From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※サヤと出会ったばかりの頃の体験談を、シンヤ視点(男性脳視点)で描いたストーリーの続きです。
せっかくのディズニーデートで、朝から行き先を間違えてサヤに待ちぼうけを食わせてしまった僕は、なんとか昼間の時間帯で挽回しようと必死になりました。
ディズニーシーの中に入ると、夢の国の雰囲気のおかげで、気まずい空気が少し紛れた感じになりました。
カップルのどちらかが、ディズニー通だった場合、ものすごい効率良くファストパスを取って回ることができます。
地図を見ずに、何時何分になったらここのファストパスを取って、次は何時何分にあそこのファストパスを取って・・・
というように、うまく立ち回りながら、少ない待ち時間でアトラションにに乗りまくるのです。
僕とサヤは、2人ともそこまで通ではありませんでした。
そこで、パークではのんびりと地図を見ながらファストパスを取りやすそうな乗り物だけを選んで回りました。
乗り物自体が目的ではなく、待ち時間で親交を深めるのが目的なので、別にファストパスをムリに取らなくても良いのです。
サヤが乗りたいと言う乗り物のファストパスだけを取って、後は待ち時間を見ながら選ぶことにしました。
トイ・ストーリー
サヤが1番に選んだのは、トイ・ストーリーの乗り物でした。
当時は確かトイ・ストーリーが一番新しい乗り物で、ものすごい人気でした。
僕らがパークに入った10時半頃には、すでにファストパスは夜8時台の回しか残っていませんでした。
恐るべし!ディズニー!!
僕らは素早くトイ・ストーリーのファストパスを取り、後は適当に回りながら、気になるアトラクションに普通に並びました。
待ち時間の話題
僕らの待ち時間の話題は、お互いの共通点である「男女のパートーナーシップの心理学」でした。
心理学は奥が深いので、話題は尽きませんでした。
お互いが今まで別々に参加したセミナーで学んだ内容のシェア、今までに読んだ本の学びのシェアなどをしていると、あっという間に待ち時間は過ぎました。
ディズニーの明るくウキウキした雰囲気も相まって、僕らはかなり話が弾みました。
お互いの過去の体験談などの話もしました。
仕事の話、学生時代の話など、色々な話題が出ました。
ただ、僕にはひとつ懸念事項がありました。
それは、僕らはお互いの年齢を知らないことです。
年齢を知らない不安
僕は、サヤのホッペタの表面が、やたらスベスベしているのが気になっていました。
そんなに化粧が濃くないタイプ、というかむしろかなり薄化粧のように見えるのに、こんなにホッペがスベスベしているということは、年齢が若いのでは?と思ったのです。
正直、最初にハロウィンパーティーで出会った時には、もしかして大学生?!と思ったほどです。
その後、色々と話すうちに、銀行員だということが分かったので、社会人だということは知っていました。
でも、年齢までは分かりません。
僕は当時、38歳でした。
サヤはどう見ても、30代には見えません。
これまでの話から推測すると、おそらく20代前半~半ばぐらいだと思います。
だとしたら、僕とはかなり離れていることになります。
少なくとも10歳以上は違うでしょう。
僕の年齢をサヤ知ったら、どん引きされてしまうかもしれません。
僕は、できれば早いうちに自分の年齢を知らせたいと思っていました。
でも、いきなり「俺、38歳なんだ!」なんて切り出したら、すごく変です。
かといって、男の自分からサヤに「ところで、サヤは何歳?」とか聞くのは失礼だと思われそうです。
しかも、僕らはまだ付き合っているわけではありません。
婚活パーティーのように付き合う前提の出会いなら、出会った時点でお互いの年齢を知ることができます。
でも、僕とサヤはまだ友達レベルです。
友達なのに年の差を気にするかどうか探るような質問をするのは、変です。
僕は、自分からは聞かないようにして、サヤに聞かれたら、正直に答えることにしました。
ディズニーの罠
ところが、僕らはディズニーの罠にハマりました。
パーク全体の楽しい雰囲気と、待ち時間の話の盛り上がりで、お互いの年齢などの個人情報の話題にならないまま、夜になってしまったのです!
僕も、年齢の心配事はすっかり忘れてしまいました。
もう、残されたアトラクションは、最初にファストパスを取ったトイ・ストーリーだけでした。
これに乗ったら、今日のデートは終了になりそうです。
でも、僕にはこの日、自分に課したミッションがありました。
そのミッションとは、「告白」です。
僕の学んだデート術では、「デート3回目には告白せよ!」という鉄のルールがありました。
特に今回はディズニーシーという、最高の「場の利」を活かすことができます。
ただ、さすがに告白となると、年齢を言わないまま実行できるものではない気がしました。
まあ、告白する時に年齢を聞かれたら答えればいっか!と開き直りました。
相手の年齢もわからず告白するのは、順番が逆のような気がします。
でも、僕はやると決めた以上、必ず告白を決行する!と覚悟していました。
どんなに変な雰囲気の展開になろうが、とりあえず実行することにしました。
ところが!!
そんな気合いをガツン!とくじくような出来事が待っていました。
今振り返っても恐ろしい、「魔のトイ・ストーリー」の待ち時間で、それは起こりました・・・
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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