【予想外に多いセックスレスの悩み⑥「優先順位の違い」】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)

セックスレスの原因の1つとして、「忙しすぎて時間がない」という声がよくあります。
昔に比べて共働きの夫婦が増えています。
一方で、労働時間の長さは、昔とそんなに変わらない環境で働いている人が多いです。
そのため、帰宅後の家事の負担が大きくなりがちです。
帰宅後に何を優先するか?は人によって違います。
・外食で済ますか?手料理にこだわるか?
・部屋が片付いていないと落ち着かないか?全然気にならないか?
・洗濯物は毎日洗う派か?数日ためてから洗う派か?
・食器洗いは、食洗機を使う派か?手洗い派か?
などによっても、家事に費やす時間が変わってきます。
また、子供がいるかどうか?子供の年齢は何歳か?によっても、家事の量は変わります。
夫婦の間で優先順位が違うことで、セックスをする時間と体力を1日の中で残せるかどうかが変わってくるのです。
たとえば、妻側は「できるだけ外食はしたくない。部屋が片付いていない状態で寝るのもイヤ」と思ってるのに、夫が「今日は外食で済ませて、久しぶりにしようよ?」とベッドに誘ったとしても、断られる確率が高いでしょう。
この場合は、お互いに歩み寄りが必要です。
たとえば、夫が夕食を作って片付けまでやった場合、妻はそれに愛を感じて、セックスの誘いに応じたくなるかもしれません。
また、どうしても物理的な時間が取れないのであれば、「新・三種の神器」を取り入れて、家事を自動化する必要もあるでしょう。
新・三種の神器とは、①食洗機、②衣類乾燥機、③ロボット掃除機 です。
これらを使えば家事の時間が短縮されて、夫婦2人だけの時間を作り出すのに役立ちます。

物理的に時間があってもダメな時

一方で、家事の時間を短縮して時間を作り出したとしても、それでセックスレスが解消できるとは限りません。
相手がセックスに応じてくれないと、いくら時間があってもダメだからです。
よくあるパターンは、2人の時間が十分にあるのに、夫がスマホゲームに熱中してそのまま1日が終わる、というケースです。
このように、時間があってもセックスレスが解消されないことはよくあります。
やはり大事なのは、「お互いの優先順位をハッキリさせること」です。

優先順位は違って当たり前

夫婦の間で優先順位が違うことは、当たり前です。
むしろ一致してることの方が珍しいです。
セックスレスが問題になるのは、「片方だけが不満を抱えている状態」の時だけです。
もし両方がセックスレスに不満を抱えていたら、2人ともセックスレス解消に向けて動くでしょう。
たとえ部屋が片付いていなくても、セックスをする時間が取れれば、2人とも満足感を得られるはずです。
また逆に、2人ともセックスに対する重要度が低くて、セックスレス状態に対して別に何の不満もないのであれば、まったく問題ありません。
実際に、そういう夫婦もいます。
ただ、多くの場合は片方だけが「セックスレスでも問題ないだろう」と思っていて、もう片方が不満を抱えている状態があります。
ハッキリ口に出して不満を言うこともあれば、密かに胸の内に秘めていることもあります。
どちらかというと、胸の内に秘めている方が危険です。
ある日突然、離婚を切り出されて、相手の方は理由もまったく予想できず、青天の霹靂!というケースがあるからです。
離婚届を突きつけられた後に、セックスレスの重大さに気づいても、もう遅いことが多いです。
できれば早めに気づいた方が、対処がラクになります。
だからこそ、夫婦の間で優先順位を話し合う必要があります。

優先順位を話し合う

やることはシンプルです。
夫婦2人でゆっくり話し合う時間を取り、「今の生活で不満はないか?」を正直に伝え合うのです。
作業自体はシンプルですが、感情的にはかなりムズカしいでしょう。
でも、やるしかありません。
いきなり「ここしばらく、ずっとセックスしてないけど、不満はない?」なんて聞く度胸のある人は少ないと思います。
そこで次回の記事では、そこまでダイレクトに聞かなくても相手の不満を聞き出す方法、そして自分の不満をソフトに伝える方法をお伝えします。

・・・つづく

 

今回のブログはこちらの記事を元に書いています。

 

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