From シンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回の続き)
前回の記事では、
・相手への不満やケンカが増えるのは、関係が深まっている証拠。
・お互いが自分の素を出せるのは、「安心感」があるから。
というポイントをお伝えしました。
ここから先、彼と良い関係を築いていくためには、彼に自分の要求を伝えつつ、自分も彼の要求を受け入れるという、すり合わせが必要になります。
今は、お互いが相手への不満をぶつけているステージです。
パートナーシップ心理学を学ばなかった場合、このステージに何十年もとどまり続けることもあります。
たとえ表面的な結婚生活を保っていても、お互いに不満を抱えたままだと、夫婦関係は深まりません。
熟年離婚などは、その典型例です。
お互いのが相手への不満をぶつけるステージから一歩進んで、「愛のステージ」に入るためには、2人が行動を変えていく必要があります。
変わるのは自分が先
そして、パートナーシップの基本は「変わるのは自分から」です。
つまり、彼の行動を変えたいと思ったら、「自分が彼の要求に応えるのが先」なのです。
えー!!そんな!!家事を何も手伝わないのは彼なのに?悪いのは彼なのに、なぜ私が?
と思うのが普通でしょう。
これが、パートナーシップのムズカしいところです。
自分の行動を先に変えるのは、プライドが許さないのです。
また、たとえ自分が先に変わることを決めたとしても、「彼がして欲しいと思っていること」と、「自分が良かれと思って彼にしていること」にはズレがあるのが普通です。
つまり、自分としては最大限のサービスをしているつもりなのに、彼からすると「自分の望みは何も叶えてくれないくせに、口うるさく自分の要求ばかり言ってくる」とすら感じている可能性もあるのです。
彼が「愛されていると感じること」は何か?
僕たちは、相手に愛を示そうとする時に、「自分が相手にして欲しいこと」を相手に対してする傾向があります。
たとえば、今回の投稿主の女性は、「彼のために、家事や身の回りの世話をたくさんしてきた」と書いてあります。
ということは、この女性が「彼にして欲しいこと」は、家事や身の回りの世話ということになります。
それを今、彼が返してくれないから、不満を感じているのです。
でも、「彼が彼女にして欲しいこと」は、身の回りの世話ではない可能性が高いです。
彼が今までに一度も家事をやらないことが、それを証明しています。
彼が望んでいるのは、「ホメや感謝」かもしれません。「頻繁なボディータッチや定期的なセックス」かもしれません。「彼女と2人でゆっくり過ごす時間の長さ」かもしれません。
それが満たされてない可能性があるのです。
「自分が相手にしてあげていること」と、「相手が自分にして欲しいと思っていること」には、大きなズレがあります。
そのズレを解消するためには、彼に直接聞くか、1つずつ試すしかありません。
1つずつ試すと言っても、バリエーションは5パターンしかありません。
男女が「相手にして欲しいこと」の種類は、
①スキンシップ
②プレゼント
③ホメ&感謝
④サポート(家事や手間のかかることなど)
⑤2人で過ごす時間
の5種類のどれかです。
この優先順位が人によって違うので、不満がたまります。
彼にとって、どれが一番の優先順位か見極めて、そこに一点集中で力を注ぐのがコツです。
そして実はもう1つ、女性と男性で大きな違いがあるのです。
それが、「行動パータンを変えること」に対する認識の違いです。
これが、結婚や出産で大きなケンカの原因になります。
・・・つづく。
【受付再開しました】夫婦関係のモヤモヤを解消するオンライン個別相談はこちら
↓↓↓
※このブログでは、恋人や夫婦のケンカを乗り越え、パートナーと長く幸せな関係を築く方法を発信しています。
読者登録をしていただくと、最新の記事をメールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
コメントを残す