From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
彼のケータイをのぞき見することで得られる2つのメリット、
1.一時的な感情が満たされる。
2.相手の秘密を握ることで、自分が優位に立てる。
を、これまでの記事で詳しく解説してきました。
今回は、
①自分がパートナーのケータイをのぞき見る誘惑をはねのける方法
②自分がパートナーからケータイをのぞき見られていると分かった時の対処法
の2点から、最善策を探っていきましょう。
①自分がパートナーのケータイをのぞき見る誘惑をはねのける方法
まず、自分自身がケータイをのぞき見る誘惑をはねのける方法を考えてみましょう。
最初にお伝えしておくと、この誘惑に打ち勝つのは、かなり大変です。
決してラクではありません。みんな頭では「良くないこと」「幸せな結果にはならない」と分かっているのに、つい短期的な誘惑に負けて見てしまうからです。
人間の持つ、本能的な欲求を抑える必要があります。
でも、そもそも1人の相手とパートナーシップを長く続けること自体、本能に逆らう行為なのです。
男性であれば、「自分の種をできるだけたくさんばらまけ!」という本能指令に逆らう必要があります。
女性であれば、「愛しているなら、何も言わなくても夫は自分のニーズをくみ取って満たしてくれるはずだ!」という本能の声を無視して、夫の行動と愛を切り分けて考える必要があります。
そして、女性が最も言いたくない「こうして欲しい」「ああして欲しい」という欲求をダイレクトに伝えることをしなければなりません。
パートナーシップとは、いかに本能に逆らって、相手との関係を良く保つことに対して覚悟を決めるか?にかかっているのです。
今回のケータイのぞき見も、本能に逆らうことになります。
そこには、覚悟と決意が必要です。
でも、それだけでは、感情的な欲求は満たされません。
そこで対応策として、「そもそもケータイをのぞき見したくなる理由」に目を向けるのです。
ケータイをのぞき見したくなる理由
ケータイをのぞき見したくなる理由は、「自分がもう、彼から愛されていないのではないか?」「彼の心が、違う女性に向いているのでは?」という不安です。
ケータイをのぞき見しないためには、まずはその不安を彼に伝えることをしてみましょう。
もしかして、彼は浮気をしていないかもしれません。
たとえば、
「私、最近あなたに以前ほど愛されていないのではないかと感じて、不安になっているの。もう私はあなたにとって必要な存在ではないのではないかと感じて、悲しい気分なの。」
と伝えてみてください。
#気持ちを伝えるときには、「私」を主語にする
この時のコツは、常に「私」を主語にすることです。
「あなた」を主語にしてはいけません。
「あなたが最近○○してくれないから、私はこんな思いをしているの!」
というのは、相手を責めている状態です。相手は必ず、自己防衛モードに入ります。
「俺だって忙しいんだよ!」
「おまえだって、人のこと言えないだろ?こないだも、俺に○○とか言ってきたじゃん!」
というように、反撃の言葉が飛んできます。
でも、「あなた」を抜いて、「私」を主語にしてみると、メッセージが大きく変わります。
「私は今、こんなツラい思いを感じているの。」
というのは、自分の気持ちを伝えている状態です。
そしたら相手は、「そんなつもりじゃなかったんだよ。」「傷つけるつもりはなかった。」というように考え始めます。
話すだけでもスッキリ
そして女性脳は、自分の感情を理解してもらうと、ストレスが軽減される仕組みになっています。
話すだけでも、半分ぐらいはスッキリすると思います。
もちろん、その後の彼のリアクションがどうなるかは、コントロールできません。
でも多くの場合は、単に忙しかったり、あなたが側にいることに慣れてしまって、愛を表現することを怠けているだけの確率が高いです。
男性は身内をケアしない
男性も女性も、「内と外」を使い分けます。
でも、その使い分け方は、真逆です。
男性脳は、自分の身内に対しては、あまりマメなケアをしません。
対して、外の人に対しては、良い顔をします。
それは、男性が社会的な生き物だからです。
付き合う前は、まだあなたは「外の人」です。
外の人のあなたには、彼は良い顔をします。
でも付き合った後、結婚した後は、あなたは「内の人」になるのです。
男性脳にとってケアをしないことは、「相手への信頼の証し」なのです。
これは、女性とは真逆です。
女性は、外の人にはよそよそしく、内の人ほどマメにケアします。
常に気にかけることで、相手への愛情と信頼を示そうとします。
でも、男性はそれに気付きません。
お返しに気遣いをしようともしません。
その結果、女性は男性の「自分をケアしてくれない状態」を、愛の消滅と捉えるのです。
でも、自分が不安に思っていることを伝えたら、彼はハッとして、気付くかもしれません。
「そんなつもりはなかったんだ。ゴメン。」
と、あなたに謝ってくるかもしれません。
そうなったら、あなたはどう感じますか?
想像してみてください。
きっと、彼のケータイをのぞき見る時より、ずっと気持ちがラクになると思います。
たとえ浮気が発覚しても・・・
もちろん、彼が本当に浮気している、というケースも考えられます。
あなたが気持ちを打ち明けることで、彼も自分が浮気していることを認めてくるかもしれません。
でも、その場合でも、
「ケータイをのぞき見て証拠を見付けたけど、のぞき見したとは言えずに、責めることもできない」
という状態に比べたら、まだマシかもしれません。
彼に自分から白状させた方が、ことが早く進みます。
彼の浮気を許すか?許さないか?はあなたの決断次第ですが、少なくとも「ケータイをのぞき見た」という後ろめたさが自分について回ることはありません。
以上が、彼のケータイをのぞき見る誘惑に駆られた時の対処法になります。
最初にお伝えしたとおり、決してラクではありません。
本能に逆らうことになります。
気持ちを打ち明けるより、ケータイをのぞき見る方がずっとラクだと感じるかも知れません。
でも、ケータイをのぞき見た場合、どんな結果になろうとも、そこにハッピーエンドはありません。
それを分かった上で、あえてのぞき見る決断をするのなら良いのですが、多くの場合はそこまで決めている人は少ないでしょう。
次回は、あなたが男性側で、
②自分がパートナーからケータイをのぞき見られていると分かった時の対処法
について一緒に考えてみましょう。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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