From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
「愛を伝える5つの方法」の本の巻末についているチェックテストを受けると、あなたの優先順位が分かります。
次のうち、どれがあなたにとって一番大事か?一番相手から大切にされていると感じるでしょうか?
①ポジティブな言葉(ホメや感謝)
②ギフト(贈り物)
③サービス行為(家事や育児、相手のために何かする)
④クオリティータイム(2人だけで話しながら一緒に過ごす時間)
⑤身体的タッチ(セックスを含むスキンシップ全般)
これらは、人によってまったく優先順位が違います。
もし、「どれが一番嬉しいか」という基準でのジャッジがムズカしい場合は、「どれがなかったら、一番不満を感じるか?」で考えてみてください。
①パートナーからの不満やグチを聞くのが死ぬほどイヤなら、愛の言語は「ポジティブな言葉」
②パートナーが記念日を忘れて何も用意していないことが耐えられないなら、「ギフト」
③パートナーが家事や育児をまったく手伝ってくれないことで、離婚まで考えるほど悩んでいるなら、「サービス行為」
④パートナーがいつも忙しくて、2人で一緒に過ごす時間がないことに不満を感じるなら、「クオリティータイム」
⑤セックスレスやスキンシップがないことに悩んでいるなら、「タッチ」
というように、不満から逆算していくと、正確に割り出せます。
この優先順位は、夫婦でズレがあるのが当たり前です。
5種類あるので、一致する確率は25%、さらに男女は本能的に「違う者同士がひかれ合う」ようにできているので、一致する確率はさらに下がります。
違いが見えた場合の対処法
今回はセックスレスがメインの話題なので、⑤のタッチだけに絞って解説します。
もし、あなたの優先順位の中でタッチが低いのであれば、あなたはセックスレスを問題だと感じていないはずです。
でも、もしパートナーの第一優先がタッチだと分かったら・・・
そのままにしておくことはできません。
今のまま放っておくと、離婚に向けてカウントダウンを始めるようなものです。
特にセックスレスの場合、家事や育児と違って不満を口に出しづらいジャンルです。
「ちょっと家事を手伝ってよ!」
「誕生日プレゼントを用意してないなんて、信じられない!」
と言うのと同じノリで、
「ちょっといいかげんセックスしてよ!」
「半年もセックスしないなんて、信じられない!」
と言うのは、かなり勇気がいります。
だからこそ、不満がたまりやすく、ある日突然爆発して、離婚を切り出されることになるのです。
「外で発散してきて」は逆効果
ちなみに、タッチの優先順位が低い人が、パートナーからセックスレスの不満を打ち明けられた時にやりがちな対処法が、
「風俗通いや、浮気で発散していいよ。」
と伝えることです。
つまり、風俗や浮気を公認することで、セックスのアウトソーシングをしながら、今の結婚生活を保とうとするパターンです。
これは一見、合理的に見えるかもしれません。
でも実は、逆効果です。
タッチが第一優先のパートナーにこれを言うと、ひどく傷つきます。
女性はもちろん、男性であっても、妻から「浮気OK!」と言われると傷つくのです。
これを言われて喜んで風俗通いや浮気をする男性は、第一優先がタッチではありません。
なぜなら、タッチが第一優先の人は、「セックスと愛を強く結びつけている」からです。
「俺が愛しているのは君なんだから、君が相手じゃなきゃ意味がない」
と感じるのです。
もし、タッチが第一優先の人が「奥さん公認」で浮気した場合、おそらくその後、奥さんと別れて浮気相手と再婚する道を選ぶ可能性が高いでしょう。
だから、もしあなたのパートナーの優先順位が「タッチ」だったら、浮気や風俗通いを公認するのは、結婚生活を破綻に導きます。
かといって、自分はセックスしたくない。
自分だけガマンするのはイヤだ。
そう思いますよね。
いきなりセックスに持って行くのがムズカしい場合、カンタンなスキンシップから始めるのもありです。
まずは軽いスキンシップから
実はタッチの人は、セックス以外でも、身体に触れあうことで満たされる傾向があります。
たとえば、
・家の中を歩いていて、パートナーとすれ違う時に、相手の肩に手を置く。
・しゃべりながら、自分の手をパートナーの手に置いたり、握る。
・夜寝る前に、軽くハグする。
などでも、愛を感じることができるのです。
ずっとセックスレスが続いている夫婦が、いきなり「はい!今晩やりましょう!」というのは、かなりムリがあります。
まずはこういう軽いスキンシップから始めて、もし自分の気持ちも乗ってきたなと感じたら、先へ進んでみるのも良い方法です。
その時には、相手にも事前にしっかり伝えておくと良いでしょう。
「いきなりセックスというのはムズカしいけど、軽いスキンシップならできると思うんだけど、どう?」
というように。
実際にやってみると、驚くほど相手が喜ぶのを見て、「こんなカンタンなことで喜ぶのか!」と発見があるかもしれません。
家事や育児に比べると、タッチの人を満たすのは割と時間と手間がかからず、やる価値があると感じるでしょう。
今回の記事では、あなたのパートナーの優先順位がタッチだった場合の対処法をお伝えしました。
次回の記事では、逆パターン(あなたの優先順位がタッチ)だった場合の対処法を解説します。
・・・つづく。
今回のブログはこちらの記事を元に書いています。
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