From サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
※木曜日のブログは妻サヤが担当します。
(→前回の続き)
さて前回は「どっちの服がいいと思う?」の間違い回答例&店員さんのお手本をチェックしました。
ここからわかることがあります。
共感してほしいタイプの女性との会話の鉄則は、
「一見遠回りが一番近道」
ということです。
最初は「なんでそんな面倒なことをしないといけないんだ!」と思うことでしょう。
女性の私も書きながら「なんてめんどくさいんだろう」と思いました(笑)
やる・やらないはもちろんあなたの自由です。
ただ、このコツをつかめば彼女との他の会話にも応用できるので、身につけて損はないスキルです。
(たとえば彼女に仕事や人間関係の相談をされて「どうしたらいいと思う?」にどう答えるか、はこの応用です)
大前提!あなたが答えを出す必要はない
念頭に置いておいてほしいのは、「どっちの服がいいと思う?」に対してあなたが回答を出さなくいていいということです。
まずはすてきな服を選んだ彼女を肯定します。
肯定、というのは、つまりこういうことです。
「どっちの服もすてきだね!どちらも君に似合いそうだね」
次に迷う彼女に共感します。
共感、というのは、こういうことです。
「確かにどちらもいいから迷っちゃうよね。」
そして答えは自分では言いません。彼女から聞き出します。
「ちなみにどこで迷ってるの?着ながらどこで迷っているのか教えてよ」
なんと、質問に質問で返してしまうんですね。でもこの先の彼女の回答に「どちらがいい」が出てくるので、ぐっとこらえてください。
なお、それぞれの洋服のいいところについて彼女が言っていることが100%理解できなくてOKです。(多くの女性がチタンなどの素材の話や、カメラのスペックの話をされてもちんぷんかんぷんなのと同じです。)
きっと微妙な色合いの違いや、レースの柄の違いを聞いても理解するのは難しいと思いますが、「話を聞こうとする姿勢」だけ貫いてください。
「話を聞こうとする姿勢」とは、ときどき「うんうん。それで?」と相づちを打ったり、彼女の言葉にオウム返しをすることです。
オウム返しは、感情的な言葉が語尾に来た時にやると効果的です。毎回やるとわざとらしくなるので気をつけてください。
たとえば、
「~というところで迷ってるんだ」と彼女が言ったら、同じように「~という迷っているんだね」
と言います。
「こっちのピンクのコートは~がいいんだよね」と彼女が言ったら「たしかにこっちのコートは~がいいね」
といった具合です。
とにかくこの時間の目的は、「彼女の頭を整理させる」ことです。
頭の整理が終わったら解決策を出しても良い
そして彼女の迷いを吐き出させたところで、ずばり聞いてみます。
「どう?話してみてどっちに気持ちが偏ってきたとかある?」
ここで気持ちが固まってきていればしめたものです。
「う~ん、やっぱり会社に着ていくことを考えると、水色のコートの方がいいかな・・・」
とどちらかに傾いてきたら、
「水色はさわやかでいいよね。今度のデートにも着てきてくれたらうれしいな」
と背中を押します。
まだ迷っているなら、これまでに彼女が言ったことを整理してあげても喜ばれると思います。
「ピンクのコートのいいところは、今年っぽいけど、ちょっと会社に着ていくには派手な気がしていると言ってたね」
「水色のコートは会社にも着られるけど、似たようなのを持っているし、もう少しイメチェンしたいって言ってたよ」
実はここまでくれば彼女も頭の整理ができて、意見を聞く素地ができてきているので、あなたの意見を言ってもかまいません。
「これは俺の意見だけど、ピンクのコートは○○ちゃんのかわいさを引き立ててると思う」
「水色のコートはさわやかで僕からは○○にピッタリに見えるけどね」
ちなみに最近ネットで見かけた秀逸な返しは、
「こっちの方が君がうれしそうに見えるよ」
でした。
こういう「自分(彼氏)にしかわからない感情的な理由」は強いです。なお、論理的な根拠がある必要はありません。
他の方法としては、コートは難しいかもしれませんが、それほど高い買い物ではない場合は
「両方に合っているし、洗い替えに両方とも買っちゃったら?」
あるいは、時間に余裕があるなら、
「ちょっとお茶しながら最後決めたら?」
というのもアリです。
要はあんな質問をしておきながら、「彼女の意見を尊重する風」が鍵になってくるのです。
(・・・つづく)
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