【新婚なのに、ケンカばかり。私が結婚相手で良かったの?⑥乗り越え方】

From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)

※月・金曜日のブログはシンヤが担当します。

(→前回の続き)

前回の記事では、僕達シンヤ&サヤも新婚でケンカが増えた体験談をお伝えしました。

たとえケンカが起きるメカニズムが分かっていても、避けることはできません。

避けることはできない以上、対処法を学ぶしかないのです。

ケンカが起きた時の対処法としては、基本的には3つしかありません。

①そのまま耐え続けて、いつかケンカしなくなる時期が来るのを期待しながら待つ。

②パートナーと話し合って、ケンカを原因を探る。

③専門家のカウンセリングを受ける。

多くのカップルは、①→②→③という順番で進むと思います。

とりあえず様子を見て、どうしようもなくなったら、話し合う時間を持って、それでもダメならカウンセラーを探す、という流れです。

ただ、日本ではまだ、夫婦や恋人間のケンカを解決するカウンセラーがいること自体、知られていない気がします。

それに、カウンセラーの数も欧米に比べて圧倒的に少ないです。

放置するデメリット

①の放置パターンは、一番多くのカップルが取る行動だと思います。

ただ、これは問題があって、自然に解決する確率がとても低いということです。

男性は妻とのケンカが増えてストレスがたまると、家に帰りたくなくなる習性があります。

これは、男性脳が「1人の時間や他のことに集中することで、ストレスを回避する仕組み」になっているのが原因です。

そのため、男性はケンカが続くと、家に帰る時間帯が遅くなってきます。
対して女性はストレスがたまると、話すことで解消しようとします。

周りに話す相手がいる状態なら良いのですが、夫婦間のケンカを相談できるような近い相手がいない場合、話し相手は夫のみになります。

すると、家に帰ってこない夫に対してますますストレスがたまるようになり、やっと帰ってきた夫にまたストレスをぶつけることになってしまうのです。

そして夫はさらに家に寄りつかなくなり、癒やしを求めて他の女性と浮気することもあります。

そんな風に、どんどん悪循環になっていくのです。

夫婦ゲンカが増えている時には、放置はあまり得策ではありません。

やはり、話し合いが必要なのです。

ただ、話し合おうと思っても、相手が怒ってしまい、話し合いにならなくなるパターンが多いです。

それは、お互いが感情をぶつけ合っている状態だからです。

感情のぶつけ合い VS 感情の伝え合い

ケンカをしている最中は、お互いに「悪いのは相手だ」と思っています。
考え方や態度を改めるのは相手の方であるべきだ!自分は間違っていない!

と思っている状態です。

そして、どちらが正しいか?で争うのです。

言い負かした方が、正しいということになります。

勝つためには、力が必要です。

力を得るためには、怒りの感情を相手にぶつけることになります。

そして、怒りのパワーが勝る方が、ケンカにも勝って、正しさを証明できる・・・という感じです。

でも、多くの場合、そうはなりません。

勝っても負けても、しこりが残ります。

では、どうしたらいいのでしょうか?

それは、感情のぶつけ合いから、「感情の伝え合い」にシフトすることです。

感情の伝え合いとは、相手を怒鳴ったり責めたりすることとは違います。
感情の伝え合いとは、冷静に、言葉にして、相手に自分の感情を伝え得ることです。

感情をぶつける言い方&伝える言い方の違い例

たとえば、

「なんであなたはいつも靴下を脱ぎっぱなしなの!ちゃんと洗濯物入れに入れてよ!そのぐらい子供でもできるでしょ!」

というのは、感情をぶつけている言い回しです。

それに対して感情を伝える時には、落ち着いて、感情を言葉にして表現します。

「私は最近、あなたに大事にされていないと感じるの。今日、靴下を脱ぎっぱなしで床に置いているでしょ。あれを見ると、私はなぜか、悲しい気持ちになるの。私は脱ぎっぱなしの靴下を見ると、それを後から片付ける自分のことも、あなたに大事にされていないと感じるの。」

というような形で伝えます。

これを言いながら、あなたは涙がこぼれてくるかもしれません。

でも、大丈夫です。

怒りをぶつけるのと、悲しみを表現するのとは、相手にまったく違う印象を与えます。

「怒りの感情は、傷ついた心を守るための防衛本能」と言われています。
でも、その本能に任せて相手に怒りの感情をぶつけると、ほとんどの場合は、相手も防衛本能が発動して、怒りの感情をぶつけられます。

そして2人ともますますヒートアップしてしまうのです。

でも、もし自分の怒りを冷静に分析して、悲しみにフォーカスした状態で感情を言葉にして伝えられたら・・・相手の反応が変わる可能性があります。

もちろん、相手がどういう反応を示すかは、実際に言ってみるまで分かりません。

でも少なくとも先ほどの、

「なんであなたはいつも靴下を脱ぎっぱなしなの!ちゃんと洗濯物入れに入れてよ!そのぐらい子供でもできるでしょ!」

というセリフに比べたら、だいぶ印象が変わってくることは間違いないでしょう。

こういった伝え合いを丁寧に根気よく繰り返した先に、本当の意味での「仲直り」ができるのです。

あきらめではなく、仲直りです。

そして、ちゃんと仲直りをした先に、これまで以上に深い絆を感じる状態が待っています。

 

・・・つづく

※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。

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