【オタクのふりをして年収800万円の男性をゲットした女性の末路③】

From サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

※木曜日のブログはサヤが担当します。

「なんで俺と結婚したの?」…オタクを装い、年収800万ハイスぺ男性を手にした女性の絶望的な末路」(現代ビジネス:山本昌義さん)の記事から考える、どうすれば離婚の危機を防げるのか?の続きです。

今回は離婚を避けるためにできることについて、智也さん側で考えてみましょう。

智也さんは家事育児にも協力的で、収入も高く、恵美さんの要望にもできるだけ応えていて、かなりできる人ですよね。

ただ努力のしすぎでかなり疲弊してしまっているに違いありません。

智也さんの唯一残念な点があるとすれば、恵美さんに対しすべての「愛の言語」をがんばりすぎてしまっていて、逆に恵美さんに愛が伝わっていないことです。

そしてどうすれば智也さんが愛を感じるのかを自覚していなかったことです。

男性は「愛される」よりも「愛する」が強い性なので、自分がどうしたら愛を感じるのか?が無自覚な方が多いです。

でも男性にも「愛情タンク」があるので、愛情が供給されずに枯渇すると、「もう一緒に君といられない!」となってしまいます。

被害者意識は一旦横に置いて

がんばっている側はどうしても「こんなにやっているのに!」という気持ちが出てしまいがちです。

それを押さえ込む必要はないのですが、そのまま相手にぶつけてしまうと結局欲しいものを得られない結果になりがちですよね。

そんなときこそ「愛の言語」が役に立ちます。

ちなみにとてもとても心苦しいのですが、先に恵美さんの愛の言語を満たすための方法が出てきます。

どうしても先に自分を見たそうとすると、うまくいかないことが多いからです・・・恵美さんがそうしてしまって離婚したのと同じように。

智也さんはすでにこんなにがんばっているのにまだがんばらせるのか!と言われそうですが、少しでも恵美さんとやり直す気持ちがあるという前提で書いてみます。

具体的に智也さんができることをまとめるとこんな感じです。

①すでにやっていることを「クオリティタイム」に絡める

実はクオリティタイムの人に対して、新たにたくさんの時間を取る必要はありません。

クオリティタイムの人の欲求の中に「相手と体験を共有したい」という気持ちがあります。

なので日常で起きていることの中からできそうなことを、恵美さんに共有するのがいいと思います。

例えば・・・

・今読んでいるマンガについて、面白いポイントを話してみる

・マンガがアニメ化されているのなら、一緒にテレビで見てみる

・マンガが映画化されているのであればデートで見に行く

・夕飯に恵美さんの一日のできごとを10分聞き、その後自分も仕事であったことを話す

・料理や皿洗いなどの家事を一緒にやる

ここに書いたこと全部を毎回やる必要はないです。

とにかく今ある限られた時間の中で工夫するのがポイントです。

それができれば、デートの時間を増やすことなく恵美さんも「智也さんと一緒にいる感」が味わえ、智也さんも少しラクになるのではないでしょうか?

②デートの回数を増やすのではなく、内容を濃くする

恵美さんからデートの回数隔週から毎週に増やして欲しいと言われた、ということは2つの理由が考えられます。

1つは、デートがとても楽しいのでもっと行きたいから!

というものです。

でももしデートが楽しく自分の愛が満たされているのであれば、相手の愛も満たしたいと思うはずです。

つまり、パートナーが一人でマンガを読む時間も尊重してあげられるはずなのです。

それができないということは、

実はたくさんデートはしているけど、恵美さんは全く愛が満たされていない可能性が高いです。

デート、と一口で言っても、何がデートなのか、どういう時間を過ごせば満足なのかは人によって異なります。

一度恵美さんにリサーチする必要がありそうです。

自然のある場所で同じ美しい景色を静かに眺めるのが好きなのか?

美味しいものを食べるのが好きなのか?

何か一緒に体験するのが好きなのか?

ドライブの時に話をするのが好きなのか?

これがわかればムリに時間とお金をデートに注ぎ込む必要がなくなります。

そして毎回「そこだけは外さないデート」を提案すれば、恵美さんの愛が満たされ、智也さんを必要以上に縛らなくなるでしょう。

もしあなたにクオリティタイムのパートナーがいるなら、クオリティタイムの人が満足するデートをしたら、「もっと!もっと!!」と言われるのでは?と心配になったかもしれません。

でも実際は逆です。

クオリティタイムの人は、時間を取ってくれなくなればなるほど、相手との時間を求めます。奪いに来ます。それはもう、喉が渇いて枯渇するかのようにです(過去の自分がそうだったなぁと思うので笑)

2人なのに独りぼっちに感じる、これがクオリティタイムの人にとって一番きついです。

でも、気持ちが満たされればそれほど相手との時間を多く必要としません。時間の長さよりも、濃さが大事なのです。

③自分の愛の言語を探って恵美さんに伝える

最後に、満たされた恵美さんになら、智也さんの愛の言語を伝えても受け止めてもらえるでしょう。

まずは自分が恵美さんが何をしてくれた時が嬉しくて、何をしてくれない時に不満を感じるのかを探ってみます。

たとえば一口に家事と言っても、どの部分なのかで愛の言語は異なります。

家事をしてくれた(あるいはしてくれなかった)ことで感謝したり腹を立てたりしているなら、あ愛の言語は「サービス行為」です。

その場合は、具体的にどの家事をどのようにしてくれたら愛を感じるのか?を探っていきます。

あるいは自分の心を探ってみたら、「家事そのもの」ではなく、「家事をしたのに感謝がない」ことに怒っているのかもしれません。

その場合は「ポジティブな言葉」が愛の言語かもしれません。

ただどちらにしても、恵美さんに伝える時に「なぜ君は家事をやらないんだ!」だと伝わりません。

料理をして欲しいなら、「君の作ったハンバーグがとても好きだから食べたいんだ」と言った方が伝わります。

感謝の言葉が欲しいのであれば、「皿洗い実は苦手だから僕がやったら一言『ありがとう』とねぎらってくれると嬉しい」と言った方が伝わります。

あるいは、2人ともサービス行為が愛の言語ではないと思ったら、家事は代行に任せて、その時間をデートや漫画を読むのに使う、という手もあります。

こうしてみると、自分や相手の愛の言語によって、打つ手全然変わってきますね。

智也さんタイプの人は自分がもっと楽をするためにも愛の言語を学んでおくと良いと思います。

どちらにしても、パートナーの愛情が最近足りないと思うときは、「愛の言語」が掛け違えていることが多いです。

恵美さん、智也さんも、最初はささいなすれ違いだったと思います。

そのときに気づいて歩み寄ることができれば、未来も違っていたかもしれませんね。

私は恵美さんと同じクオリティタイムの人なので、恵美さんのことを他人事と思わず、相手の時間を大事にできるよう気をつけていきたいと思います。

 

※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。

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