【スペックが高いのに婚活パーティーで全然モテない?!46才公務員男性が成功するための戦略③】

From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)

(→前回の続き)

前回の記事の分析結果では、投稿主の男性がターゲットにしている女性は、想像以上にハードルが高いことが分かりました。

40~45才で婚活パーティーに参加している、スラッとした美人で都会的な女性は、男性に対する目が肥えていてハードルが相当高いです。

単に年収の高さや安定した職業というだけでは、太刀打ちできません。

それが分かったところで、この男性が取れる選択肢は2つあります。

①ターゲットを変える

②ターゲットを変えずに、自分を変える

この2つのどちらかです。

どちらが結果が出やすいか?と言えば、当然①です。

②の方が、血がにじむ努力が必要です。

これまでのライフスタイルを変えて、自分を変えるのは大変です。

でも、おそらく精神的な苦痛で言えば、①の方が大きいと思います。

婚活している男女は、「自分の理想を落とすこと」に対して、最も強い精神的苦痛を感じると言われています。

理想を落とすぐらいなら、一生独身でいい!

という人もいるぐらいです。

みんな結婚が目的で婚活しているというより、「理想の異性と結婚すること」が目的になっています。

恋愛経験値が低い人ほど、異性のルックスへの理想が高くなる

これは恋愛心理学の世界でよく言われていることですが、男性、女性ともに、

「恋愛の経験値が低い人ほど、異性へのルックスへの理想の値が高くなる」

と言われています。

男性の場合はたいてい、

・スタイルが良くて顔が整った美人(できれば若いほど良い)

というのがあるある条件です。

女性の場合はたいてい、

・年収は高いか普通ぐらいで、清潔感のあるイケメン(同い年か、年下が良い)

というのがあるある条件です。

そして、独身歴を重ねるたびに、理想が高くなっていくと言われています。

そうなる理由は、「現実での恋愛経験がないことが原因」と言われています。

現実と理想のギャップを埋めるには経験値が必要

現実の世界で異性と付き合ったことがなければ、頭の中で思い描くパートナーはドラマや映画、マンガに出てくるルックスを持った女性や男性になっていきます。

その結果、「自分のパートナーも、こうあるべき」という理想像が、現実からどんどん離れていくそうです。

でも、どんな美人でも、どんなイケメンでも、相手は生身の人間です。

24時間365日、ずっと一緒にいれば、醜い部分も見えてきます。

実際の恋愛経験があれば、「女とは、こういうものだ」「男とは、こういうものだ」という理解が生まれます。

結局、美人も不美人も脳の作りは同じなのです。

性格的な個性はあっても、男女がケンカしたりすれ違う理由は、世界共通です。

また、自分が付き合える相手がどんなタイプなのかを、等身大で見れるようになります。

実際に付き合ってみて自分が幸せを感じる瞬間は、付き合う前の想像とは違うかもしれません。

「美人だけど、要求が多くて不機嫌な彼女」と過ごす時間よりも、「美人てわけじゃないけど、いつもちょっとしたことをニコニコ喜んでくれる彼女」の方が、自分は幸せを感じるんだな・・・と気付くかも知れません。

でも、それは実際に付き合ってみないと分からないことです。

僕の個人体験談

この記事を書いている僕(シンヤ)も、実は25才まで彼女ができたことがありませんでした。

例に漏れず、僕の理想はどんどん高くなっていきました。

「スラッとしたスタイルで、顔の整った美人を求める」

という、あるあるパターンにハマっていたのです。

理想の彼女をゲットするために、僕は恋愛指南本を何十冊も読みあさりました。

そして、色んな女性に声をかけては断られ、何度も恥をかきながら片っ端から戦略を試していきました。

戦略の実行は、当時の僕には心理的なハードルが高く、ムリをしてガンバり過ぎたせいで、ストレス性の胃炎になったことさえありました。

胃カメラの検査をした後の病院のベッドの上で、

「ここまでして恋愛にこだわる必要があるのか?」

と疑問がわいてきたのを、今でも覚えています。

ただ、身をすり減らしてガンバった甲斐あってか、1年後に初めてのゲットしました。

しかも、当初僕が追い求めていた、スタイルが良く、顔が超整った美人タイプでした。

最初は浮き足だって喜んでいましたが、付き合った後に現実を目の当たりにしました。

彼女はヘビースモーカーだったのです。

僕は自分がタバコを吸わないので、彼女がタバコを吸う姿を何度も見ているうちに、だんだん幻滅してきてしまいました。

美人がタバコを吸う姿をカッコいいと感じる人もいるでしょうが、僕はそうは思えませんでした。

それ以外にも、性格や好みで共通する部分があまりにもなさ過ぎて、すごくムリして付き合っている感がどんどん増していきました。

それでも、恋愛経験値がゼロだった僕は、自分をごまかしながら、何とか付き合い続けていました。

そして半年後、彼女の方から別れを告げられました。

おそらく、僕と同じように彼女も「なんかこの人とは合わないな・・・」と思っていたのかもしれません。

僕はこの時、ルックスだけで選ぶデメリットを痛感しました。

そして、最初は好きだったルックスも、ケンカしている時には憎たらしくなってしまうことに気付きました。

ただ、今ふり返ると、すごく良い体験ができたと思っています。

恋愛初心者の自分にとっては、ガツン!と目を覚まさせられる出来事でした。

そして、自分が本当に望む女性はどんなタイプか?おそらく想像していたのと違うのでは?と思うようになりました。

痛い思いをしたことがない状態で、いきなり理想の異性と結婚しようとするのは、かなりリスクが高いと思います。

経験値がない状態で思い描く自分の理想像は、本当の理想とはかけ離れていることが多いからです。

では、どうやったら本当の理想像に近づけるのでしょうか?

次回の記事で検証してみましょう。

 

・・・つづく

 

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