【世界で2,000万部売れた本が、世界共通言語になっているけど、日本ではまだあまり知られていない件】

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From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

このブログ記事で何度かご紹介している、男女の心理学の本、「愛を伝える5つの方法」の原書は、世界で2,000万部売れているそうです。

ケタの書き間違いではありません。

200万部ではなく、2,000万部です。

日本語の本では、100万部のミリオンセラーになったら大ヒットです。
日本でミリオンセラーになった本は、国内で知っている人が多くなってくると思います。

それが、100万という数字だと思います。

では、世界で2,000万部というと、どのぐらいのインパクトなのでしょうか?

少なくとも英語圏の人達の中では、

・読んだことがあり、実践している。

・読んだことはないけど、内容は聞いたことがあるから知っている。

・聞いたことがあるけど、詳しい内容までは知らない。

という人がかなり多い印象です。

しかも、老若男女問わず、という感じです。

英会話の先生たちの反応

僕は週6回のペースでオンライン英会話レッスンを受けています。

先生は英語圏のネイティブが多いのですが、英語圏と言っても国は色々です。

・アメリカ

・カナダ

・イギリス

・オーストラリア

・ニュージーランド

・スコットランド

・南アフリカ

などなど、バラエティー豊かな国々の先生たちが多く在籍しています。

僕がやっているDMM英会話は、予約制で早い者勝ちのシステムです。

人気の先生は予約がすぐ埋まってしまい、同じ先生のレッスンを受け続けるのが難しい仕組みになっています。

1週間の6コマのうち、半分の3コマ以上は新しい先生と会話することになります。

3コマ×4週間=12人の新しい先生(1ヶ月)

12人×12ヶ月=144人の新しい先生(1年)

144人×2年=288人の新しい先生

という計算になります。

少なめに見積もっても、少なくとも200人以上の英語圏の先生達と会話したことになります。

初対面では必ず自己紹介

僕は新しい先生と話すときには、必ず自己紹介から入ります。

それが、英語圏の国々のマナーだからです。

そして、自己紹介では自分のことをできるだけたくさん伝えて、自己開示します。

これも、英語圏の人達には喜ばれます。

日本では「自分語り」と呼ばれてウザがられやすい「長めの自己紹介」は、英語圏では「友好の証し」として、かなりポジティブに受け取られます。

そのため、僕は自分が男女のパートナーシップの心理学を勉強していることを必ず伝えるようにしています。

その時に、「5 love languages の本を知っていますか?」という質問を投げかけています。

つまり、僕はこれまで200人以上のネイティブの人達に、この本を知っているか聞いて、知名度や知識の深さを確認してきました。

その結果、なんと約9割の人たちが、「知っている」と答えたのです!!

もちろん、深さは人それぞれです。

・読んだことがあり、実践している。

・読んだことはないけど、内容は聞いたことがあるから知っている。

・聞いたことがあるけど、詳しい内容までは知らない。

などなど、人によって答えのバリエーションがあります。

でも、「まったく知らない」と答えた人の数は、10人中1人いるかいないか?ぐらいなのです。

しかも、老若男女問わず、です。

・30代~40代の既婚者男女は、夫婦の間でこのメソッドを実践している人が多いです。

・20代前半のアメリカ人女性は、大学の授業でテキストとしてこの本が使われたと言っていました。心理学やコミュニケーション学の授業では、よくこのテキストが使われているらしいです。

・10代のイギリス人男性でさえも、内容は知っていると言っていました。読み込んだことはないけれど、テレビ番組などで解説を見たことがあるそうです。

僕はいまだに、新しい先生と話してこの本を知っていることを知るたびに、

「これが、世界2,000万部のインパクトなのか!!」

と驚きます。

日本で知っている人は、ほぼゼロ

一方で、僕の周りでこの本の日本語版「愛を伝える5つの方法」を読んだことがある人は、今のところゼロです。

色んな人に勧めていますが、「あっ!その本知ってる!」と言われたことは、まだありません。

改めて、日本という国はガラパゴス化しているんだなと感じます。

鎖国時代に比べれば、貿易は盛んになって、インターネットを通じて日本にいながら世界中から取れるようになっています。

それでも、世界で2,000万部も売れている本が、日本のマーケットではほとんど無名というのも、すごく特殊な感じがします。

もちろん、世界で売れている本に日本人が飛びつかなければいけないわけではありません。

でも、ことパートナーシップに関しては、日本は先進国の中でもかなり遅れを取っているように思えて仕方ありません。

日本の晩婚化は、男女のパートナーシップに対する失望が形になっているような気がします。

独身者の親、兄弟、親戚、友達、どこを見回しても、既婚者たちが幸せそうに見えない・・・

それどころか、毎日ケンカばかりで、心が満たされていないように見える。

結婚しても自由がなくなって責任が増えるデメリットだけで、メリットが感じられない・・・

そんな風潮が、独身者が結婚を避ける理由の1つになっているような気がするのです。

でも、

・男女がケンカしても上手に仲直りする方法

・パートナーシップを深めることで自己成長できる楽しさ

などを広める人達が増えれば、「結婚や恋愛ってそんなに悪いもんじゃなさそうだ」という安心感が出てくるかもしれません。

今はまだ、「子供のいる世帯に補助金を出す」などの表面的な施策のみしか実行されていませんが、金銭面以外で独身者の「心の不安に補助を出す」ような仕組みができたらいいなと思っています。

そのための草の根運動として、ブログ記事や動画で情報を発信していきたいと思っています。

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