【不倫する男性は、なぜ妻と離婚しないのか?①男性脳と女性脳の違い】

From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

最近、質問サイトで、女性のこんな投稿がありました。

↓↓↓

今、付き合って不倫している既婚の彼に、

「もし、あなたが今の奥さんよりも、先に私と出会っていたら、私と結婚してた?」

と聞いたら、彼の答えは「NO」だった。

これに対してどう思いますか?

という内容の投稿です。

この投稿は、男女の脳の違いを分かりやすく表していると思います。

不倫している男性は妻と別れる確率は、ゼロとは言いませんが、かなり低いでしょう。

おそらく、この質問者の女性の彼の答えには、多くの男性が内心(だよね~)と納得すると思います。

(もちろん、声に出して、そうだ!とは言いづらいと思いますが)

この内容を分析することで、男性脳と女性脳では根本的に「目的」が違うことが見えてくるので、詳しく見ていきましょう。

良い or 悪いは関係ない

まず最初にお伝えしておくと、私たちシンヤ&サヤは、不倫に対して何か個人的な意見や道徳観を言うつもりはありません。

一般的に不倫は、道徳的に見ればNGということは、誰の目にも明らかだと思います。

パートナーに不倫された場合、心が深く傷ついて、その後は誰も人を信用できなくなることもあります。

ただ、第三者である私たちは、良い悪いの正義感で裁くのではなく、「なぜ、そうなるのか?」「そこには、どんな心理メカニズムが働いているのか?」を分析することに意味があると思っています。

原因が分かれば自分やパートナーの不倫を防げるかもしれません。

すでに不倫関係にある人にとっては、原因が分からずに不倫にハマるのと、原因が分かった上で不倫するかどうか?の選択権を持つのとでは、また違う結果になると思います。

今回の分析は、「人はなぜ不倫をするのか?」ではなく、「不倫する男性は、なぜ妻と別れないのか?」だけに論点を絞って見ていきたいと思います。

女性の脳

まず、女性脳から見ていきましょう。

女性の脳が恋に落ちた場合、本能的に「好きになった男性の子供を生みなさい」という指令が下ります。

日本では、出産と結婚は強くリンクしています。

結婚していない状態で子供を生むのは、社会的にも経済的にもハードルが高いと感じる女性の方が多いでしょう。

つまり、女性脳にとっては、「恋に落ちる=結婚する」という図式が埋め込まれているのです。

これは生物学的な本能と、子供の頃からの教育の影響の、両方が関係していると思います。

(ここでは、シングルマザーが良い or 悪いの議論は横に置いておきます)

女性脳は、自分の好きになった男性が独身だろうと既婚者だろうと、「この人と結婚して、子供を産み育てたい」と本能的に感じるようにできています。

もちろん、理性でその感情を打ち消したり、例外的にそう感じない女性も一定数はいると思いますが、あくまで一般的な傾向としては、そういう風に脳にプログラミングされています。

男性の脳

一方で、男性脳は違います。

男性はそもそも、「分業制」です。

大昔から狩りをして獲物を捕らえていた男性たちは、「自分の持ち場を死守して、他人の持ち場には踏み込まない」という鉄の掟がありました。
チームで大きなマンモスを倒そうとしているのに、もし1人が自分の持ち場を勝手に離れて他の人の持ち場に踏み込んだら、統率が取れなくなってしまいます。

そして、チーム全体が命の危険にさらされてしまうのです。

だから、男性脳はとにかく「自分の持ち場に集中して、他のポジションには口出ししない」という作りになっています。

男性がよく家に帰っても家事をやらないのは、それが理由の1つです。

「自分の持ち場は仕事でお金を稼ぐこと」という認識があるので、家事には手を出さないのです。

わざとイジワルして手伝わないのではなく、そもそも「頼まれていないのに手伝うという発想」がないのです。

また、頼まれた場合でも、渋ることが多いのは、自分の持ち場を離れた家では、自動的に脳のスイッチがオフになるからです。

こんな風に、男性脳は本能的にビシッ!と役割が分けられています。

妻向きの女性&不倫向きの女性

この男性特有の役割分担の本能が、不倫する時にも発動するのです。

よく「恋愛と結婚は別物」と言われますが、これは役割分担の発想です。
男性にとっては、「恋愛向きの女性」と「結婚向きの女性」では、それぞれタイプがまったく違います。

恋愛向きの女性と結婚したいと思う男性は、実は多くありません。

よくある女性の悩みで「長年付き合っている彼がなかなかプロポーズしてくれない」というものがあります。

その理由は、彼が内心「今の彼女は結婚向きではないのでは?」と不安になっている証拠かもしれません。

男性は女性を本能的に「役割分担で使い分けている」とも言えるのです。
もちろん、女性もいざ結婚!となったら、急に現実的になって年収や学歴などのステータスで相手を選ぶ面があると思います。

ただ、男性ほど割り切って感情を無視できる人は多くないと思います。

何となく見えてきましたでしょうか?

そうです!

彼にとって不倫相手の女性は「不倫担当として適任の女性」なのです。

自分の中でビシッと役割分担と線引きをしているのに、不倫担当の女性が、「異動願い」を出して、妻のポジションに来ようとするのは困るのです。

今回の相談女性は、彼に対して遠回しに「異動願い」を出して、彼はそれに対して「異動の可能性はないですよ。」と釘を刺したと思われます。

では「不倫担当女性」と、「妻担当女性」との違いはどこにあるのでしょうか?

次回はそこを深掘りして見ていきましょう。

・・・つづく

 

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