From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
※僕自身の過去の「結婚できない体験談」の続きです。
新婚旅行から帰ってきてからも、ミゾが埋まることなく時間だけが過ぎていきました。
そして、僕は自分の誕生日にネガティブ感情をぶつけてきた彼女に対して、モーレツに反撃してしまいました。
どうしていいのか、分からなくなっていました。
その後、僕はストレスを解消するために、「洞窟ごもり」をしました。
男性脳はストレスを感じると、まずはストレスの対象から離れようとします。
そして1人の空間でまったく違うことに専念することで、冷静さを取り戻していきます。
当時の僕は、この男性脳のアプローチを彼女に対して取りました。
彼女としばらく離れて、完全に1人の時間を過ごしたのです。
彼女への連絡は、1週間、完全に断ちました。
もちろん、その間にも「彼女からの連絡を無視する」のではなく、自分から彼女へ連絡することをやめただけです。
僕は、彼女も自分と同じように、冷静になる期間が必要だと考えていました。
彼女もしばらく1人になれば、また落ち着きを取り戻して、僕に連絡してくると思っていました。
でも、彼女の方からメールが届くことは一度もありませんでした。
女性は「話すこと」でストレスを解消する
僕はこの時に、重大なミスをしていました。
女性脳は「話すこと」でストレスを解消する仕組みになっていると知らなかったことです。
問題がある時には、その問題から感じるネガティブ感情をシェアすることで、だんだん冷静さを取り戻していきます。
つまり、僕に対する不満を僕にぶちまけることで、冷静さを取り戻していくのです。
そして、ひとしきりネガティブ感情を吐き出すと、落ち着いて冷静さを取り戻していきます。
その段階になると、男性との話し合いにも応じやすくなるのです。
ところが、男性はストレスを感じると1人になるために、女性の前から姿を消してしまいます。
また、もし目の前にいても、不満をぶちまけられたら、攻撃されたと感じて、本能的に反撃してしまいます。
その結果、男性がいてもいなくても、女性は自分の感情を吐き出すことができません。
そして、2人のミゾはどんどん深まってしまうのです。
僕も、しばらく冷却期間を置いて戻れば大丈夫だと思っていたのですが、そうはなりませんでした。
1週間ぶりの再会
1週間経ってから再会した彼女は、明らかに以前よりよそよそしくなっていました。
「まさか、放っておかれるとは思わなかった!」
と冷たく言い放った後は、ほとんど口をきいてくれませんでした。
僕に対して、完全に心を閉ざしているのが分かりました。
僕はこの時、どうやってこの場を収めたらいいのか?
まったく解決策を持っていませんでした。
僕がこれまで必死で磨いてきた「女性の口説き方のスキル」は、こういう時にはまったく役に立ちません。
僕がこれまで勉強してきたのは、「知らない女性と仲良くなって、彼女として付き合うまで」の流れを体系化したものでした。
でも、女性は付き合ったばかりの男性に対して、自分のネガティブ感情をぶちまけてくることは滅多にありません。
付き合い始めたばかりの男女の脳内には、恋愛ホルモンが出ているので、相手の欠点や自分と合わない部分が隠れて見えなくなります。
パートナーの行動は、すべて好意的に映ります。
男性も女性も、本能のパワーでお互いに献身的に尽くすように、突き動かされ続けるのです。
だから、その時期には大きなケンカは起こりにくいです。
夫婦ゲンカの対処法は、なかなか学べない
大きなケンカが起こるのは、恋愛ホルモンの分泌が止まった頃です。
個人差があるものの、平均で2年と言われています。
2年以上付き合ったカップルが大げんかした時の対処法は、口説きの本では学べません。
僕はこの時、完全に八方ふさがりになりました。
「新婚のパートナーと大げんかした時の対処法」なんて本は、アマゾンでは見つかりませんでした。
当時は、ネット上にも情報がありませんでした。
どんどん悪化していく関係を、ただオロオロしながら見ていることしかできなかったのです。
そしてついに、僕らは関係が修復できないところまで来てしまいました。
お互いに精神的な限界を迎えるのに、それから1ヶ月もかかりませんでした。
・・・つづく。
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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