【「結婚生活」と「海外移住」の共通点:6つのアドバイス⑥】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

※火曜日のブログは夫シンヤが担当します

(→前回の続き)

※国際結婚をしているイーツさん夫妻のYouTube動画を見た感想のシェアの続きです。

5つ目の戦略は、

⑤日本に対して自分の期待を押しつけない

ということでした。

「日本はこうあるべきだ!」

「日本はこんな国ではないはずだ!」

といった自分の中の期待を、日本に押しつけない。

ありのままの国、ありのままの日本人を受けれる。

その方が、自分がラクになる。

とおっしゃっていました。

そしてこれは、まさにパートナーシップにも言えることです。

僕たちはパートナーに対して、ついつい自分の期待を押しつけてしまいがちです。

「妻なんだから、○○してれくて当然なのに・・・」

「夫だったら、○○してくれてるのが当たり前でしょ?」

といった期待を、無意識レベルで抱いてしまいます。

さらに、その無意識レベルの期待を「常識」という言葉で正当化したくなる衝動に駆られます。

そしてその期待は、自分の「愛の言語」に大きく影響されます。

愛の言語別:相手に期待してしまうことの例

たとえば、愛の言語が「手助け&サポート」の人は、パートナーに対してこんな期待をしがちです。

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①「結婚してるんだから、お互いに家事は分担するのは当たり前。それが常識。私が共働きだろうと、専業主婦だろうと、夫は仕事だけしてればOKなんて、あり得ない。」

対して、愛の言語が「ホメと感謝」の人は、こう考えます。

↓↓↓

②「結婚生活は、お互いに良いところを見付けて、ホメ合ったり感謝し合うのが当たり前だ。仕事して家に帰ったら、妻から優しい言葉をかけてもらわないと!」

と期待しています。

愛の言語が「プレゼント」の人は、

↓↓↓

③「結婚記念日は誕生日を覚えているなんて、当たり前でしょ。忘れるなんて、あり得ない。それにただ覚えてるだけじゃなくて、しっかり選んだ素敵なプレゼントを送り合うのが、愛の証でしょ。」

と考えます。

さらに、愛の言語が「スキンシップ」の人は、こう考えます。

↓↓↓

④「結婚しているのにセックスレスの生活なんて、寂しすぎる。ベッドで相手に求められなくなったら、もう女として終わってるようなものよ。愛する2人なら、お互いにいつまでもつながり続けたい!と思うのが当たり前なんだから。」

また、愛の言語が「2人の時間」の人は、こう考えます。

↓↓↓

⑤「子どもがいるからといって、夫婦2人の時間が取れないなんてことは、あり得ない。結婚しているんだから、2人でゆっくり話す時間が欲しいとお互いが思うのは、当たり前でしょ。」

というように、みんな自分の愛の言語をベースにした「相手への期待」を自分の中に持っています。

そして、これらの期待が裏切られた時に、大きなショックを受けるのです。

そして、そのショックを自分の中で軽減させるために、「相手は常識がない」「当たり前のことすら、できない人」と責めようとします。

これは本能的な反応なので、避けることは難しいです。

特にパートナーに対しては、この反応が大きくなります。

でも、責められた相手は、たいてい期待に応えてくれません。

そもそも、夫婦の間で愛の言語が一致することの方が珍しいからです。

「当たり前」や「常識」という言葉を使って相手を責めると、相手は攻撃されたと感じてカラに閉じこもってしまいます。

「自分は正しい」という思い込み

当たり前や常識という言葉には、「私は正しい。あなたは間違っている。」という含みがあります。

多数派の人を味方に付けて、自分の考えが正しいと思いたい時に、人は「当たり前」や「常識」という言葉を使うのです。

でも、愛の表現方法での「常識&当たり前」は、人それぞれ違います。

少なくとも、5種類はあります。

実際はさらに、その中で何パータンかに細分化されているのが現状です。
(愛の言語を発見したチャップマン博士は、この細分化を「方言の違い」と表現しています。同じ国の言語を話す人同士でも、方言が違えば言葉の意味が少し変わることがあるからです)

「パートナーが自分の期待に応えてくれる可能性は、限りなく低い。」

それを常に自分に言い聞かせていないと、ついつい無意識に相手に期待して、その期待が裏切られるたびに傷つきます。

そして、その傷を埋めるために、相手を攻撃してしまうのです。(本当は攻撃では埋まらないのですが、防衛本能が発動して、そうしてしまうのです)

でも、落胆する必要はありません。

パートナーが期待に応えてくれないのは、愛がないからではありません。
ただ、「応える方法を知らないから」です。

だからこそ、「自分の愛の言語が何なのか?相手が具体的にどうしてくれたら自分は嬉しいのか?」それをきちんと言語化して伝え続ける努力が必要になります。

本当の意味で「期待を手放す」というのは、あきらめて「もう、こいつはダメだ!」と相手に見切りを付けることではありません。

自分の期待を捨てることは、パートナーとの関係の中で自分のコントロール権を取り戻し、自分が努力する決意をすることです。

相手が変わることを祈るのではなく、自分が変わることを選択すれば、心が軽くなって自由を手に入れることができます。

 

・・・つづく

 

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