【僕が育休1ヶ月間で学んだこと⑥救世主現る】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

※火曜日のブログは夫シンヤが担当します

(→前回のつづき)

育休中に心がやさぐれてしまった僕は、八方ふさがりの状態を感じていました。

せっかく子どもを2人授かり、一緒に過ごす時間も取れているのに、ちっとも喜びや愛情を感じられないのです。

それどころか、ため込んだ怒りの感情が「仲良し親子系ユーチューバー」の動画に対して向くようになってしまいました。

そういう動画を見なければ良いだけなのですが、どしてもYouTubeホーム画面に上がってきます。

深層心理では「自分もこうなりたい!」という欲求があるので、どうしても気になって再生してしまうのです。

そして、見てから「やっぱり自分にはムリだ・・・」と感じて、怒りがわき起こる。

そんな矛盾する行動を取ってしまいました。

育休が終わる焦り

そんな生活を続けて3週間経った頃。

僕は焦っていました。

「あと1週間で育休が明けてしまう・・・仕事復帰後に、みんなに『育休どうでしたか?』と聞かれたら、何て答えよう?笑顔で答えられる自信がない。」

そんな想いがグルグルと頭をかけ巡っていました。

救世主現る

そんな時に、救世主が現れました。

実は育休の1ヶ月前から、僕はあるセミナーを受けていました。

そのセミナーは、「あきらめない心を作る」ことをテーマにした内容で、月1ペースでトータル3回のコースでした。

ちょうど育休が終わる1週間前に、2回目の受講をしました。

もともとそのセミナーを受けたきっかけは、仕事に活かせると思ったからです。

僕は最近、Facebook広告やYouTube広告の出し方を勉強して、試し始めているのですが、何事も最初はなかなか成果が出ません。

せっかく作って出した広告の反応がないと、ヘコむことも多いです。

そんな時に、「結果が出るまであきらめない心を作りたい!」と思って受け始めたセミナーでした。

ところが、2回目の内容は、思ったのと違う方向に向かっていきました。

僕が自分の今の育休での心境をシェアしたのをきっかけに、講師の方が「子どもとの向き合い方」についてフォーカスしたアドバイスをくれたのです。

その講師は、夫婦2人でセミナーを開催していて、

・男女のパートナーシップ心理学

・ライフワークで起業して豊かな人生を送る

などの内容を教えている、ルーク平野さんと、平野リリーさん夫妻です。
平野夫妻は、僕がサヤと出会うきっかけをくれた恩師でもあります。

平野夫妻が主催するハロウィンパーティーで、僕とサヤは出会ったのです。

サヤと結婚後の最初の2年ぐらいは、定期的に大きなケンカをしていました。

そこで、よく平野夫妻のマリッジカウンセリングを2人で受けていました。

僕とサヤに上の子どもが生まれてからは、忙しくてセミナーには行けていませんでした。

そして数年ぶりに受けたセミナーが、今回のものだったのです。

そういう今までの積み重ねがあったからこそ、僕も今の育児の悩みを平野夫妻に話すことができました。

平野夫妻には、4人も子どもがいて、一番下の子は確か3才か4才ぐらいだったと思います。

今まさに子育て真っ最中です。

そんな2人だからこそ、リアルなアドバイスがもらえました。

自己犠牲感

最初に聞かれた質問は、

「今、シンヤが子どもに与えているものと、子どもから受け取っているものの比率はどのぐらいに感じる?」

という内容でした。

与えているものの中身は、時間や世話内容などに加えて、愛情や喜びなども含まれます。

僕の感覚値としては、9:1で与えている感覚でした。

そもそも、子どもから受け取るものなんて、あるんだろうか?

だって、親が世話をしないと何もできないのに?

という疑問がありました。

でも、それこそが、多くの親たちがハマる「自己犠牲感」の原因だと分かりました。

自己犠牲感が強くなるにつれて、子育てが重く苦しくなっていきます。

そして、「こんなにしてあげてるのに、相手は何も返してくれない」という不満がたまっていきます。

自己犠牲感からの解放

一方で、平野夫妻からは、「この比率を5:5に持っていくことはできる。そうすれば、自己犠牲感はそこまで感じなくなる」と言われました。
「自分が与えているのと、同じぐらいのものを子どもから受け取れば良い」とのことでした。

とはいえ、子どもに対して「もっと俺に愛情をくれ!世話をしていることに対して、ちゃんと感謝してくれ!」と要求することはできません。

そもそも上の娘でも「愛情」「世話」「感謝」という言葉はまだ理解できないでしょう。

僕も上の娘に何かしてあげた時に、「ありがとうは?」と何度も言わせようとしたことがあります。

でも、これまで1度たりとも「ありがとう」と言われたことがありませんでした。イヤイヤ期もあってか、僕の要求をかたくなに拒否するのです。

では、いったいどうやって受け取るの?

その答えは、意外なところにありました。

 

・・・つづく

 

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