From シンヤ（男女のパートナーシップ研究所）
※月・金曜日のブログはシンヤが担当します。
（→前回のつづき）
前回の記事では、夫婦仲が良いのに夫が浮気をする理由として、「お互いの愛情タンクを満たしていない」ということをお伝えしました。
夫が外で他の女性に愛情タンクを満たしてもらっていると、家では機嫌が良くなり、妻に献身的になることがあります。
多くの場合、ケンカの原因は、「お互いの愛情タンクが満たされずに、心がやさぐれた状態」が続くことで起こります。
相手のちょっとした行動にイライラするようになってきたら、自分の愛情タンクが空っぽに近づいている証拠。危険信号です。
ちなみにこれは、お互いにが自覚するような表面的なケンカをほとんどしたことがない夫婦の場合でも、起こりえます。
妻側からしたら、夫と一度もケンカしたことがないほど仲良しだと思っていたのに、こっそり浮気されていた・・・
なんて分かった日には、大ショックです。
ケンカした後に浮気された方が、まだ理由が分かりやすくて納得できるかも知れません。
（それでも許せるわけではないと思いますが）
ケンカしたことないのに、浮気してる・・・こんなにラブラブなのに・・・なぜ？
と思うかも知れません。
でも、実はそう思っているのは自分だけで、夫の方はかなりガマンしていることもあります。
つまり、今の幸せは、夫が妻に何も言わない（不満をぶちまけない）という選択をすることで、成り立っているものかもしれないのです。
そして、夫が妻に何も言わないでいられるのは、外で愛情タンクを満たしてから帰宅しているからです。
でも、もちろん、そんなことは妻には分かりません。
夫自身も、自分がしていることが分かっていないこともあるぐらいです。
「なぜか分からないけど、妻への気持ちが冷めたから、憂さ晴らしに浮気している」
ぐらいの自覚しかないかもしれないのです。
でも、深く探っていくと、必ず「満たされない愛情タンク」を見付けることができます。
満たされていない愛情タンクを自覚するのは、かなり心が痛みます。
だから、みんな目をつぶろうとするのです。
どうしたら、この状態から抜け出せるか？
では、どうしたら良いのでしょうか？
妻側の取れる選択肢としては、
①夫の浮気を容認して、今のケンカのない表面的な幸せな生活を続ける。
②夫の浮気を問い詰めて、離婚覚悟で戦う。
③自分も別の男性と浮気をすることで、外で愛情タンクを満たしながら、表面的な結婚生活を続ける。
この３択しかないのでしょうか？
いいえ、そんなことはありません。
もう１つの選択肢、
④お互いの愛情タンクについて話し合い、これからはお互いに意識して満たし合っていくと決める。
という方法が残されています。
ただし、これはかなりのイバラの道です。
まず、お互いの愛情タンクを特定する過程で、必ず悲しみと怒りが噴出してきます。
その感情を丸ごとパートナーにぶつけてしまうと、言い争いになって、話し合いができなくなります。
どちらかが折れることで、その場は収まっても、それはお互いの愛情タンクを満たすという目的からは遠のいてしまいます。
感情に振り回されないようにするために、次の具体的なステップを試しながら、お互いの愛情タンクを見付けていきましょう。
愛情タンクを見付ける方法
①結婚前の交際中＆結婚後に、パートナーがしてくれて嬉しかったことを、思いつく限りたくさん紙に書き出す。
結婚の決め手になった出来事があれば、なぜその出来事が自分にとって重要な意味を持つのか？を書く。
②交際中＆結婚後にパートナーがして（してくれなくて）悲しかったことを、思いつく限りたくさん紙に書き出す。
もし、相手に失望するきっかけになった具体的な出来事があれば、なぜその出来事が自分にとって愛情が冷める原因になったのか？を書く。
③書いた内容を元に、次の５つの「愛の言語」のうち、どれが一番自分が反応しているか？を特定する。（ポジティブ＆ネガティブ合わせて）
１．ポジティブな言葉（ホメ、感謝など）
２．ギフト（記念日のプレゼントをくれる、自分が精神的にピンチの時に、そばにいてくれる）
３．クオリティータイム（パートナーと一緒に過ごす時間）
４．サービス行為（家事、肩もみ、出かける支度の手伝いなど）
５．タッチ（パートナーが自分の身体に触れる）
ポイントは、「ちょっとしたこと」かどうか？です。
この中で１つ言葉で分かりづらいのが、２．のギフトです。
（ ）の中にある「自分が精神的にピンチの時に、そばにいてくれる」というのは、パートナーが自分自身をあなたにプレゼントしていることになります。
以上の「愛の言語」の特定を、できれば夫婦でお互いにしてみます。
とはいえ、旦那さんに頼んでも、やってもらえない可能性が大なので、まずは自分1人でやってみることをオススメします。
紙に書き出すだけでも、かなりスッキリするはずです。
自分が何に対して怒っているのか？
どこに反応しているのか？が客観的に分かるようになるからです。
まずは、これが第一ステップです。
・・・つづく。
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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