From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※サヤと出会ったばかりの頃の体験談を、シンヤ視点(男性脳視点)で描いたストーリーの続きです。
ディズニーデートの翌日、サヤの母校の青山学院でイチョウ並木の景色を楽しんだ僕らは、学食に入っておやつを食べることにしました。
学食は、昼時を過ぎているにも関わらず、多くの学生で賑わっていました。
確かに、これだけ人が多ければ、社会人が数人まぎれてもバレません。
それに、もし警備員さんに声をかけられたら、サヤが卒業生であることを伝えれば、問題なさそうです。
僕らは食券を買って軽食を注文しました。
昨日の続き
学食のテーブル席に座った後、サヤが昨日の話の続きをしたいと言い出しました。
昨日の続きというのは、当然、告白の時の話です。
僕は心の準備ができていなかったので、けっこう焦りました。
この話は、もう少し後になると思っていました。
でも、予想以上に早いタイミングで、しかも直球が飛んできました。
サヤ:「私たちは、お互いのことをまだよく知らないでしょ?もっと詳しくお互いの状況を話さない?」
僕:「う、うん・・・そうだね。」
僕は、ついにこの時が来た!と思いました。
僕はこの時まで、「年上の男の余裕」を見せようとして、少しカッコつけた態度を取っていました。
言い換えると、自分をあまり出さずに、サヤに合わせて話している感じです。
しかも、お互いの学歴や職歴、ステータスなどの話は一切せずに、学生時代の思い出話や、趣味や学びの話などをメインにしていました。
これは、僕が婚活パーティーに行きまくっていた時期に身に付けたテクニックの1つでした。
婚活パーティーでは、僕のスペックではまったく勝負になりません。
かといって、プロフィールカードにウソを書くわけにもいきません。
婚活パーティーでウソをついて後からバレると、大変なことになります。
最初に入会したときに、
「ウソの経歴を書いた場合、ペナルティーとして会員資格を剥奪されるだけではなく、損害賠償を求められることがある」
という念書にサインさせれました。
なので、正直に年収や学歴を書かなければなりませんでした。
でも、プロフィールを見られたら、一発アウト!です。
そこで僕は、あの手この手で、相手の女性が僕のプロフィールカードから目をそらすためのミスディレクション(注意をそらす技術)をかける話術を練習しました。
得意のマジックも披露して、場を盛り上げたりしました。
その結果、かなり高い確率でカップリングされるようになりました。
でも、いざカップリングされた女性とデートに行くと、僕のステータスを容赦なく聞いてくる女性もけっこういました。
まあ、婚活なので当たり前なのかもしれませんが・・・
僕のステータスを聞いた女性は、突然その夜からメールが返ってこなくなって、音信不通になることが多くありました。
僕は、自分のステータスが婚活女子たちから不人気であることを知っていました。
僕のステータス
当時の僕のステータスは、こんな感じでした。
↓↓↓
①学歴は高卒(商業科)
②職歴は、今の仕事が4つ目。(鉄工場→イトーヨーカドーの販売員→ジーンズショップの店長→英会話スクール講師)
③当時38歳で契約社員(これまでの職歴で正社員歴は10年)
④年収は300万円前後(+マジシャンの副業で、不定期の収入)
⑤近いうちに独立起業予定(現在準備のため勉強中)
⑥実家暮らしで長男
⑦戸籍上は未婚だけど、実は31歳の時に結婚式&披露宴を挙げた経験がある(限りなくバツイチに近い立ち位置)
という感じです。
婚活女子が求める、
①高学歴
②高収入
③安定した仕事(リストラされづらい)
という、3条件には1つも当てはまりません。
さらに、余計なマイナス要因がいくつもくっついてきます。
日本の婚活女子たちが経済的に安定した男性を探し求めてさまよっている中、僕は40歳手前で会社組織に属さない生き方を選ぼうとしていました。
自分で言うのも何ですが、こんな悪条件の男は、めったにお目にかかれません。
サヤのステータス
一方で、サヤのステータスは今言った3条件にすべて当てはまります。
①高学歴(青学卒)
②高収入(たぶん。メガバンクの銀行員だから)
③安定した仕事(銀行員はリストラされる確率が低そう)
という感じです。
ヘタしたら、僕より年収が高い可能性だってあります。
いや、かなり高い確率で高いでしょう。
さらにサヤは、27歳で未婚です。
20代女性は、婚活市場ではとても需要が多いです。
となれば、僕は何一つ、サヤにメリットを与えることができません。
婚活市場では、完全にパワーバランスが崩れています。
洗いざらい話す日
僕は、いつかこの時が来るとは思っていました。
すべてを洗いざらい話さなければならなくなる日が。
でも、予想より早すぎました。
もうちょっと夢を見させてくれてもいいのに・・・
でも、もうこの話の流れになった以上は、逃げられません。
腹をくくるしかありません!
僕は、思い切って自分のステータスのすべてを話すことにしました。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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