【予想外に多いセックスレスの悩み⑦「話題に出すきっかけ」】

もし自分のパートナーが今のセックスレス状況に不満を感じているかどうかを確認したい場合、「相手に聞く」という作業がどうしても必要になってきます。

作業自体はシンプルですが、感情的にはかなりムズカしいでしょう。

いきなり「ここしばらく、ずっとセックスしてないけど、不満はない？」なんて聞く度胸のある人は少ないと思います。

そこで今回の記事では、そこまでダイレクトに聞かなくても相手の不満を聞き出す方法、そして自分の不満をソフトに伝える方法をお伝えします。

本をダシにする

一番自然で良いのは、本やネット記事で読んだ内容をダシにして、話題に出すことです。

パートナーシップ関連の本や記事には、簡易テストや診断がついているものが多くあります。

それを一緒にやってみようと持ちかけるのです。

「こんな本（記事）を読んだんだけどさぁ～、ちょっとやってみない？」

というように、軽い感じで話してみます。

一番オススメなのは、このブログでも何度かご紹介している本「愛を伝える５つの方法」です。

この本には、人が愛を感じる５パターンの方法が載っていて、それぞれ人によってまったく優先順位が違うことが分かります。

①ポジティブな言葉（ホメや感謝）

②ギフト（贈り物）

③サービス行為（家事や育児、相手のために何かする）

④クオリティータイム（２人だけで話しながら一緒に過ごす時間）

⑤身体的タッチ（セックスを含むスキンシップ全般）

これらは、人によってまったく優先順位が違います。

たとえば、クリスマスや誕生日など、記念日のプレゼントで愛情を感じる人もいれば、まったく執着がない人もいるのです。

パートナーからホメられても、あまり喜ばない人もいれば、ちょっとホメられただけで大喜びする人もいます。

ちなみに僕たち夫婦は、僕が①で、サヤが④です。

僕はサヤにホメられると、めちゃくちゃヤル気が出ます。

サヤは、１日の中で僕と２人でゆっくり話す時間が必要です。

逆に、僕たちの優先順位が一番低いのが一致していて、それは②のギフトです。

お互いに優先順位が低いと、不満がない

お互いに優先順位が低いので、クリスマスプレゼントも贈り合いません。
記念日も何もなくても、お互いに不満を感じません。（これは勝手に僕がそう思っているのではなく、２人でじっくり話し合ってお互いに確認しました）

誕生日も、サヤは「プレゼントはいらないから、そのお金で、お出かけしたい」と言います。

これを他の夫婦に言うと、「えー！そうなの？信じられない！」とビックリされることがあります。

そのリアクションから、その夫婦にとっては、ギフトはとても大事といことが分かります。

ちなみに、僕とサヤも結婚前には、ギフトを贈り合っていました。

恋愛のステージでは、お互いに尽くすように脳から指令が出るので、たいていの場合は、２人ともこの５つすべてをやろうとします。

そのため、付き合っている段階では相手の優先順位も、自分の優先順位も分からないのです。

そして、恋愛ステージを終えて結婚した頃に、お互いが「生まれつきの本当の優先順位」で行動するようになります。

その結果、相手が自分のことを大事にしてくれなくなった、とお互いに感じるようになるのです。

パートナーと一致しないのが普通

この５つの優先順位は、パートナーと一致しない確率の方が高いです。

５つあるということは、当たる確率は２０％です。

ということは、ハズれる確率は８０％なわけです。

特に男女の場合、本能的に「違う者同士が惹かれ合う」という法則があるので、５つの優先順位が一致しないことが多いのです。

たとえ一致したとしても、その中にまた細かい違いがあるので、完全に一致することはムズカしいです。

たとえば、お互いに第一優先が「サービス行為」で一致している夫婦でも、旦那さんは「料理を一生懸命やること」で愛を表現しますが、奥さんの方は「子供の面倒を見てもらうこと」で愛を感じる、というケースもあります。

そうなると、２人の間に優先順位のズレが生じるので、不満がたまる原因になるのです。

そう考えると、基本的には夫婦の間での優先順位は一致しないもの、と覚えておくと良いでしょう。

また、自分自身の優先順位も完全に無意識レベルでやっているため、普通は気づけません。

だからこそ、診断テストを受ける価値があるのです。

こういう話題を出した上で、診断テストを一緒に受けてみようよ！と言えば、相手も「へ～！」と興味を持ちながら、軽い気持ちで乗ってくれる確率が高いでしょう。

そして診断テストを受けたら、おそらく衝撃の結果が待っています。