Fromシンヤ（男女のパートナーシップ研究所）
（→前回のつづき）
日本で婚活がうまくいかず、諦めて気分転換にイギリスに行ったアラフォー女性。
現地のバーで、人生を変える転機が訪れます。
なんと、１０才も年下のイギリス人男性から、猛烈なアプローチを受けたのです。
日本では年下の男性からアプローチを受けたことなどなかったので、彼女は最初は何かウラがあるのでは？と色々と疑っていたそうです。
でも、とりあえず様子見として、友達からのお付き合いを始めてみました。
すると、次第に彼の誠実な人柄に惹かれていったそうです。
そして数ヶ月後、彼女が日本に帰る前には、付き合うことに決めました。
遠距離でも毎日話す
帰国後も、日本とイギリスは大きな時差があるのにも関わらず、彼は彼女の時間帯に合わせてビデオ通話で毎日話してくれました。
そして、しばらくすると仕事の休みを長期で取って、彼女に会うために日本に来たのです。
それまで、どこかで「何かウラがあるかも？！」と疑っていた彼女も、さすがにこの時点では、彼を信用するようになっていました。
もし、結婚詐欺などでれば、ビデオ通話だけで終わらせるからです。
そして、彼の日本滞在の最終日。なんと彼は、彼女にプロポーズしました。
自分が有利なイギリスではなく、彼女のホームである日本で、プロポーズしたのです。
さらに彼は、「結婚したら、住みたい国はあなたが決めて良いよ。僕は、どこにでもついていくから。」と言います。
日本人男性であれば、こんなことを言う人はまずいないでしょう。
彼女は、彼のプロポースを受けて、結婚しました。
彼女はちょうど仕事がなかったので、「最初は自分がイギリスに行きたい」と伝えて、彼は仕事を辞めずに現地でしばらく暮らしました。
それから３年後、2人は日本に来て、彼は英語の先生の仕事を得て、彼女は別の会社で働き始めたそうです。
そのタイミングで、僕とＢＢＱで出会ったのです。
3年経ってもめちゃくちゃ仲良し
2人を見ていて印象的だったのが、結婚して３年経った2人が、今でもすごく仲良しだったことです。
一緒に歩くときには、常に手をつないでいました。
そして、彼女が僕になれ初めストーリーを話してくれている時にも、優しい笑顔で彼女を見つめていました。
彼が彼女に「ベタ惚れしている感じ」が伝わってきたのです。
これは、女性が幸せと安心感を得るためには、とても大事なことだと思います。
女性は常にパートナーから愛されている、大事にされているという実感があると、幸せを感じられるからです。
特に、日本では文化的に、西洋と比べて男性がパートナーに対して愛情を表現するのが苦手な人が多いです。
アメリカの映画を見ていると、日常的に手をつないだり、キスやハグをする夫婦がよく登場しますが、日本ではあまり見かけません。
もちろん、ボディータッチは「愛の言語」とも関係しています。
パートナーに何をしてもらったら、自分が愛されていると感じるのか、の基準は、人によって違います。
ただ、僕がＢＢＱで出会った夫婦は、少なくとも2人が一緒にいる時間を大事にしている点と、彼がスキンシップや目線での愛情表現を欠かさない点で、女性の方が満たされている雰囲気が伝わってきました。
もし彼女が、そのまま日本で婚活を続けていたら、１０才も年下でこんなに愛情表現豊かな男性に出会える確率は、かなり低かったでしょう。
国際結婚する女性たちの満足ポイント
僕がこれまで話を聞いてきた国際結婚した人達の中で、女性からよく聞く言葉は、はやり「愛情表現のストレートさが違う」ということです。
日本では、男性が女性に対して愛情表現する度合が、世界的に見ても少ないようです。
これは西洋と日本の違いだけではなく、韓国人男性と結婚した女性も、同じことを言っていたので、アジア圏でも違うんだと思います。
過去に、僕が作った婚活グループにいた女性が、数年後に韓国人の男性と結婚しました。
その時に、僕が直接彼女から聞いた話では、
「日本では経験したことがないぐらい、ガンガン口説かれたんですよ。ものすごいストレートな愛情表現をされて。
付き合ってからも、めちゃくちゃ愛情表現してくるんです。
これは、うちだけじゃなくて、他のカップルの話を聞いてても、同じみたい。
周りの日本と韓国は文化が似ていると思ってたけど、少なくとも男性の積極性では、韓国の方がアプローチが強いですよ。日本で婚活してた時には、味わったことがない感覚でした。」
と言っていました。
婚活で行き詰まった女性にとって、海外に目を向けることは、新しいチャンスになると思います。
そしてこれは、男性にも当てはまります。
・・・つづく。
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