From シンヤ&サヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回の続き)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回の記事では、男性が家事をやる気になる工夫の1つ目をお伝えしました。
家電を買うときの選択権を彼に与えて、その家電で行う家事の権限まで与えてしまうのです。
自分で選んだ家電なら、男性は自分の手足のように使いこなして、家事へのモチベーションが上がります。
今回の記事では、もう一つの工夫をお伝えします。
やってもらったことに対して、大げさに喜ぶ
彼が家事をしたら、それがどんなに小さな事でも、大げさに喜ぶようにしてみてください。
それがあなたにとって、どんなにたいしたことなくても、彼のやり方が間違っていても、です。
とにかくホメて、感謝します。シンプルに「ありがとう」「とても助かる」という言葉をかけるのが効果的です。
男性は、女性からホメられたり感謝されると、モチベーションが上がります。
そして、次第に自分の守備範囲を広げていく傾向があります。
たとえば、あなたに頼まれて彼がちょっとした食材を買いにスーパーへ行った後に、あなたが大げさに喜んで感謝した場合、彼はまんざらでもない気分になります。
そして内心、「また行ってあげようかな」という気持ちになるのです。
あなたに喜ばれて感謝されることが何度か続くと、そのうち「もっと多くのことをしてあげたら、もっと感謝されるかもしれない」と期待するようになります。
そしてそのうち、頼まれなくても自分から家事をやるようになります。
彼の家事の守備範囲を、自分で広げていくのです。
もちろん、彼が守備範囲を広げた時には、あなたもそれに合わせて感謝の言葉を増やす必要があります。
でも、何度も言っても何もやってくれなかった頃に比べれば、ずっとラクたと感じるはです。
何より、女性脳は「頼まなくてもやってもらえた」時に、愛を感じるようにできています。
きっとあなたも、彼が自主的に家事をやっているのを見て、自分が愛されていると実感できるようになるのでしょう。
すると、心に余裕が生まれて、彼をホメたり感謝することが自然にできるようになります。
最初から良い反応を期待しない
とはいえ、今のは理想的な流れであって、必ずしも毎回スムーズに行くとは限りません。
特に、今まで彼が家事をしないのが当たり前の雰囲気になっている場合は、最初の習慣づけまでにかなりの時間と労力を要します。
特に男性脳は、自分の担当範囲外のタスクをお願いされたときには、いったん拒絶反応を示すようにできています。
これは、単に「今の自分の担当範囲内に影響を及ぼさないかどうか?」を脳がジャッジしている時間なので、ただ待つだけでOKです。
繰り返すうちに、彼の反応は、こんな感じで変化していきます。
彼の反応の変化
あなたが彼に家事を頼んだ時の反応の変化
①初期段階
あなた:「ねぇ、○○をやってくれない?」
彼:「え~俺がやるの?だって俺、今、疲れてるんだよね。仕事終わってクタクタだし、今リラックスタイムなんだよ。」
あなた:「分かってる。でも、もしやってもらえたら嬉しい。」
(決して怒らないで、あくまで笑顔で。彼を動かすためには、ここで女性脳の本能が爆発するのを抑えて、グッとガマン)
彼が動いてやってくれたら、
あなた:「ありがとう!すごく助かった!」
彼:(内心まんざらでもないけど、まだ表情は浮かない)
②第二段階
あなた:「ねぇ、○○をやってくれない?」
彼:「う~ん・・・俺、今リラックスしてるんだけどな・・・」
あなた:「分かってる。でも、もしやってもらえたら嬉しい。」
(決して怒らないで、あくまで笑顔で。彼を動かすためには、ここで女性脳の本能が爆発するのを抑えて、グッとガマン)
彼が動いてやってくれたら、
あなた:「ありがとう!すごく助かった!」
彼:(内心まんざらでもない。繰り返すうち、だんだんそれが表情に出始める)
③中期
あなた:「ねぇ、○○をやってくれない?」
彼:「うん。いいよ。」
あなた:「ありがとう!嬉しい!」
(たとえ本心では「言われなくてもやってよ!」と怒りがこみ上げてきても、グッとガマン。目的達成はもうすぐ目の前!)
彼が動いてやってくれたら、再度、
あなた:「ありがとう!すごく助かった!」
彼:「おぅ!」(まんざらでもない表情が隠せなくなってくる)
④後期
彼:「○○やろうか?」
あなた:「ありがとう!嬉しい!」
(ついに彼が自分から動くようになった!ここまでの苦労が報われる瞬間)
彼が動いてやってくれたら、再度、
あなた:「ありがとう!すごく助かった!」
彼:「おぅ!」(いつでもやったるぜ!的な表情になってくる)
⑤成熟期
彼:「○○は今やっといたけど、他にやることある?手伝うよ。」
あなた:「ありがとう!嬉しい!」
(彼が自主的に家事の守備範囲を広げ始める。ここまで来たら、あなたの勝利と言えます)
彼が動いてやってくれたら、再度、
あなた:「ありがとう!すごく助かった!」
彼:「おぅ!任せとけ!」(自分がヒーローになった気分を味わえるので、さらなる家事を探し始める)
という流れです。
女性脳にとって一番キツいのは、①~③までで、そこから先はどんどんラクになってきます。
あなたが彼を動かすための労力は減り、彼が家事をするための労力提供は増えていきます。
最初は本能をグッとこらえることで、後期では本能が満たされて幸福を感じるようになるのです。
やってみる価値はあります。
・・・つづく (→この記事のシリーズを1話目から読む)
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