From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※月・金曜日のブログはシンヤが担当します。
先日、質問サイトの投稿で、この記事のタイトルと同じ内容の投稿がありました。
ざっくり内容をまとめると、
・投稿しているのは新婚の女性。
・新婚なのに、彼とケンカばかりの毎日。
・心がボロボロになってきている。
・本当に私が結婚相手で良かったの?と不安になってきた。
・新婚でこんなにケンカするなんて、異常でしょうか?
・皆さんは新婚の時にはケンカしましたか?
というような内容です。
これは、おそらく多くの新婚カップルが抱える悩みだと思われます。
でも、表沙汰にはできない。
なぜなら、世の中的には「新婚=熱々ラブラブ=人生で最も幸せな期間」という概念があるからです。
結婚したばかりのカップルには、周りの人たちからも、
「いいねぇ~新婚さん!今が一番熱い時期でしょ?」
「家に帰るのが楽しみでしょ?」
などと言われます。
それを否定して、
「いや、実はケンカばかりで滅入っちゃうんですよ。」
「正直、家に帰りたくないですね~。」
なんて返す勇気は、ほとんどの人にはありません。
もし正直に返したところで、気まずい空気が流れて終わりです。
何の解決にもなりません。
自分だけ?!という気持ちが、プレッシャーを生む
新婚でケンカが続いた場合、
「これは自分だけではないのか?他の人たちはラブラブでうまくやっているのに、なぜ自分だけうまくいかない?結婚相手を間違えたのかな?」
という気持ちになってしまいがちです。
新婚カップルは、仲間が少ないからです。
もし自分が熟年夫婦だったら、周りの夫婦友達たちも結婚生活が冷めている状態の確率が高いので、お互いのパートナーへの愚痴をこぼして「自分だけではないんだ」と安心できるかもしれません。
でも、新婚はそうはいきません。結婚するタイミングは人によってバラバラです。
周りの友達や同僚が、自分と同じタイミングで結婚する確率はかなり低いです。
特に今は晩婚化が進む一方で、早めに結婚するカップルも増えています。
そのため、なおさらタイミングが合わなくなってきています。
その結果、「新婚でこんなにモメているのは、自分だけではないか?」と思ってしまうのです。
この記事を書いている僕も、一度目の結婚で同じ感情をイヤというほど味わいました。
本当にキツかったです。
特に周りの人たちが気を遣ってかけてくれた「おめでとう的な言葉」が、ナイフのようにグサグサと心に刺さって痛み続けたのを、今でもリアルの思い出せます。
また、自分の左手の薬指にはめた結婚指輪が目に入るたびに、ダメージを受けていました。
僕は左利きなので、結婚指輪をしていると紙に書いたり料理したりの作業がしづらく、外したくなります。
でも、この指輪を外したら、もう二度と戻れなくなる気がしたので、ムリして着け続けていました。
心にフタができる
そんな生活を続けた結果、最後の方はもう、自分の心を守るために、何も感じなくなっていました。
「新婚だから、奥さんとラブラブでしょう?いいなぁ~」
僕:「ありがとうございます。ラブラブですよ。」
そう言いながら、心は完全にフタをしていました。
結婚指輪も、ファッションの一部として受け入れて、何も感じなくなっていました。
男性脳の特徴として、「問題を見ないようにすることで、ストレスが軽減されて、心を守れる」という傾向があります。
もちろん、根本的な解決にはならないのですが、一時的な緩和として有効なのです。
この状態を「洞窟にこもる」と表現します。
僕はまさに、典型的な「洞窟ごもりパターン」を取りました。
逆に女性脳は、感情にフタをするとストレスが増大します。
そのため、自分の苦境をシェアする相手を求めます。
相談できる人が周りにいないときには、質問サイトに投稿して、自分の日常生活に関係ない人たちからの共感やアドバイスを求めようとします。
そのため、男性よりも女性のお悩み相談の方が数が多くなる傾向があるのです。
自分だけじゃない
実は、新婚の時期にうまくいっていないカップルは多いです。
それは、男女脳のメカニズムも大きく影響しています。
おそらく、「新婚=ラブラブなのが当たり前」という概念は、お見合い結婚が主流だった時代にできた考え方ではないか?と思われます。
今は恋愛結婚がデフォルトになっているので、「恋人として数年間付き合ってから、結婚する」というカップルがほとんどです。
出会ってから1年以内に結婚した場合、「スピード結婚」と呼ばれるくらいです。
ところが、このシステムが、「ケンカばかりの新婚カップル」を生む原因になっていることは、意外に知られていません。
・・・つづく。
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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