From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※火曜日のブログはシンヤが担当します
(→前回の続き)
※今、僕がハマって読んでいる本「結婚滅亡」のレビューの続きです。
前回の記事では、著者の荒川先生が提唱する「接続するコミュニティー」の例として、地域の範囲を広げるメリットをお伝えしました。
自分のことをまったく知らない人たちとコミュニティーを築くことは、新しい自分のキャラを発見するのに役立ちます。
そのために、あえて遠いエリアまで対象範囲を広げるのは良いアイデアだと分かったのです。
地元から離れた位置にあるコミュニティーは、とても新鮮です。
僕が20代前半に通っていた演技のスクールは東京にあったので、強制的に東京エリアに行くしかありませんでした。
最初は遠くて通うのが大変だからイヤだなぁと思っていたのですが、しばらくすると「むしろ遠くて良かった!」と思うようになりました。
演技スクールで知り合ったクラスメイトたちは、色んな地域から来ていて、考え方も生き方も違うことが新鮮でした。
結局、演技のスクールには3年間通った後に自分の中で見切りをつけて卒業しました。
自分が生きていきたい世界は、芸能界ではないと感じたからです。
その後も、僕は常に接続するコミュニティーを求めて、色んな習いごとに通いました。
カラーコーディネーターの資格を取るスクールに通った時には、あえて遠い方に通いました。
家の近くにも同じスクールがあって、そこなら車で15分でしたが、あえて電車で片道1時間かけて静岡市街の中心地にあるスクールに通ったのです。
そこでの出会いも、とても新鮮でした。
大学生や社会人が混じっていて、年齢も目的もバラバラな人たちが一緒に同じ資格を目指して勉強するのは楽しかったです。
カラーの資格を取った後は、HIPHOPダンスのスクールに通いました。
東京の演技スクールに通っていた頃に、実技クラスで習ったHIPHOPダンスのレッスンが想像以上に楽しくてハマってしまい、どうしてもその時の楽しさをまた味わいたかったからです。
世代の違う人たちから得られる刺激
ダンススクールは通いやすい地元でしたが、そこに通う生徒たちの年齢が、僕とはだいぶ離れていました。
当時の僕は24才で、通っていたダンススクールのクラスメイトは14才~18才でした。
一応、「大人クラス」となっていたのですが、実際に通っていたのは中高生ばかりだったのです。
でも、僕はあえて世代の違う人たちに混じって練習することにしました。
実際にやってみると、すごく楽しくて、10才離れたクラスメイトとは、同年代の友達よりも仲良くなりました。
僕の当時の親友は、14才の中2の男子でした。
その後、高校2年生の男子の仲間が加わり、僕達はよく3人でプライベートでも遊びに行きました。
また、クラスメイトの8割は女子だったので、女子中高生の仲間もグループに加わって、みんなで交流しました。
当時は社会人歴7年目だった僕にとっては、中高生と遊ぶのはとても楽しく、仕事を忘れさせてくれる瞬間でした。
もし当時、僕の交友関係を同年代の社会人仲間に言ったら、
「現実逃避だ」
とか、
「仕事に役立たない人脈を築いてどうするんだ」
とか言われてしまったかもしれません。
また、女子中高生が混じっていると知られたら、エロい目的で交流していると思われる可能性もあります。
だから、周りにはこの友人関係は黙っていました。
僕も正直、この時の人間関係が将来どんな役に立つのか分かりませんでした。
ただ、純粋に楽しくて、視野が広がるから交流していたのです。
自分とは世代の違う人たちが、どんな視点で世の中を見ているのかを知ることは、とても新鮮でした。
まさかの長く続く関係に
ちなみに、その時に作った友達とは、想像以上に長く関係が続いています。
お互いの結婚式に呼び合ったり、就職や転職などの人生の節目では、集まって話したり。
その中の一人はプロダンサーとして世界で活躍していて、テレビに出るほどビッグになりましたが、たまに会っても昔と同じノリで話せます。
また、今は東京でレストランの店長をしている友達もいて、僕の仕事のイベント会場として使わせてもらったり、YouTube動画に出演してもらったりしています。
当時中高生だった彼らと、こんなに長く続く関係になるとは思っていませんでした。
パートナーシップにも役立った
さらに、僕の今のパートナーであるサヤと出会った時にも、世代の違う人たちとの交流経験が役立ちました。
サヤは、僕より11才年下です。
まさに当時の僕が交流していたダンス仲間と同じ世代なのです。
サヤの世代の人たちが何を重視していて、学生時代にどんな教育を受けて、どんな価値観で世の中を見ているのか?
その辺りを僕は長年の肌感覚で分かっていたので、サヤとはとても話が合い、盛り上がりました。
おかげで、年齢差があるにも関わらず、デートに誘い、告白し、付き合った上で結婚までこぎつけました。
もし僕が、ダンス仲間と交流する経験を積んでいなかったら・・・
・自虐ネタっぽく自分自身を「オジサン扱い」して、自らサヤと心理的な距離を取ってしまったかもしれません。
・もしくは話がまったくかみ合わずに、デート時間を持て余していたかもしれません。
・あるいは自慢話や持論を熱く展開することで、サヤをシラけさせていたかもしれません。
僕が40才で理想の女性サヤと結婚できたのは、20代の頃から会社の外側で、年齢の離れた人たちとの「接続するコミュニティー」を築いてきたからかもしれません。
そして今は、僕はさらに範囲を広げて、接続するコミュニティーを自分の日常の外側に作っています。
・・・つづく。
「結婚滅亡」の本はこちら
↓↓↓
(↑クリックするとAmazonの販売ページに行けます)
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
読者登録をしていただくと、最新の記事をメールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
コメントを残す