From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
先月、りゅうちぇるさん&ぺこさん夫妻が夫婦関係を解消し、離婚届けを提出したお話を聞いて、あなたはどう感じましたか?
こういった有名人のパートナーシップがらみの報道を聞いた時には、
「それが良いか?悪いか?」
「どちらが間違っていて、どちらが正しいか?」
の白黒判断をするだけで終わってしまうのは、もったいないです。
できれば、自分のパートナーシップの価値観の分析につないでいくのがオススメです。
そこで使えるのは、「なぜ?」という言葉を、5回繰り返すことです。
たとえば、こんな感じです。
既婚男性の例
あなたが既婚男性で、今回のりゅうちぇるさん&ペコさんの報道を聞いて、こう思ったとしましょう。
「なにぃー!子供がいるのに離婚するなんて、けしからん!しかも、別居するわけでもないのに、婚姻関係だけを解消したいだと?そんな甘っちょろい理由で奥さんと子供に迷惑をかけるなんて!無責任な!!」
と怒りがこみ上げてきたとします。
そしたらすかさず、
「①なぜ、自分はそう感じるんだろう?」
と自問自答してみてください。
すると、こんな答えが出てくるかも知れません。
「だってそりゃ、男はそういう責任を一生背負う覚悟をしてから結婚するもんだろう!」
自分の中の「常識」を疑う
そしたらすかさず、
「②なぜ、自分は結婚に対してそういう考え方をしているんだろう?」
と自問自答してみてください。
すると、こんな答えが出てくるかも知れません。
「そもそも結婚てのは、責任が伴うものだよ。責任が重くなったからって逃げるなんて、父親として、夫としてあり得ない!」
そしたらすかさず、
「③なぜ、自分はこの考え方になったんだろう?」
と自問自答してみてください。
すると、こんな答えが出てくるかも知れません。
「だって、自分の父親は自分が小さい頃からいつもそう言ってたし、自分も父親になった時にそう思ってガンバってるから・・・」
そしたらすかさず、
「④なぜ、自分は父親と同じ生き方を選んだんだろう?」
と自問自答してみてください。
A:父親のことが昔から大好きで、今でも尊敬しているから?
B:父親が厳しくて怖い人で、今でも頭の片隅にいる父親に見張られているような気がするから?
C:父親とは違う生き方をしている既婚男性が周りにいなくて、他にモデル人物がいないから?
D:子供の頃は、「オヤジみたいにはなりたくない!」って思ってたのに、いつの間にか父親と同じ生き方をしないと、男としてやっていけないと思うようになったから?
色んなパターンがあると思います。
仮に、パターンDだったとしましょう。
そしたら、もういちど自分に問いかけてみます。
最後の深掘り質問
「⑤なぜ、父親と同じ生き方をしないと、男としてやっていけないと思うようになったんだろう?」
それは真実なんだろうか?
他の生き方でうまくやっている人もいるんじゃないのか?
本当に、男は結婚したらみんな同じような価値観でしか生きられないのだろうか?
何より、自分自身は今、この生き方に本当に100%満足しているんだろうか?
もし100%満足しているなら、なぜ今回のりゅうちぇるの件について怒りがこみ上げてくるんだろう?
本当は、俺は満足していないのかもしれない・・・
俺は今、無理をしているのかもしれない・・・
無理をしてでも責任を果たすのが夫として、父親としての務めだと思って、必死で不満をかみ殺してガンバっているのかもしれない・・・
自分の幸せをあきらめて、家族の幸せのためにお金と時間を最優先させることが、結婚するということだ!と思っているのかもしれない・・・
というように、自分を深掘りしていきます。
この時に大事なのは、ここで自分が正しいかどうか?をジャッジしないことです。
ただ、ありのままを捉えて、
「あ、自分はこういう考え方をしているんだな」
と思うようにしてみてください。
自分の価値観を知ることが、パートナーシップを良くする上で大事なステップになるからです。
・・・つづく。
ご本人の言葉を読んでみたい場合は・・・
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