【離婚を考える前に、ほとんどの人が見落としている視点】

 Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

夫婦関係が苦しくなってくると、

「もう離婚した方がいいのかな」

という言葉が、頭の中に浮かぶことがあります。

何度話し合っても変わらない。

相手に期待しては、また傷つく。

家の中にいるのに、心が休まらない。

そんな状態が続くと、

「この人と一緒にいる意味って何だろう」

と思ってしまうのは、とても自然なことだと思います。

だから、離婚を考えること自体が悪いわけではありません。

むしろ、それだけ追い詰められてきたということでもあります。

ただ、僕が夫婦関係の相談を受けていて感じるのは、

離婚するかどうかを考える前に、

多くの人が見落としている視点があるということです。

見落とされやすいのは、相手への気持ちではなく今の自分の状態

離婚を考え始めた時、多くの人はまず、

「私はまだこの人のことを好きなのか」

「もう愛情は残っていないのか」

「この人と一緒にいる未来を想像できるのか」

ということを考えます。

もちろん、それも大切です。

でも、それ以上に見落とされやすいのが、

今の自分が、ちゃんと判断できる状態にあるのかという視点です。

睡眠が足りていない。

ずっと我慢している。

相手の言葉に毎回反応してしまう。

過去の出来事を思い出して、怒りや悲しみが止まらない。

そんな状態の時、人は冷静に未来を選んでいるようで、実は今の苦しさから逃げるための答えを探していることがあります。

これは、離婚が悪いという意味ではありません。

離婚が必要なケースもあります。

安全が脅かされている場合や、心身が限界を超えている場合には、距離を取ることが最優先になることもあります。

ただ、今すぐ結論を出す前に、

「私は本当に未来を選ぼうとしているのか」

それとも、

「今の苦しさを終わらせたいだけなのか」

ここを一度分けて考えることが大切です。

離婚したいのではなく、この関係の形を終わらせたい場合がある

相談を受けていると、

「離婚したいです」

と言っていた方が、話を整理していくうちに、

「本当は離婚したいというより、このままの関係を続けたくないんです」

と気づくことがあります。

これは、かなり大きな違いです。

相手そのものを手放したいのか。

今の会話のパターンを終わらせたいのか。

無視される関係を終わらせたいのか。

一方的に我慢する関係を終わらせたいのか。

責め合いになる話し合いを終わらせたいのか。

同じ「もう無理」という言葉でも、その中身は人によって違います。

僕自身も、妻のサヤと一緒に活動していて感じるのは、夫婦関係の問題は、どちらか一人の性格だけで起きているように見えて、実際には二人の間にあるパターンで起きていることが多いということです。

たとえば、

妻が不安を伝える。

夫が責められたように感じて黙る。

妻は無視されたように感じて、さらに強く言う。

夫はますます距離を取る。

こういう流れが何度も繰り返されると、二人とも傷ついているのに、二人とも相手を傷つけているような状態になります。

そして最後には、

「この人とは分かり合えない」

という結論になってしまう。

でも本当は、

人間性が合わないのではなく、

会話の流れが壊れているだけかもしれません。

ここを見落としたまま離婚だけを考えると、

「本当は変えられたかもしれない関係の形」

まで、相手ごと全部捨てることになってしまう場合があります。

相手が変わるかどうかだけで判断すると苦しくなる

夫婦関係がしんどい時、多くの人は、

「相手が変わってくれるなら続けられる」

「相手が変わらないなら離婚しかない」

という二択で考えます。

これも、気持ちはよく分かります。

傷つけられた側からすれば、

「まず相手が変わるべきでしょ」

と思うのは当然です。

ただ、この考え方だけだと、自分の人生のハンドルを全部相手に渡すことになります。

相手が謝ってくれたら安心できる。

相手が優しくしてくれたら続けられる。

相手が変わらなければ、自分はずっと苦しい。

これでは、相手の態度次第で自分の心がずっと振り回され続けます。

だから離婚を考える前に必要なのは、

「相手が変わるかどうか」

だけではなく、

「自分はこの関係の中で、どういう自分でいたいのか」

を考えることです。

言いたいことを飲み込み続ける自分でいたいのか。

怒りでしか伝えられない自分でいたいのか。

本当は寂しいのに、強がって平気なふりをする自分でいたいのか。

それとも、

自分の気持ちを大切にしながら、相手とも向き合える自分でいたいのか。

離婚するかどうかの前に、自分の中心を取り戻すこと。

これは、再構築を選ぶ場合にも、離婚を選ぶ場合にも、とても大切な土台になります。

決める前に、まず関係の構造を見てみる

離婚は、人生の中でも大きな決断です。

だからこそ、

「するべき」

「しないべき」

と簡単に言えるものではありません。

ただ、ひとつ言えるのは、

感情が限界まで高ぶった状態で出した結論は、あとから苦しくなることがあるということです。

大切なのは、今の夫婦関係で何が起きているのかを、少し距離を取って見ることです。

どちらが悪いのか。

どちらが正しいのか。

どちらが先に謝るべきなのか。

そこだけで見ていると、関係はどんどん苦しくなります。

でも、

どんな時にすれ違いが起きるのか。

どんな言葉で相手が防衛的になるのか。

どんな沈黙が相手を不安にさせるのか。

どんな我慢が怒りに変わっているのか。

そうやって構造として見ていくと、

「この関係はもう終わりだ」

と思っていたものの中に、まだ整理できる部分が見えてくることがあります。

もちろん、それでも離婚という選択になることはあります。

でもその場合でも、

「勢いで終わらせた離婚」

ではなく、

「自分の人生を大切にするために選んだ離婚」

になります。

この違いは、とても大きいです。

離婚を考えるほど苦しい時こそ、すぐに答えを出す前に、

今の自分の状態。

終わらせたいものの正体。

相手任せになっている判断。

そして、二人の間にある関係の構造。

ここを一度見てみてください。

離婚するかどうかを決めるのは、その後でも遅くありません。

あなたが本当に選ぶべきなのは、

相手と一緒にいることでも、

相手と別れることでもなく、

「自分を置き去りにしない人生」です。

P.S.
夫婦関係がギクシャクした時には、自分ひとりで解決しようとして、孤独を感じてしまいがちです。
そんな時には、第三者の力を借りることも良い選択肢です。
あなたの夫婦関係に何が起きているのかを、男女両方の視点から客観的に分析し、解決策を一緒に探っていく「シンヤ&サヤの結婚生活再構築コンサルティング(オンライン)」を活用してみてください。↓↓↓

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