(※画像はネットフリックス公式サイトより引用)
「愛の不時着」は世界的に大ヒットした韓流ドラマです。
日本語タイトルからは、女性向けの甘いラブストーリーのうに聞こえますが、実は男性向けの硬派な戦闘シーンも多いです。
夫婦やカップルで見るのもオススメです。
私達シンヤ&サヤは、夫婦でハマッて毎晩見続けていました。
ストーリーは色んなサイトで詳しく載っていますので、ここではざっくり紹介だけにしておきます。
登場キャラ(メイン)
・ヒロイン(セリ):韓国人の起業家女性。独身で超お金持ち。パラグライダーに乗っていたら、竜巻に巻き込まれて、北朝鮮に不時着してしまう。
・ヒーロー(中隊長):北朝鮮の軍人男性。独身でお金はあまりないが、格闘術が使えるので腕力が強い。ヒロインの女性が不時着した時にちょうど居合わせる。セリを自宅にかくまって、帰国の助けをする。
・北朝鮮の中年女性グループ:中隊長の家にやってきた若い女性セリを最初は目の敵にしているが、だんだん可愛がってくれるようになる。キャラに個性があって、見続けるうちに親しみがわいてくる。
・中隊長の部下の男性グループ:中隊長の部下の若い男性たち。みんな個性があって、見続けるうちに親しみがわいてくる。
ストーリー
ヒーローの中隊長が、ヒロインのセリを韓国に無事帰らせるために数々の困難を乗り越える。
北朝鮮の政府にセリの存在を知られると、人質にされてしまうのが分かっているので、中隊長はなんとかセリの正体を隠そうとする。
北朝鮮の軍隊のシーンも多く描かれているので、手に汗にぎる戦闘アクションシーンも多い。
・本格アクション
・ラブストーリー
・コメディー
・ヒューマンドラマ
の4つの要素がバランス良く備わっている印象。
男女の心理学の学び
このドラマから学べる男女脳の違いは、描写が分かりやすくて勉強になります。
①男性グループ(中隊長と部下たち)と、女性グループ(地元の住民女性たち)の行動パターンの違い。
②ヒーローとヒロインの行動パターンの違い。自分の好きな人がピンチに陥った時に、「相手のために取る行動パターン」が真逆。
という感じで、男女脳の違いが分かりやすく描かれています。
協力を重んじる女性 VS 役割分担を重んじる男性
地元住民女性グループの価値観や行動パターンは、コミュニティー意識が強く、みんなで共同作業をしたり、作った食べ物を近所で分け合ったりするシーンがたくさん出てきます。
新参者でみんなと違う行動を取るセリに対して、最初は敵対心をあらわにして、わざとイジワルしたりします。
逆にセリを仲間として認めた後は、自分たちの身を危険にさらしてでも、セリを守ろうとします。
女性脳の本能に埋め込まれている「協力を重んじる」シーンが多く描かれています。
一方で中隊長と部下たちの男性グループは、役割分担の意識が強く、お互いが仲間の領域には一切口出しをしません。
1日が始まったら、それぞれのタスクに専念して、1日の終わりに集まって報告し合います。
相手の領域に一切干渉しないことと、助けを求められない限りは手を差し伸べないことが、「メンバーへの信頼の証」として描かれています。
相手のピンチに側にいる女性 VS 相手ピンチに目的達成に向かう男性
※注:ちょっとネタバレになります。ストーリーを先に知りたくない場合は、読まないでください。
ヒロインのセリと、ヒーローの中隊長は、お互い相手がピンチになった時の行動パターンがまったく違います。
セリは、中隊長が重傷を負った時に、
・病院で根数錠対の中隊長の側にいて付き添うか?
・中隊長が用意してくれた千載一遇のチャンスを使って、北朝鮮を脱出して韓国に帰るか?
の2択で悩みます。
そして、側にいることを選ぶのです。
常に相手の側にいること、それが、女性脳のセリの愛の表現なのです。
一方で、病院で目が覚めた中隊長がセリを見て最初に言うセリフは、
「なぜ、君は行かなかったんだ?なぜここにいるんだ?」
という落胆の言葉でした。
自分が命がけでセリを脱出させようとしたのに、その目的が達成できなかったことに悔しい気持ちをあらわにします。
中隊長は、とにかくどんな時でも、セリの目的=北朝鮮脱出のために、感情を押し殺して行動し続けます。
それが、男性脳を持つ中隊長の愛の表現なのです。
日常のすれ違いの原因
このドラマの中で描かれる男女脳の違いは、私達日本人の夫婦や恋人カップルにも通じるものがあります。
・女性は自分から助けを求めなくても、男性が家事や育児を手伝ってくれるのを待っています。
男性に何もしてもらえないと、「愛されていない」と感じて心がトゲトゲしてきます。
そして、男性に対して不満を爆発させます。
・男性は相手の領域に口を出さない、勝手に手を差し伸べないことが、愛と信頼の証しだと思っています。
そして、不満を爆発させた妻に対して、「原因はよくわからないけど、最近妻の機嫌が悪くて家の居心地が悪くなってきた。」と感じて、家にいる時間を減らそうとします。
するとますます、溝が深まっていきます。
(ここで男性が取ると良い行動は、「妻の要望や感情を聞き出すための対話」です)
大きなピンチの時のすれ違い
女性がピンチになった時には、いつも以上に男性に自分の側にいて欲しいと思っています。(出産の時、自分や子供が病気の時など)
一方で男性は、自分がピンチになって極限状態になった時、問題解決のために一人の世界に入ります。
そして、愛する女性の元からも離れてしまうことがあります。
愛しているがゆえに、一刻も早く問題を解決しようと、自分が離れる選択を取るのです。
これは、身に危険が迫っている時も同じです。
「自分が離れる方が愛する人達の生存率が高い」
と判断した場合、妻や子供の身の安全を最優先して、自分は遠くに行ってしまうことがあります。
それは、愛ゆえの行動なのです。
この男女の行動差が、その後もずっと引きずる溝の原因になることがあります。
愛の不時着を夫婦やカップルで一緒に見ることで、お互いに冷静に男女脳の違いを学ぶことができます。
そして、いざ自分たちに同じような状況が降りかかった時に、いきなり相手を批判するのではなく、
「これは愛ゆえの行動かもしれない。私は愛されてないわけではないかもしれない」
と、一歩踏みとどまることができるきっかけになるかもしれません。
シンヤ&サヤの感想
ハマったね!しかもこれは、男性から勧められて見始めたんですよね。
そうそう!そこも意外でした。
ヒーローがヒロインを助ける戦闘シーンは、男性も鳥肌モノのカッコ良さです!ぜひ見てみる価値アリです。
ドラマだと男女の違いを冷静に見れるので、なんで登場人物がこんな言動や行動をしたのか夫婦で話し合うことができたのもおもしろかったです
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これはハマりました