

さらに日本人は政府の方針を守ろうとする傾向が強いので、ロックダウンなどの強行策がなくても、外出する人が減り、県をまたいだ移動も控えている人が多い印象でした。

でも、海外(特にアメリカやイギリス)では、個人の自由を重視します。

もともとマスクをする文化ではないので、コロナ禍でマスクの着用を拒否する人が多いと聞きました。

また政府から「外出するな」と言われても、守る人が少ないので、無理矢理ロックダウンして、破った人は逮捕する必要があったようです。

コンサートなどのイベントも、日本では最近やっと開かれ始めた印象がありますが、海外ではもっとずっと早くから普通に行われるようになっていたようです。

そのため、「経済の回復」という点で言えば、西洋の国々の方が早かった印象があります。

どちらが良い?悪いの問題ではなく、こういう考え方の違いを知っているのと知らないのとでは、心の余裕に差が出る気がするのです。

日本のように「所属するコミュニティー」が主流だと、コミュニティーのルールに従わない人間を激しく批判するのが普通になってしまうことがあります。

「マスク警察」という言葉が生まれたように、コミュニティーのマナーを守らない者には危害を加えても良い、という危険な正義感が発動してしまいがちです。

日本のニュース記事などでも「海外と日本のコロナに対する反応の違い」について書いてありますが、実際に西洋の人たちと直に話すと、入ってくる情報量やリアル感が雲泥の差です。

今のはあくまで一例で、他にも色んなトピックで日本文化と海外の文化の違いを実感することが多いです。

また、僕の趣味であるカメラや武道、ゲームの話もできる外国人の先生も、何人かいます。

世界中に住んでいる外国人の先生たちと話していると、自分の「接続するコミュニティー」がどんどん広がっていくのを感じます。

パートナーとの出会いも、接続するコミュニティーで

さらに、パートナーとの出会いも、所属するコミュニティーの外側で起こることがあります。

自分が所属するコミュニティーの外側でパートナーを見付けることで、人生を変えるきっかけになるかもしれません。

僕自身も過去にお付き合いした女性との出会いを振り返ってみると、

①同じお店で働くスタッフ女性(所属のコミュニティー:会社)×2回

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②HIPHOPダンスのコミュニティーで知り合った女性(接続するコミュニティー:趣味)×1回

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③日本に住む外国人の友達(男性)の紹介で知り合った日本人女性(接続するコミュニティー:趣味)×1回

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④婚活パーティーで出会った女性(コミュニティー自体を介さない出会い)×数回

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⑤自分がたまに行っていたお店の店員さん(コミュニティーを介さない出会い)×1回

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⑥職場で知り合った女性(所属するコミュニティー)×1回

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⑦パートナーシップの心理学を勉強している人同士の集まり(接続するコミュニティー)×1回

という流れです。

所属するコミュニティー(仕事)での出会いの比率は、本当に少ないです。

また、最終的に結婚まで行ったのは、③と⑦なので、結果だけ見ると接続するコミュニティーでの成功率が100%です。(③は数ヶ月で別れてしまったので、成功とは呼べませんが)

そして、⑦で最終的に、今の妻のサヤと出会いました。

サヤと僕には、所属するコミュニティー視点からはほとんど共通点がありません。

・出会った時には、僕が静岡でサヤが東京在住

・学歴は、僕が高卒で、サヤが大卒。仕事もサヤの方が大企業。

・年齢も11才離れているので、世代や価値観が違う。

という感じです。

そのため、サヤと結婚するために、僕は自分の所属するコミュニティーをすべて手放しました。

・8年間勤めていた会社をやめて独立。

・生まれ育った地域と家族から離れて、東京に移住。

2つを同時に行ったことで、僕は過去の自分と関係ない生活をゼロから始めました。

ものすごい大きな環境の変化でしたが、そこまで大きなストレスなく適応できたのは、それまでの人生で「接続するコミュニティー」を重視していたからだと思います。

自分のことを知らない、まったく新しい人たちとゼロからつながる力を身に付けていたからこそ、サヤとの結婚の決断と独立、移住の決断ができたとい、自分では思っています。

以上、僕自身の「接続するコミュニティー」の体験談をシェアしてきました。

これからの時代は、間違いなくこれまでの「所属するコミュニティー(会社、地域、結婚)」の求心力が弱まっていきます。

そうなった時に、自分の幸せを確保できるかどうか?今から考えても決して早すぎないと思います。

接続するコミュニティーにつながる力があれば、もはや「独身だから寂しい」とか、「既婚だから安泰」だとかいう、表面的な考えからは解放されます。

もっと詳しく知りたい場合は、ぜひ名著「結婚滅亡」を読んでみてください。

きっと、世の中全体の自分の見方が変わるはずです。

(完)

 

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