From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※火曜日のブログは夫シンヤが担当します
今年8月下旬に下の娘が生まれたのをきっかけに、僕は初めて育休を取ってみました。
日本では、制度としての男性用育休はあるものの、実際に取る人はかなり少ない印象です。
でも英語圏の国では男女の区別なく、育休は定着しているようです。
僕は31才の時にカナダに3ヶ月間留学したことがありますが、何度か平日にベビーカーを押して散歩しているお父さんたちを見かけました。
彼らが育休中だったのか、それとも単に平日休みの仕事だったのか分かりませんが、ホストファミリーの情報によると、カナダでは男性の育休は普通だと言っていたのを覚えています。
また、夫が仕事を完全に離れて主夫として子どもの世話をするケースも多いと聞きました。
16年前でさえもそんな状況だったので、今はもっと進んでいるでしょう。
当時、僕は婚約していたので、
「自分も数年後には子どもを持って父親になるかもしれない。そしたら、育休を取れべきだろうか?いや、そもそも日本で育休が取れるのか?」
と色々とリアリティーを感じながら見ていました。
(実際には、その予想は現実化せず、結婚式を挙げてわずか3ヶ月で破局するという悲しい結末になったのですが・・・)
それから7年後にサヤと出会って、9年後に結婚したことで、また自分が父親になるチャンスを得ました。
でも、1人目が生まれた時には、僕は育休は取りませんでした。
1人と2人では、負担が違う
1人目の娘が生まれた時には、「僕とサヤの2人対1人のベビー」という比率でした。
2人て手分けして1人の娘の世話をしていたので、大変ではありましたが、「人手」という点では、余裕がありました。
でも今回は2人目なので、サヤが下のベビーにつきっきりになります。
そこで僕が、上の娘の担当になりました。
・朝は着替えさせた後に朝食を食べさせてから、保育園に送り届ける。
・夕方は保育園にお迎え~風呂入れ~寝かしつけ
という流れを毎日実行し続けるのは、かなりの負担増になることは間違いありません。
そこで僕は、このオペレーションに慣れるまでの期間として、9月下旬~10月下旬にかけて育休を取ることにしたのです。
育休といっても、まったく仕事をしないわけではなく、仕事量を減らした感じです。
この1ヶ月間の育休で色々と学びがあったので、それをシェアします。
男性の育休のイメージ
僕が育休を取る前の「男性の育休に対するイメージ」は、こんな感じでした。
・「子煩悩なイクメンが取る休暇」というイメージ。
・育休中には子どもに時間と気持ちのリソースを向けることで、親子や夫婦の絆が深まるイメージ。
・子どもが泣いても「ホッホッホッ!」と余裕の笑みを浮かべて優しく見守る、心の広い父親が取るイメージ。
・育休明けには、子どもの目を通じて、純粋な視点世界を見れるような、悟りを開いているイメージ。
そんな勝手な思い込みがありました。
今考えると、1ヶ月休みを取ったぐらいで、人間の内面が急激に変われるわけはありません。
でも、なんとなく上記のイメージに自分が近づけるような学びがあると思っていたのです。
予想外の展開
ところが、実際に取ってみると、僕が最初に予想していたのとは、まったく違う種類の学びが待っていました。
そしてそれは、決してラクなものではありませんでした。
もちろん、子育てがラクだと期待していたわけではありません。
大変だけど、子育てを通して、心が充実すると思っていたのです。
ところが、その肝心の心の部分が、まさかのネガティブ方向に向かっていきました。
・・・つづく。
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