From シンヤ＆サヤ（男女のパートナーシップ研究所）
先日、質問投稿サイトに、こんなお悩み相談がありました。
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「夫はすごく幸せなのに、妻は離婚を考えるほど結婚に絶望している」っていうのはどういう状況が考えられますか？
今まさにその状況に直面しています。
妻から離婚を突きつけられ、現在別居をしています。結婚10年、娘2人、去年家を買い、妻が嫌がっていた実家暮らしからも解放された矢先の話でした。
2月にコロナに夫婦でかかり、お互い家で隔離生活をしていました。その際は妻はバレンタインデーだからとブラウニーを用意してくれたり、コロナが治って子供達が学校行ってる間に2人でツーリングデートを楽しんだりしていました。3月初旬には家族でスキー旅行に行き、妻と抱き合って記念撮影なんてしていたオシドリ夫婦でした。
それが、突然スキンシップを露骨に避けられる様になり、4月頭にその事を問い詰めると将来的に離婚をしようと思っている事を切り出されました。私は何か原因が自分自身にある筈だと思い、悪い所を書き出して改善に努めようとして、今まで以上に家事にも打ち込みました。そして掃除に力を入れていると妻は出す気の無かったという妻の署名入りの離婚届を見つけたり、ドラレコの中身を確認して嫁の男友達を疑って、それが妻にバレたり、まぁ墓穴を掘って掘って掘りまくり、妻の気持ちをドンドン冷やし込み、今では直ぐに離婚したい言われ、何とか交渉して別居がこのまま一年続いたら離婚だという事にされています。
まず、私自身は家事や育児には積極的に参加してきました。娘2人との関係もとても良く、特に下の子はパパっこで、今この状態で一緒に居られない事がとても悲しいですし、何より娘達に寂しい思いをさせてしまい申し訳ない思いで一杯です。何がダメだったか…それは妻が言うには察の悪さ…言わなきゃ1番して欲しい事を解ってくれない事、そして大嫌いな実家に縛りつけ、鬱になった時にオロオロするばかりでちゃんとケア出来なかった事、そういった事の10年の積み重ねと、その後の自分の暴走に愛想が尽きた…みたいです。
今から思えば、暴走してこれだけ状況を悪くする前に、ちゃんと妻に寄り添い、妻の求める物をもっと把握しておけばこんな事にならなかったと思います。
夫婦関係は2人が同じ方向を向いて一緒に歩いていくものです。違う方向向いて進んでいけば、向いてる方向と進んでる方向が違う方に多大なストレスを与える事になります。ちゃんとコミュニケーションとって、何処を見ているのか、何処に進もうとしているのか、ちゃんとしておかないと最高だと思っていた夫婦関係がいきなり崩れさる事になり、私の様な思いをする事になります。
追記
現在、妻が子供達を残して出て行ってしまいました。
そして…意図しては居なかったんですが、妻の使ってた端末情報から…あまり信じたくない情報が得られてしまいました。この先どうなるのか、わかりません。
（引用元：Quora）
他人事ではない
僕はこれを読んで、「他人事ではない」と感じました。
というのも、自分も過去に似たような経験をしたことがあったからです。
僕の場合は、ギリギリ入籍前だったので、戸籍上はバツイチにならずに済みましたが、実は入籍前に結婚式とハネムーンまで実行していました。
なので、僕が入籍していなかったことを知らない周りの人達からは、「スピード離婚」と思われたと思います。
とにかく、当時は本当に大変でした。
うすうす変だとは思っていた
僕の場合は、結婚式を挙げる前にうすうす変だと感じるシーンはありました。
ただ、よく聞くマリッジブルーというやつだと思っていて、あまり気にしていませんでした。
結婚式を挙げた時には、お互いに気分が盛り上がって良い感じだったので、気にする必要はなかったと安心しました。
まさか、それから3ヶ月後に別れることになるとは、思ってもいませんでした。
相手から別れを切り出された時には、本当に焦りました。
この、どうしようもない感覚は、今でも覚えています。
だから、投稿主の男性の焦る気持ちが、痛いほど分かります。
何とか関係を修復しようと思って行動すればするほど、空回りしていく感じ・・・あれほどツラい感覚はありません。
実は、さらに時を戻して、人生最初の彼女との別れも、まったく同じパターンでした。
１週間前までラブラブで盛り上がっていたのに、突然別れを切り出されました。
僕にとってはまさに、「青天の霹靂」でした。
「僕だけ」にとっては・・・かもしれませんが。
きっと、本当は何か決定的な出来事があったのかもしれません。
小さな不満が積み重なっていたのかも知れません。
別れを切り出された時にはもう、後戻りできませんでした。
そして、別れる理由もイマイチ分からないまま、終わりました。
誰にでも起こる
そして、いつまたそうなるか？なんて誰にも分からないと思っています。
別に僕は、妻のサヤの愛を疑っているわけではありません。
ただ、あの苦しい体験がきっかけで、僕はその後何年もかけて「男女脳の違いと心理学」を学ぶ中で、「こういうことは、いつ誰にでも起こりうる」と感じています。
これは決して、特殊なケースではありません。
なぜなら、こういった別れ方は、男性脳と女性脳の大きな違いから来ているからです。
変化を見落とす男性脳
男性脳は女性の小さな変化を見落とします。
実は女性の気持ちに変化が現れて、危険信号が出ているのに、まったく気付かないのです。
「俺のところはラブラブだから関係ない！大丈夫だ！」
と思っている男性ほど、危険かもしれません。
女性は、小さなサインを送っているのですが、それに気付かれないと、不満をつのらせていきます。
そして、不満が一定ラインを超えると爆発して、「別れよう！」と決定します。
長年かけて決定した状態の女性の心は完全に離れているので、多くの場合、男性が謝ったり態度を改めるぐらいでは、やり直すことはできません。
一方で、男性にとっては妻から切り出された別れ話は、まったくの想定外です。
うろたえるばかりで、すぐには対応できません。
本当はそこまで女性側の不満が積もった状態になる前に話し合えるのがベストですが、お互いに脳の働きの違いを知らない状態だと、話し合いをするのは難しいです。
次回は、この投稿男性のような状況になるのを防ぐ方法と、こうなってしまった時の最後の一手を考えてみましょう。
・・・つづく。
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