From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※月・金曜日のブログはシンヤが担当します。
先日、投稿サイトでこんな内容の悩み相談を見付けました。
女性の投稿主です。
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・夫が今、社内不倫している。(ほぼ確実)
・相手はバツイチ子持ちの女性で、社内で一番人気の美人らしい。
・以前にも同じ相手と不倫騒動でモメた後に夫に謝罪されて、許した。
・夫婦仲は良い方だと思う。
・自分は夫を愛している。
・夜の営みもしている。
・なぜ、夫婦仲が良いのに夫が不倫るすのか?分からない。
・また問いただしても、前回と同じように謝罪されるパターンになる気がする。
・夫とは別れたくないが、離婚も視野に入れて問いただすべきか?
といったような内容でした。
実はこういうケースは、けっこう多いようです。
不倫の2パターン
夫の不倫には大きく2パターンあります。
パターン①自他共に認めるほど、夫婦仲が悪くてケンカが耐えない。もしくは冷戦状態が長く続いている状態で、夫が不倫する。
パターン②どう考えてもラブラブなのに、なぜか夫が不倫する。
という形です。
今回はパターン②の方です。
パターン①は割と原因が分かりやすいのですが、パターン②はやっかいです。
妻側からすると、まったく問題ないように見えるからです。
どうしたらいいのか?分からなくなります。
今回は、このパターン②を深掘りしていきましょう。
急に優しくなる夫
これはよく海外の離婚カウンセリングの本の中の実例で聞く話ですが、
「それまでケンカしていたのに、最近急に夫が私に優しくなった。良い感じだけど、いったいどういう風の吹き回しかなと思っていたら、不倫していたことが判明した。」
ということがあります。
不倫し始めたことで、急に夫が妻に優しくなるというのは、心理学的によくあることです。
これは、パターン②の典型例です。
中には、「ケンカしていた頃よりも今の方が生活しやすいから、あえて夫の不倫に気付かないフリをしている」という女性もいます。
たしかに、夫婦ゲンカで心身共に消耗することと、離婚した時の子供への影響などを考えると、夫の不倫に気付かないフリをしておいた方がラクかも?!という考えに至る女性も一定数いるでしょう。
ただ、それで表面的に夫婦仲が良くなったとしても、やっぱり心の中の愛情タンクは満たされません。
パートナーにウソをつかれていると思いながら、愛情タンクを満たすことは難しいからです。
別に、小さなウソや隠し事まで全部さらけ出す必要はないかもしれません。
でも、浮気というのは、愛に直接影響を与えるジャンルです。
パートナーシップを大きく脅かす存在なのです。
たとえ夫の浮気を黙認している女性でも、自身の心の中にある愛情タンクが満たされることはないでしょう。
空っぽの状態でギリギリ耐えている。
あるいは、感情にフタをして、何も感じないようにしている・・・
というのが、正直なところだと思います。
そう考えると、やはり夫の浮気を黙認して夫婦生活を表面的にキープするという選択肢は、幸せなパートナーシップにはつながらないでしょう。
不倫している夫と仲が良くなる理由
では、そもそもなぜ、浮気している夫と仲が良くなると感じるのでしょうか?
夫が罪悪感から自分に優しくなる、というのが一般的な考え方だと思います。
もちろん、それもあるでしょう。
浮気していることの罪悪感の埋め合わせで、妻にプレゼントしたり、家事を手伝ったりしている男性も一定数いるはずです。
でも、それだけではないと思います。
もし罪悪感をぬぐいたいのであれば、浮気を止めるのが最大の解決策です。
でも、止められません。
その背景には、「パートナーシップの力学」が働いています。
実は、夫の側も、妻とうまくいくためには浮気が必要だからです。
つまり、「浮気をすることで、力学が変わって妻とのパートナーシップがうまくいくようになる」という、何とも矛盾するようなバランスになってしまうのです。
次回の記事では、この心理メカニズムを深掘り解説していきます。
・・・つづく。
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
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