【予想外に多いセックスレスの悩み③一度なったら解消はムズカしい?!】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)

約7割の日本人夫婦がセックスレスになっていると言われている中、

「自分は多数派だから大丈夫」

という考え方は危険です。

というのも、実際にセックスレスを「大きな問題ではない」と認識しているのは、夫婦のうち片方だけ、というパターンが多いからです。

そして、セックスレスを理由にある日突然、パートナーから離婚を切り出されるケースもあります。

多くの場合、言われた側は「そんなに悩んでいたなんて・・・」と驚きます。

そして、気づいたときにはもう遅い、というケースがほとんどです。

セックスレスの最大の問題点は、大きく3つあります。

①片方にとってはまったく問題に感じらないので、悪気が全然ない。

②もう片方とっては、自分への愛がなくなったと感じて、死活問題になっていることが多い。

③ツラいと感じている側も、セックスしないと満たされないと言葉にして言うのに抵抗がある。そもそも話題にすること自体が気まずい。

ということです。

その結果、2年、3年、5年とセックスレス生活が続いていきます。

レス期間が長くなればなるほど、夫婦の間でセックスを話題に出すことに対して「今さら感」が強くなってしまいます。

でも、精神的なダメージはじわじわと蓄積していき、最終的には「ある日突然、離婚を切り出される」という状況になるのです。

これを防ぐためには、行動を起こすのが早ければ早いほど良いです。

まずは話し合う

これが一番ムズカしいかもしれませんが、まずは最初に相手が今のセックスレス生活で不満がないかどうか?を確認することが大事です。

そこで相手が、

「え?特に問題ないよ。」

というリアクションで、自分自身も本心から同じ感覚だと思ったら、今のままで問題ないでしょう。

お互いが納得して、他の部分で愛を感じられているなら、セックスレスはまったく問題ありません。

ただ、先ほどお伝えした通り、多くの場合は「自分はセックスレスでも問題ない」と思っている時ほど、相手は不満を持っているものです。

それが薄々わかっている時ほど、真正面から聞くのは勇気がいると思います。

でも、真正面から聞くのが気まずいからと言って、いきなり5年ぶりに「セックスしよう!」と誘うのは、それはそれで勇気がいると思います。

どちらにしても、夫婦の間で定期的に意思確認をすることが大事です。

「定期的に」というのは、年齢や2人の関係性の中で、セックスに対する考え方や感じ方が変わることがあるからです。

たとえば、新婚当初は「週に2~3回ないと愛されていると感じない」と思っていたのが、結婚10年目になると、「月1ぐらいでいいかな。それでも十分に愛を感じられるよ。」とお互いに思うようになることもあるからです。

セックスレスに限らず、夫婦間での不満の解消のためには、定期的な意思確認が必要になります。

セックスレスの解消第一歩

話し合った結果、自分のパートナーが「今のセックスレス生活に不満を感じてる」となった場合。

その時には、具体的な解消法が必要になってきます。

まず、最初のステップとしては、

「セックスに対する定義を変える」

ことがオススメです。

「男性が女性に挿入後、射精するところまでいく=セックス完了」

という定義があると、とたんに重くなります。

セックスレス解消をしようとした時に問題になるのは、「最後までいけるかどうか?」とお互いが不安になるからです。

男性側であれば、

「ちゃんと機能するだろうか?まったく立たなかったり、持続力が足りずに途中で折れてしまったら、どうしよう?」

と不安になります。

女性側であれば、

「ちゃんと受け入れられるだろうか?痛いのはイヤだなぁ・・・」

と不安になります。

男女ともに「最後までいかなければならない」という定義があると、セックスレス解消がすごく遠い道のりに見えてきてしまうのです。

でも実は、研究データ上の「セックスレスという言葉の定義」は、これとは違うのです。

 

・・・つづく

 

今回のブログはこちらの記事を元に書いています。

 

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