【東京タワーでの告白:私たちシンヤ&サヤの出会った時の体験談44】

↑当時スマホから撮影した東京タワーです

From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

※サヤと出会ってから付き合うまでの体験談を、シンヤ視点(男性脳視点)で描いたストーリーの続きです。

せっかく雰囲気の良い東京タワーの最上展望台で2度目の告白をしようとしたのに、まさかの満席ギュウギュウ状態でした。

しかも、おそらく日本はゼロです。

アジア系、白人系、黒人系など、色んな人種が混じった空間で、みんなガヤガヤしながら記念写真を撮ったり、大騒ぎしていて、ぜんぜんロマンチックな空間ではありませんでした。

僕とサヤは、人混みの中を少しずつ移動して、何とか窓際まで来ることができました。

窓からは、東京の夜景が見えるので、見た目は間違いなくロマンチックな光景です。

でも、とにかくお客さん同士の距離が近く、しかもみんなエキサイトしているので、声が大きくてガヤガヤしています。

英語や知らない言語が飛び交っていて、本当に外国に来たような気分でした。

この距離感で告白したら、僕らの会話内容は、後ろと左右の人達にモロに聞かれてしまいます。

でもその時、僕はふと思いました。

(あれ?逆にこれは良いシチュエーションなんじゃない?だって、日本人がいないなら、告白する声がセリフが周りに聞こえても、誰にも気付かれないんじゃない?むしろ、好都合じゃん!)

 

そこで僕は、ここで予定通り告白することにしました。

僕:「サヤ、改めて・・・俺と付き合ってください!」

サヤ:「え?この人混みで今言う?周りに聞かれちゃうじゃん!」

僕:「大丈夫だよ。この空間に日本人は1人もいないじゃん?」

サヤ:「あ、そっか。言われてみれば・・・確かに。」

僕:「日本語で話してれば、誰にも俺たちの会話内容はバレないよ。」

サヤ:「そうだね。」

僕:「もう一度言うね。俺と付き合ってください!」

サヤ:「・・・はい。」

僕:「やったーーーーー!!!」

僕は思わず大きな声で大きなリアクションを取ってしまいました。

でも、そんなに目立ちませんでした。

周りの外国人達の声の大きさやリアクションも、同じぐらいのレベルだったからです。

おそらく、僕とサヤの会話も、彼らと同じ、

「東京タワーに来たぜイェ~イ!」

みたいな内容だと思われたに違いありません。

(そもそも、海外には告白文化そのものがないので、僕とサヤがそんなやりとりをしているなんて、想像すらしていなかったことでしょう)

減点式から加点式へシフト

とりあえず、第一関門は突破しました。

女性脳は、一度「この人は自分が付き合う男性だ」と認識すると、それまでの減点方式の採点から、加点方式にシフトします。

そして、好きレベルも上がっていく仕組みです。

後は、これまでお互いが学んできた男女の心理学を駆使して、関係を深めていくことができます。

・パートナー同士だから起こる、相手への過剰な期待

・自分の中のイヤな部分を相手に投影してイライラする現象

・近いからこそ、ついつい傷つけるような言葉を発してしまう現象

などを乗り越えて、これまでの行き当たりばったりの恋愛関係とは違う形のパートナーシップを築いていけるのです。

少なくともサヤも僕も、その知識があります。

パートナーシップの心理学の知識がある者同士が付き合ったら、どうなるか?

これまで経験したことのない実験が始まる予感がしました。

大変だったからこそ、感動もひとしお

僕は、サヤと出会ってから「付き合いOK」の返事を引き出すまでに、膨大な労力と時間を注ぎ込み、忍耐をしてきました。

だからこそ、2度目の告白がうまくいったこの日は、感動もひとしおでした。

青学の学食ですべてをさらけ出した時には、もうダメだ!と思いました。

でも、なんだかんだで乗り越えて、こうして今、付き合うことになりました。

僕は、海外にはない日本独自の「告白文化」はけっこう好きです。

なんというか、節目があって感動します。

告白でOKをもらえると、これまでの苦労が報われた気分になるのです。

ボーッとし過ぎて終電を逃す

僕は、その日はあまりに感動してしまい、サヤと別れた後の帰り道も、1人でボーッとしていました。

これまでの苦労を振り返りつつ、これから体験できそうなことをあれこれ想像して考えていたら、電車を間違えて乗ってしまいました。

しかも、よりによって新幹線の終電を「逆方向」に乗ってしまったのです!

品川駅から、下りの三島方面に行くつもりが、上りの東京方面に乗ってしまいました。

しかも、乗ったときには気付かず、社内アナウンスで「まもなく終点、東京駅です」の声でハッとしました。

すぐに降りて東京駅からの下りの新幹線を探しましたが、すでに終電が出てしまった後でした。

僕はあきらめて、東京のホテルに泊まることにしました。

泊まるつもりはまったくなかったので、着替えも何も用意がありません。

さらに、帰りの切符がすでに改札を通してしまったので、もし同じ切符を使って帰るなら、翌朝始発の新幹線に乗るという指定がありました。

夜が明けるまで、わずか5~6時間しか滞在しないので、とりあえず寝る場所だけあればいい、ということで、カプセルホテルを探しました。

東京駅周辺には見つからず、一番近い神田駅周辺まで行き、ドロップインで泊まれるカプセルホテルを探して、泊まりました。

カプセルホテルに泊まるのはかなり久しぶりでしたが、テレビなどのアメニティーが進化していて、驚きました。

十分に快適な空間で寝られます。

ただ、いざ寝る段階になったら、両隣のおじさんたちのいびきがうるさすぎて、ほとんど寝られませんでした・・・

でも、僕はどっちみち今日の告白成功を思い返すと興奮して眠れなかったので、あまり気になりませんでした。

この時にはまだ、この後待っている、これまで以上に高い、さらなるハードルがあるとは、僕はまったく気付いていませんでした・・・

・・・第二章につづく。

(第一章:完)(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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