【「いい人」で終わる男性の2パターンと意外な共通点】

 Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

今日は久しぶりに婚活のお話です。

「いい人なんだけどね。」

女性から、こんなふうに言われてしまう男性がいます。

性格が悪いわけではありません。

むしろ、優しい、誠実、真面目、安心できると思われています。

それなのに、なぜか恋愛対象としては選ばれない。

こんな話をすると、僕がモテない男性を上から分析しているように見えるかもしれません。

でも、僕自身も過去は完全に「いい人」で終わる側の男性でした。

特に、今回紹介する2つ目の「先走り型」に、見事に当てはまっていました。

女性を好きになると、相手の気持ちが育つのを待てず、すぐに自分の気持ちを伝えようとしていたのです。

だから今回は、過去の自分自身にも向けるつもりで書いています。

僕は、「いい人」で終わる男性には、大きく分けて2つのパターンがあると感じています。

この2つは正反対に見えるのですが、実は意外な共通点があります。

自分から踏み込めない「待ちすぎ型」

1つ目は、女性に優しく合わせているものの、自分からは一歩踏み込めない「待ちすぎ型」です。

「何を食べたい?」

と聞かれれば、

「何でもいいよ。」

「君の行きたいところでいいよ。」

と答えます。

女性の話も否定せずに聞き、無理なことも言いません。

一見すると、とても優しい男性です。

ところが、自分からデートに誘ったり、好意を示したり、少し踏み込んだ質問をしたりすることはできません。

相手から明確な好意を示してもらえるまで、安全な場所で待ち続けます。

本人は、

「相手を困らせたくない。」

「嫌がられたら申し訳ない。」

「相手を傷つけたくない。」

と思っているかもしれません。

もちろん、本当に相手を思いやっている部分もあるでしょう。

ただ、その奥に、

「拒絶されて自分が傷つきたくない。」

「気まずくなるのが怖い。」

という気持ちが隠れていることもあります。

相手のために待っているようで、実は自分を守ることが最優先になっているのです。

女性からすると、

「私に興味があるのか分からない。」

「自分の意見がないように見える。」

「一緒にいて安心はするけれど、男性として意識するきっかけがない。」

という状態になりやすくなります。

相手を尊重することと、自分の意思を何も伝えないことは違います。

「僕はここに行ってみたいけれど、どう?」

「僕はまた会いたいと思っているよ。」

と自分の意思を伝えたうえで、相手の反応を受け止めることが大切です。

僕もそうだった「先走り型」

2つ目は、いいなと思ったらすぐに行動する「先走り型」です。

僕自身は、完全にこちらのタイプでした。

女性をいいなと思うと、自分の中で気持ちが一気に盛り上がります。

そして、

「好きなら、早く伝えた方がいい。」

「駆け引きをするより、正直に気持ちを伝える方が誠実だ。」

と思っていました。

だから、相手がまだ僕を男性として意識していない段階でも、自分の気持ちを伝えようと強引に告白していました。

僕の中では、気持ちはすでに100まで進んでいます。

でも、相手の気持ちはまだ10か20かもしれません。

それなのに僕は、いきなり、

「好きです。」

「付き合ってください。」

と、100の答えを求めていたのです。

当然、相手は驚きます。

僕としては遊びではなく、本気です。

だから振られると、

「こんなに真剣なのに、なぜ伝わらないのだろう。」

と思っていました。

でも、今振り返ると、真剣さが足りなかったのではありません。

相手の気持ちが今どこにあるのかを、ほとんど見ていなかったのです。

ただ、自分の中で勝手に盛り上がった強い想いを、そのままの強い圧で、相手に押しつけていただけです。

相手との関係を育てるよりも、自分の不安を早く解消したくなっていました。

相手は自分をどう思っているのか。

脈があるのか、ないのか。

付き合えるのか、付き合えないのか。

その答えが分からない状態に耐えられず、告白することで早く白黒をつけようとしていたのだと思います。

当時の僕には、「相手の気持ちを少しずつ育てる」という発想がありませんでした。

自分の強い気持ちを伝えることだけが、誠実さだと思っていたのです。

正反対に見える2人の共通点

「待ちすぎ型」と「先走り型」は、行動だけを見ると正反対です。

待ちすぎ型は、なかなか行動しません。

先走り型は、すぐに行動します。

ところが、内側で起きていることはよく似ています。

待ちすぎ型は、

「拒絶されて、自分が傷つきたくない。」

先走り型は、

「相手の気持ちが分からない不安を、早くなくしたい。」

どちらも、意識のベクトルが相手ではなく、自分に向いています。

僕も当時は相手を大切にしているつもりでした。

でも実際には、自分の気持ちを早く楽にすることを優先していたのだと思います。

これは、本人に悪気があるという話ではありません。

むしろ、真面目で相手を大切にしたい人ほど、自分が不安に動かされていることに気づきにくいのです。

恋愛には踏み込む勇気と待つ余裕が必要

本当に相手にベクトルを向けるとは、何でも相手に合わせることではありません。

自分の強い気持ちを、一方的にぶつけることでもありません。

自分の気持ちを持ちながら、

「相手の気持ちは今、どこにあるのだろう。」

と見ることです。

恋愛では、踏み込む勇気が必要です。

自分の気持ちを何も示さなければ、関係は始まりません。

ただし、踏み込んだ後には、相手の反応を見る余裕も必要です。

自分から誘ってみる。

相手が楽しそうなら、もう少し距離を縮める。

反応が薄ければ、一度待つ。

会話や時間を重ねながら、相手が自分を男性として意識する余白をつくる。

待ちすぎ型の人には、自分の気持ちを示す勇気が必要です。

先走り型の人には、すぐに答えを求めず、関係が育つのを待つ余裕が必要です。

僕も過去は、相手の気持ちを待てない先走り型でした。

だから、うまくいかない男性の気持ちはよく分かります。

もどかしさや失望感が、常について回りました。

「いい人」と言われるのがイヤでした。

ある日、

「いい人の反対の不良はモテるんだから、不良っぽく振る舞ってみるか!」

と思い立ち、自分のキャラとはほど遠い服装や振る舞いをして、初デート相手の女性からドン引きされたこともあります。

「いい人」だから選ばれないのではありません。

相手を大切にしたいと思っているのに、不安が強すぎて、相手を見る余裕を失っているのです。

自分を責める必要はありません。

ただ、自分の不安を相手への思いやりだと思い込んでいないか、一度立ち止まってみることは必要です。

自分の気持ちと相手の気持ちの両方を見ながら、二人の距離を少しずつ縮めていく。

それが、「いい人」で終わらず、相手と本当の関係を育てていくために必要なことなのだと思います。

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