【夫婦で一緒に動画を作るとき、ケンカになりませんか?④】

From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回のつづき)

前回の記事では、私達シンヤ&サヤの体験談で、


「自分の死守してきたものを手放し始めた」


ことがきっかけで、私達の動画撮影作業に大きな変化が訪れたことをお伝えしました。


今日は、その詳細を解説します。

2人それぞれのこだわり

まず、私達シンヤ&サヤの2人のこだわりについて復習しておきましょう。


【シンヤのこだわり】

とにかく時間通りに撮影を開始して、早めに終わらせたい。

気持ちが乗るまで待たずに、行動しながら気持ちを乗せていきたい。

何よりも「結果を出すこと=動画を作ること」を最優先したい。


【サヤのこだわり】

しっかり気持ちが乗った状態で撮影を開始したい。

やる以上は、自分が納得のいく動画を出したい。

気分が乗らない時に、暗い表情ので録画して、それを表に出すのがイヤだ。


という感じです。正反対ですね。


お互いが、「自分の方が正しい」「自分はこういう人間だ」と信じて疑わない状態が、半年ぐらい続きました。


そして、私達はヘロヘロになりました。


長期戦が続いて疲れたことで、毎回同じパターンに飽きてきて、私達はだんだん、自分のこだわりを手放し始めました。

サヤの歩み寄り

まず先に、サヤから歩み寄りました。


ある日、気持ちが乗らないにも関わらず、


「よし!とにかく撮ろう!」


と言い出したのです。


(今日はいつものように考え込むよりも、行動してしまった方がラクな気する・・・)


と思ったからです。


それが、「よし!とにかく撮ろう!」というセリフにつながりました。


そんなサヤのセリフ聞いて、意表を突かれたシンヤは

 

「え??やるの?」


と驚きました。


というのも、シンヤはその日のサヤの表情を見て、気持ちが乗っていないと分かっていたからです。


そして内心(また今日も平行線の状態が続くのか・・・)と覚悟を決めていました。


実際、シンヤは撮影直前まで、


「サヤの気分が乗るまでの待ち時間を、いかに有効に使うか?」


をグルグルと考えていたぐらいです。


むしろ、シンヤの方が心の準備ができていないぐらいでした。


「珍しいこともあるものだ・・・」


不意を突かれたシンヤは、驚いたまま撮影に入りました。


その日のサヤは、決してノリノリではありませんでしたが、パワーと勢いで乗り切った感がありました。


それを見てシンヤは思いました。


(なんだかサヤの雰囲気が変わったな・・・)


と。


そして、自分側に歩み寄ったサヤに対して、親近感がわきました。


これは、シンヤにとって大きな変化でした。

 

シンヤの歩み寄り

サヤが割り切って行動にフォーカスするようになったことで、シンヤは自分がこれまでのようにパワーでゴリ押しする必要性を感じなくなりました。


そして、これまでよりもリラックスして撮影にのぞむようになりました。


ある日、撮影の最中にサヤがシンヤの変化に気付きました。


いつもに比べてシンヤの話し方や表情が違うと感じたのです。


いつもより柔らかく、穏やかで、サヤ側に歩み寄っているように感じました。


これまでシンヤは「自分がリードしなければ!」と思い込んで自分のエネルギー値を上げて撮影してました。

でも今回は、エネルギーを表に出すのをやめて、サヤが話すのをじっくり聞くようなスタイルにしたのです。


おかげでサヤは、これまでの撮影で一番話しやすいと感じました。


これまでは何度も言いよどんだり詰まってしまい、後からその場所を編集でカットしていましたが、今回は最初から最後まで一度も詰まらずに話せました。


自然体で話せたことで、初めて「動画撮影が楽しい!」と感じたのです。


これは、サヤにとって大きな変化でした。

 

その後

これまでとは違う撮影体験をした私達シンヤ&サヤは、その後また「この感覚を味わいたい!」と思うようになりました。


もちろん、一度経験したからといって、次回から毎回同じようにできたわけではありません。


また元のように、お互いのこだわりを主張してぶつかり合うこともありました。


でも、3回に1回ぐらいは、ぶつからずに快適な撮影が実現できるようになりました。


そして、快適に撮影するためには、最初にどちらかが歩み寄ると、相手も自然に歩み寄ることが分かりました。


シンヤは、「今日は時間通りに撮影を終わらせたいなぁ」と思った時は、サヤをせかすのをやめて、自分の思いをいったん手放すようにしました。


サヤは、「今日は気分が乗らないなぁ」と思った時には、シンヤに気分を乗せてもらうのを期待せずに、とにかく録画ボタンを押すようにしました。


そうやって、片方が強い想いを手放すと、もう片方は自分のポジションを維持し続けることができなくなることが分かりました。


気分が乗らないのにガンバって録画ボタンを押すサヤを見て、シンヤは「サヤをさらに急かそう!」という気にはなりませんでした。


ゆったり構えて話を聞く姿勢を見せているシンヤを見て、サヤは「気分が乗らないから、撮影はまだにしよう」という気にはなりませんでした。


こうして、私達シンヤ&サヤは、共同での動画撮影でケンカして苦しむ機会が減っていきました。


今でもたまに動画撮影前にケンカしますが、以前とはぜんぜん違う感覚です。


お互いのこだわりが、イヤというほど分かっているので、自分のポジションを死守することの無意味さも、よく分かっています。


英語学習の動画撮影を繰り返して、1つの山を乗り越えたことで、その後パートナーシップに関する動画を撮影し始めた時にも、同じような感覚で息を揃えることができるようになりました。


そして、お互いが「1人では絶対に出せない雰囲気の動画」を作ることができるようになりました。


私達シンヤ&サヤは、「似たもの同士」でもあり、「正反対のもの同士」でもあります。


そして、違うからこそ、2人で協力して1つのものを作った時に、1人では生み出せないコンテンツができると感じています。


そしてそれは、私達だけではありません。


これを読んでいるあなた自身も、パートナーとは似た部分と正反対の部分があることを感じていると思います。


そして、私達のように動画撮影などをする機会がなくても、2人での共同作業をする機会は必ずあるでしょう。


・休日に買い物に出かける。


・子供の運動会に行く。


・長期休暇に家族旅行に行く。


・年末に大掃除をする。


・家事を分担する。


など、共同で行う作業は日常で必ず出てきます。


そんな時には、必ずケンカのタネがあります。


でも、ケンカを避けてどちらか一方がガマンしていると、せっかくのパートナーシップのパワーが発揮されません。


小さなことでぶつかり合うのは、決して悪いことではありません。


日ごろから小さなことでぶつかり合いながら、お互いの強みと弱みを把握しておけば、いざ!という時に良いチームプレイができる確率がアップします。


面倒なぶつかり合いは、無いに越したことはありません。


自ら作り出す必要はありませんが、避けられないケンカは、逃げずに向き合うことで、お互いの才能が発揮される確率がアップします。


私達シンヤ&サヤも、今後もまたぶつかり合うことは避けられません。


でも、この先にステキな景色が待っていると信じて、一緒に乗り越えていきましょう!


(夫婦で一緒に動画を作るとき、ケンカになりませんか?:完)

 

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