From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※シンヤと出会ったばかりの頃の体験談を、今度はサヤ視点(女性視点)で描いたストーリーの続きです。
シンヤから、浦安から舞浜までは35分かかると連絡が来ました。
「35分?!そんなにかかるの?」
さっきまでのワクワクした気持ちが一気にしぼみ、今度はイライラに変わりました。
遅刻されるのは私にとってはかなりの大ダメージです。
というのも過去の恋人に遅刻されてはイライラして、デート自体が楽しくなくなる、という経験を何度もしたからです。
もちろん、シンヤはダラダラして遅刻したのではないのはわかっています。
これまではきちんと時間通りに来ていたので、ないがしろにされたわけではないのもわかっています。
それにディズニーではなく、他の場所でのデートだったここまでガッカリはしないでしょう。
ここ一番のデートだったので、期待も大きかった分ガッカリも大きくなり、怒りに変わってしまったのです。
さらにここで葛藤が生まれます。
会ったときにどういう態度を取るのか?ということです。
むすっとしたまま会うと空気が悪くなります。ディズニーのような一日デートでいきなり重たい空気はしんどいです。
かといって「全然気にしてないよ」と笑顔で対応して、「気にしてないなら良かったー」と悪びれない態度を取られたら、それもそれでシャクに障ります。
ただ、30分以上怒り続けるのはしんどいので、とりあえずパーク外にあるお土産物屋さんで時間をつぶすことにしました。
ちょっとした相手のミスで必要以上に怒ってしまうのは、過去の痛みが関係している
少し話はそれますが、恋人が待ち合わせに遅刻したなど、相手のミスに対してものすごく責めてしまったことってありませんか?
実はこれ、私のように過去の心の痛みが関係していることが多いです。
過去の恋人だけでなく、「お母さんはいつも保育園のお迎えに遅れてきた」とか、「お父さんは仕事でお遊戯会に来てくれなかった」とか、子どもの頃の心の傷が再現されることもあります。
目の前の出来事に対して、必要以上に自分が傷ついている感じたら、一度立ち止まって自問してみるのがおすすめです。
「何でこんなに怒っているんだろう?」
「何がそんなに悲しいんだろう?」
そうすると、
「前の恋人とも同じようなことがあった。私はいつも大事にされていない!」
「そういえば子供のころ、お父さんの仕事の都合で家族のお出かけがしょっちゅうキャンセルされてた。その時に、ないがしろにされてると思った感覚と同じだ!」
と、実は目の前の恋人とは関係ないことに気づくことができます。
もちろん今遅刻されることに対して、「いやだな」と思うことはあります。
ただ、過去の恋人や家族の分まで今の恋人にぶつけるのはかわいそうだなぁと思えます。
私もこのときは気づかなかったのでプリプリ怒っているのですが(笑)、何度も自問を繰り返しているうちに
「あれ?こんなに怒る必要ある?」
と気づくことができ、前よりも少し気持ちが穏やかになりました。
(それでもまた違うことに怒ってしまうんですけどね)
さて、お土産屋さんで時間をつぶしていると、シンヤが到着しました。
開口一番、非常に申し訳なさそうに謝ってくれました。
「ゴメン!本当にゴメン!!」
誠心誠意謝っていたので、不満をぶつけることはしませんでした。(まだそこまでの関係ではなかった、ということもできます)
ただ、やはり心に壁ができてしまうのを押さえることはできませんでした。
シンヤが遅刻のお詫びに気に入ったものを買ってくれると言ったので、プーさんのマスコットを買ってもらうことにしました。
あまりいいとは言えないデートのすべり出しでしたが、まさかこの後さらに二人の間に溝ができてしまうとは、このときは思ってもみませんでした・・・
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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