【2人目の子どもが生まれる直前の夫側の心境①】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

※火曜日のブログは夫シンヤが担当します

先日、サヤがブログお休みのお知らせ記事を書きました。

2人目を妊娠中で、もうすぐ生まれる予定です。

カウントダウンが始まった状況で、夫側の心境を正直に書いてみたいと思います。

まず、僕は1人目の娘が生まれた2年前に、めちゃくちゃビビっていました。

何にビビっていたかというと、大きく2つあります。

①産後クライシス(育児や家事分担でモメる最初の3年間が、最も離婚率が上がる)

②自分が父親になるなど、信じられない不安(こんなんでいいのか?俺・・・という気持ち)

どう考えても、メリットよりデメリットの方が、喜びより不安の方が多かった、というのが正直なところです。

ちなみに、娘が生まれてからもずっと①と②は僕について回っていましたが、①に関しては、新婚当初に家事分担や家事のやり方でモメてケンカしまくっていた経験が、役立ちしました。

新婚時期はあまりにケンカが多くて、毎月パートナーシップの専門家にマリッジカウンセリングを受けていました。

その時期にカウンセリングを通して見えてきたお互いのこだわりポイントを尊重しつつ、「言いたいことはちゃんと言う。ガマンしない」というコミュニケーションを繰り返してきたのが、役立ちました。

もちろん、娘が生まれてからもケンカはありましたが、予想していたほど悪くはない、離婚につながるほど大きな衝突はない、という感じです。

「案ずるより産むが易し」という言葉は、産後クライシスにも当てはまる気がします。(逆に、過剰に警戒していたのが良かったのかもしれません。)

子どもが自分を親にしてくれる

②に関しては、違和感がずっとありました。

自分がパパとか呼ばれるのがすごく不自然で、病院の看護師さんに「パパはこちらへ」と言われた時には、人ごとだと感じて脳が反応できませんでした。

お宮参りの時にも、神主さんに「お父様はこちらへ」と言われて、自分のことだと認識できませんでした。

それから半年、1年と経つに従って、だんだん慣れてきました。

一番実感がわいたのは、娘が言葉を発するようになって「パパ」と呼ばれてからです。

ちなみに娘は僕のことを、家の中では「パパ」と呼び、公園では「ダッド」と呼びます。

外と内で呼び方を使い分けているようです。

これは狙ったわけではありません。

僕はどちらの言い回しも教えようとして、自分を指さしながら「パパ」「ダッド」と交互に娘に言わせていたら、なぜか外ではダッドと呼ばれ、家ではパパと呼ばれるようになりました。

さらに保育園のお迎えに行くときにも、保育士さんたちから「ふづきちゃんパパ」と呼ばれるので、「自分はパパである」という自覚が強固になっていきました。

第二子の時の心境

そんな経験を経て、第二子の出産を間近に控えた今、僕は何を感じているのか?と言うと・・・

①産後クライシス

②自分が二児の父親になれるのか?という不安

③サヤが無事に出産できるか?という恐怖

です。

第一子の時と、何も変わっていません!

それどころか、③が増えています。

そうなんです。

自分でも不思議なのですが、不安は変わらないどころか、増えています。
でも、これが今の僕の本音なので、そのまま書きます。

周りとのギャップ

周りの人たちからは、「おめでたい」「よかったね」というリアクションがある反面、当の自分は恐怖に怯えている、というのが本音です。

一人目の育児を経験しているからこそ、「あと1人増えたら、自分たちの生活はどうなってしまうんだろう?」という恐怖が、よりリアルに感じられます。

家事や育児のタスク量の負担で言えば、1+1=2ではなく、1+1=5にも6にも感じられるのです。(現時点で想像した時の感覚)

プロレスのタッグマッチなら、この計算式はポジティブな意味になります。

でも、育児の世界ではネガティブな意味に捉えられるでしょう。

1人目でも育てるのにアップアップなのに、2人目がやって来たら・・・しかも1人目が赤ちゃん返りしたら・・・と想像するだけで、負担が大きすぎると感じるのです。

リセットボタン

やっと娘が歩けるようになって、言葉を覚え始めて、コミュニケーションが取れるようになってきたと思ったら、またここでリセットボタンを押すことになります。

「2人目はムリ!1人で十分!」

という夫婦の気持ちが、痛いほど分かります。

本当の産後クライシスは、2人目を産んだ以降にやって来るのでは?という恐怖があるのです。

さらに、新しく加わった③は、サヤが一人目を産んだ時に出血多量で救急搬送された時のトラウマとリンクしています。

僕はあの時、本当に神様に祈ることしかできませんでした。

コロナ禍で立ち会いも許されず、病院の先生から深刻な声のトーンで、「今から奥様が救急搬送されます」という状況を伝えられた時には、ショックでヒザから崩れ落ちました。

サヤを失うかもしれない恐怖と悲しみで、涙がボロボロあふれてきました。

この体験が加わったことで、2人目の出産にはさらなる恐怖が僕の心に上乗せされています。

と、ネガティブな感情を書き綴ってしまいましたが、では僕たち夫婦がなぜ、2人目を作ろうと思ったのか?

そこを次回、お伝えします。

・・・つづく

 

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