【私たちシンヤ&サヤの出会った時の体験談⑭】

From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

※サヤと出会ったハロウィンパーティーでの体験談を、シンヤ視点(男性脳視点)で描いたストーリーの続きです。

サヤとLINE交換した僕は、さっそくその日のうちにメッセージを送りました。

これは、僕がこれまでに読んできた何冊もの恋愛指南本に書いてあった共通の戦術です。

女性脳は男性脳と違って、「接触の頻度」で親密さを感じるようにできています。

たとえば男性同士であれば、「親友」の定義は頻繁に連絡し合う相手ではありません。

むしろ、ふだんやりとりしていないけど、数年に1回ぐらい会った時に、昔と変わらない雰囲気で話せるのが、親友です。

頻繁に会わなくても、関係性が変わらないこと。

それが、男性にとっての「親密な相手の証し」なのです。

 

女性にとっての親密さは、頻繁なやりとり

一方で、女性にとっての親友の定義は男性とは違うケースが多いです。

女性にとっての親友とは、ふだんから頻繁にやりとりする相手のことです。

逆に、親友なのに頻繁にやりとりしないのは、気まずささえも感じてしまいます。

久しぶりに親友に会った時の女性同士のよくある合い言葉は、

「最近あんまり連絡できなくて、ゴメンね」

だそうです。

これは、男性とは真逆です。

男性は親友と頻繁にやりとりすることは、「相手との関係を信じていない」ことになるからです。

でも女性脳は、頻繁にやりとりしない相手とは疎遠に感じられるような仕組みになっているようです。

どんなに親しかった友達でも、長年会わないでいると、初めて会った時のような、心理的な距離感を感じるそうです。

男女の関係でも同じ

この傾向は、恋人や夫婦などの男女の関係でも同じ事が言えます。

男性は、身内になった相手(奥さんや長年付き合っている恋人)とはあまり頻繁に連絡し合いません。

奥さんであれば、「一緒に住んでいるんだから、そんなに頻繁にやりとりする必要はない」と考えます。

長年の恋人であれば、「もう何年も付き合っているんだから、メールはすぐに返す必要はない」と考えます。

男性にとっては、それは相手への信頼の証しだからです。

・頻繁にやりとりする相手=関係の浅い相手

・ほどんどやりとりしない相=関係の深い相手

という図式が、男性脳の中にはあります。

女性は真逆

ところが、女性脳はこれとは真逆の反応をします。

長年付き合っている彼氏がメールの返信をあまりしなくなったら、

「私に興味がなくなったのかしら?」

「彼はもう、私を愛してないのかしら?」

と感じるようになります。

そして、彼の気を引こうとして、わざと距離を置いたりします。

でも、これは逆効果です。

彼は距離を置かれることで、ますます彼女への信頼感を増すことになります。

不安になって気を引かれるどころか、逆に安心するのです。

これが、長年付き合っている男女の別れのきっかけになったりします。

そしてこれは、一緒に住んでいる夫婦間にも言えることです。

たとえ一緒に住んでいても、奥さんは旦那さんとの頻繁な会話やメッセージのやりとりを求めています。

でも、そのことに気付く旦那さんは多くありません。

また、奥さんの欲求に気付いても、その重要性にまでは気付かず、「頻繁なやりとりなんて、必要ない」「面倒だ」と感じて、無視してしまうのです。

付き合う前でも同じ

そしてこれは、男女が付き合う前でも同じです。

男性はできるだけ頻繁にメッセージを送ったり、会う約束を取り付ける方が、意中の女性をゲットできる確率がアップします。

これは、付き合う前の男性にとっては比較的できることです。

なぜなら、恋愛の初期ステージでは、男性脳は「マメに女性に尽くすように!」と指令を出すからです。

一方で、男性は自分が女性に好かれているかどうか分からないうちは、あまり積極的な行動に移せないケースもあります。

相手にしつこくして、キラわれてしまうのを恐れる余り、行動できなくなるパターンです。

僕はどちらかというと、「焦って連絡しまくる暴走パターン」と「恐れて連絡できなくなるチキンパターン」を繰り返してきました。

でも、今は本でしっかり戦略を学んで、計算された行動を取れるようになってきました。

そこで、サヤにその日のうちにメッセージを送ったのです。

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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