From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
※私たちシンヤ&サヤがケンカした時の分析結果の続きです。
前回の記事では、妻が夫にお願い事を聞いてもうための実例をお伝えしました。
短くまとめると、
①やらなくても怒らないことを夫に伝える。もしやったらベタ褒め&感謝する。
②毎回①のステップを同じように繰り返す。何度買ってきても、何度でもホメる。
③すると、夫はいつの間にか頼まれなくても自主的にやるようになる。(自主的にやった場合でも、感謝の表現は忘れない)
④夫はさらなる感謝とホメ言葉が欲しくて、さらにたくさんの頼まれ事を、自ら進んでやるようになる。
という流れです。
こうして書くと、とてもカンタンなことに見えます。
そして、とても単純というか、子供っぽいと感じるかもしれません。
その通りなのです!
長年連れ添った恋人との関係や、夫婦関係がうまくいかない理由は、まさにそこにあります。
相手を「大人なんだから、褒める必要なんてない」とか、「大人なんだから、言わなくても分かるだろう」というように考えることが、ケンカやすれ違いの原因になるのです。
面倒くさいし、手がかかるし、何よりプライドが許さないかもしれません。
なぜなら、ある程度の年月が経つと、夫婦関係は「勝ち負けのステージ」に突入するからです。
#勝ち負けのステージで相手をホメる難しさ
男女が付き合いたての頃は、最初は脳内物質の力でお互いにとって理想の関係を築けます。
女性が恋愛モードの時は、「この男性に対する思いやりや感謝を、常に表現せよ!」という指令が、脳内から出ます。
本能のパワーで突き動かされるので、その通りに行動できます。
男性は、「相手の女性に対して気遣いをせよ!献身的になれ!この女性のためなら何でもするんだ!」という指令が、脳内から出ます。
本能のパワーで突き動かされるので、その通りに行動できます。
男女共に、その指令を強制的に実行させるために必要な脳内ホルモンが、分泌され続けるのです。
このホルモンが出ているうちは、お互いの欠点が見えません。
よく「恋は盲目」と呼ばれるのは、それが理由です。
お互いに相手のことを「完璧な相手だ!」と思わせるように仕向けられているのです。本能のパワーで。
でも、本能のパワーは長続きしません。
なぜなら、お互いにムリをしているからです。
恋愛中は身体に負担がかかります。
1日中相手のことを考えて、相手の頼みを実行し続けるのは、実はかなりの負担になります。
この強制力を持つ恋愛ホルモンが分泌される期間は、決まっているのです。
(詳しくはまた別の記事でお伝えします)
ホルモンの分泌が止まると、とたんに男女とも「我」が出るようになります。
女性は感情的になる
女性はパートナーに対して感情的になります。
それまで感じたことのなかったような激しい怒りを感じるようになります。
その結果、これまで一度も言ったことのないような、キツい言葉をパートナーにぶつけるようになるのです。
男性から見たら、「出会った頃は可愛くて優しかったのに、今ではまるで母親のようにガミガミ叱ってくる。」と感じます。
男性は怠け者になる
一方、男性の方は怠け者になります。
あんなに献身的だったのに、今はお願いしても何もやってくれません。
それまでかけていた、優しい言葉や気遣いの言葉はなくなります。
女性のことを身内扱いするようになるので、人前でホメるようなことはしなくなります。
男性から見たら、「この人は、釣った魚にはエサをやらないタイプだったのね!」と感じます。
男性も女性も「相手にダマされた!」と感じるようになるのです。
相手を変えても同じ
これは、相手を変えても基本的に変わりません。
それが男女の脳の機能の本質だからです。
人によって本能の出方が強弱あるにしても、基本的な部分は変わりません。
ケンカでは「正しさ」で戦う
そして、このステージに入るとケンカが多くなります。
ケンカをしている時期は、勝ち負けが優先されます。
勝敗を決めるのは、「正しさ」です。
夫婦ゲンカは、正しさの主張し合いがメインになります。
「こんなことするなんて、信じられない!」
「こんな当たり前のこともできないの?」
「普通、そんなことは許されないでしょ?」
そんな風に、どちらが正しいか?で競い合うステージが、ほとんどの夫婦がいる場所なのです。
そんな場所で、相手をホメるなんて、とんでもない!と思う人が大半でしょう。
ホメたら負け
なぜなら、相手をホメるというのは、相手を上に立てることになります。
相手を上に立てたら、自分が負けてしまいます。
今度ケンカした時には、相手はつけ上がって、今まで以上にこちらを言い負かそうとしてくるかもしれません。
だからこそ、「うまくいくやり方」は分かっても、多くの人達は実行しないのです。
実行するためには、感情がジャマしてしまいます。
でも、女性にとっては、「夫がこちらの頼み事を喜んでやってくれる状態」は、ありがたいはずです。
それどころか、夫がむこうから「○○やろうか?」と言ってきてくれる状態は、さらに理想でしょう。
その状態を実現する方法があるのです。
でも、それを実行するためには、忍耐と「一時的に自分の感情をコントロールする」という、女性脳にとっては最もやっかいなことをする必要があります。
どちらを選ぶかは、あなたの自由です。
パートナーシップに正解はない
・夫に願い事を何でも聞いてもらえる理想の状態を手に入れるために、今やりなくないこの作戦を実行するか?
・今のままでもいいから、夫に負けない姿勢を貫くか?
どちらが正しい、ということはありません。
パートナーシップに、正解はないからです。
どちらを選ぶか?という自分自身の選択です。
ただ、今とは別の選択肢があることを知っておくだけでも、気がラクになると思います。
あなたは、パートナー選びを間違えたわけではないのです。
この男性を夫に選んだ自分の選択を信じる。
夫の愛を信じる。
そのためにも、パートナーシップを私たちと一緒に学び続けましょう。
(夫にお願いしても聞いてもらえない時の対処法:完)
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