From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回のつづき)
※僕自身の過去の「結婚できない体験談」の続きです。
30才の時、僕は当時付き合っていた彼女と結婚する!と決めたことで、自分がついに「結婚できる男」になったと感じました。
でも、本当はまだ「結婚できない男」の要素をたくさん持っていました。
その事に気付かずに、結婚に向けて動き出しました。
その結果、1年後に悲劇に襲われることになりました。
僕はこの時、判断材料として「1度もケンカしたことがない」という要素を大きく感じていました。
しかも、付き合いの期間は過去最長の2年間でした。(結婚を決めた時点で)
・ケンカしたことがない=相性が良い
・相性が良い=結婚後も穏やかに過ごせる
という図式があったのです。
これは後になってから分かったのですが、ケンカしたことがなかった理由は、「まだお互いの感情をさらけ出すところまで関係が深まっていなかったから」でした。
ケンカすれば良い訳でもない
とはいえ、別に結婚前にケンカしなければらない、というわけではありません。
むしろ、ケンカばかりしていたら、「この人と結婚したい」とまで思えない可能性もあります。
また、脳内に恋愛ホルモンが分泌して相手の欠点が見えなくなるようにできているの理由は、冷静でないうちに男女をくっつかせて、子孫を残すためです。
だから結婚するためには、ある程度の勢いが必要だと思います。
ただ、結婚=ゴールと考えていると、後からしっぺ返しを食らって、
「こんなはずじゃなかったのに!」ということになるかもしれません。
少なくとも、僕はそうなりました。
結婚が決まってから、不穏な空気が流れ始める
結婚式場は1年後に予約しました。
ところが、お互いの両親に挨拶を済ませたあたりから、だんだん不穏な空気が流れ始めました。
なんというか、いまいち会話がかみ合わないような、すれ違いのような感覚が出てきたのです。
ケンカにまでは発展しないのですが、彼女の様子がおかしいというか、不満そうな表情をすることが増えてきました。
僕は内心では彼女の変化に気付きながらも、問題があることを認めたくなくて、見て見ぬ振りをしました。
彼女の方も、特に何か不平不満をもらしてくるようなことはありませんでした。
ただ、以前のような笑顔が減っているだけでした。
僕は、自分が感じていたネガティブ感情を見ないようにしていました。
ネガティブ感情がわき起こってきたら、すぐに頭をブンブン振って、ポジティブなことを考えるようにしたのです。
彼女の良いところ、今までの楽しかった思い出などを振り返りながら、「何も問題はない!彼女はベストな相手なんだから!」と自分に言い聞かせていました。
結婚準備あるある
ところが、結婚式の準備が進むにつれて、彼女はどんどんブルーになっていくように見えました。
その一因は、間違いなく僕にあることも自覚していました。
僕は当時、転職したばかりで、新しく覚えなければならないことが多く、忙しくて死にそうになっていました。
結婚式場へ打ち合わせに行っても、心ここにあらずで、仕事ことばかり考えていました。
実は、これは結婚準備あるあるのパターンです。
女性の方は前向きに真剣に式場の打ち合わせに取り組む傾向があります。
でも男性はヤル気が出ずに彼女に任せっきりになったりします。
仕事が忙しくて、式場の打ち合わせをキャンセルしたり、彼女のドレス選びに付き合うのが苦痛でつまらなそうにしたりしてしまうのです。
その結果、結婚準備中にケンカが勃発して、お互いに収集がつかずに別れてしまう・・・というパターンも多いと聞きました。
僕は自分がそうならないように気をつけていたつもりだったのですが、それでも頭の中は仕事一色で、どうしても結婚式の準備へのモチベーションが上がりませんでした。
それは、「彼女への愛」や「覚悟や気合い」だけでどうにかなるものではありませんでした。
式場にいる時間が本当に苦しくて苦しくて、どうしようもなかったのです。
それでも何とか表面上は取り繕っているつもりでしたが、おそらくバレバレだったと思います。
彼女のマリッジブルーの原因は、そんな僕の態度にあったことは間違いないでしょう。
でも、その時にもお互いにまだ距離感があったので、気を遣い合ってケンカには発展しませんでした。
つまり、お互いの感情を抑えたのです。
それが、最悪のタイミングで爆発することになろうとは、この時にはまったく予想できませんでした・・・
・・・つづく。
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