Fromシンヤ(男女のパートナーシップ研究所)
(→前回の続き)
※僕が17年間使い続けてきた腕時計を初めて修理に出した時の体験談の続きです。
僕が婚活していた頃に「いつか自分も、理想の彼女や奥さんと出会った後に、ペアで着けたいな~」と憧れていた、ダニエル・ウェリントンの腕時計。
それが、メルカリで安く売られているのを見て、心が躍りました。
しかも、けっこう状態が良い中古が、2,000円前後で売られているのです。
あのダニエル・ウェリントンが、2,000円以下で買える時代が来るなんて!
僕は、妻のサヤと一緒にメルカリの画面をチェックしていきました。
たくさんある中でも、僕たちの目を引いたのは、黒い文字盤で、バンド部分は明るめブラウン、そして金属パーツはゴールドのモデルでした。
全体的に、かなり男性的な見た目です。
ダニエル・ウェリントンには、メンズとレディースの境目がハッキリしていませんが、文字盤の大きさが何種類かあって、ある程度ターゲットが分かれています。
文字盤が大きければ、男性向けです。
僕たちが目をつけたのは、文字盤最大マックスサイズより1つ下で、さらに文字盤が黒いので、男性的に見えます。
周りの金属パーツと針の部分は、ゴールドです。
控えめなゴールドパーツ
ゴールド腕時計は、男性が着けると成金ぽさやガンバってる感が出がちです。
でも、ダニエル・ウェリントンの腕時計の場合、文字盤の内側の面積がとても広く、外枠はすごくせまい面積になるので、ゴールドでも目立たず、軽いアクセント程度に見えます。
さらに、針も細くて主張が強くない上に、黒い文字版を背景にすると、さらにコントラストが減って目立たなくなります。
もし僕が自分一人で選んでいたら、黒いバンド&枠と文字盤はシルバーのタイプの中から探していたでしょう。でも、
「せっかく安く手に入るなら、これまで選ばなかった色が良いんじゃない?」
というサヤの意見で、このモデルに心が傾きました。
ちなみにこのモデルは、状態が「目立った傷や汚れなし」で、売値が1,480円でした。
電池は切れていると書いてあったので、近所の腕時計屋さんで電池交換した場合のコストが1,000円前後。
足しても2,500円を切る値段です。
これなら、シチズンのメイン腕時計を修理に出している最中のつなぎ腕時計として、抵抗感なく使えます。
さらに、憧れのダニエル・ウェリントンであれば、メイン腕時計が返ってきた後も、気に入って使い続ける可能性が大です。
そうなれば、十分すぎる程に元が取れます。
僕は、さっそくポチりました。
ペアウォッチを検討するも・・・
ついでに、この勢いでサヤにもレディースのダニエル・ウェリントンの腕時計をメルカリで買って、ペアで着けることを提案してみました。
サヤは最初は乗り気な雰囲気でしたが、メルカリの説明文を見るうちに、だんだんテンションが下がってきたようでした。
レディースの場合、状態が良くて安いモデルを見つけて説明文を読むと、
「もらい物で短い期間しか使っていなかったので、状態が良いです」
というような文章があるものが多いのです。これは、
「彼からのプレゼントだけど、もらってすぐに別れちゃったから、安く売りに出しまーす!」
というメッセージの暗示みたいに聞こえます。
サヤはけっこうそこが気になったみたいで、「縁起が悪そうで、なんだか着ける気になれない。」と言っていました。
新品で未使用のモデルもあったのですが、やはり値段が高くなります。
1つだけ、3,000円で未使用タグ付きのレディースモデルを見つけたのですが、その時には、サヤはすでに興味を失っているようでした。
というのも、サヤも僕のメイン時計と同じシチズンのレディースモデルを17年以上使っていて、何の不満も感じてないそうです。
僕も、サヤとペアでダニエル・ウェリントンの腕時計を着けることに対して、そんなにこわだりがないことに気づきました。
僕が婚活しながら本当に欲しかったもの
僕が婚活していた当時に本当に欲しかったのは、ダニエル・ウェリントンのペアウォッチではありません。
それはあくまで手段であって、ペアウォッチを買っても良いと思えるぐらい、長く安定した関係を築ける女性に出会いたかったのです。
「彼女となら、このペアウォッチをこの先ずっと一緒に使っていける」
と確信が持てる女性に出会いたかったのです。
(当時は、「運命的な出会い」ばかりにフォーカスして、「強固な関係を築くスキルやマインド」をまったく学んでいませんでしたが)
そして今、僕はサヤとそういう関係を築いています。
サヤとは今でもよく意見がぶつかり合って大ゲンカしますが、どんなにケンカしても「別れる」という選択肢が僕の心に浮かぶことはありません。
出会ってから10年、結婚してから8年の間に、2人でパートナー心理学を実践し続ける中で、強固な関係を築けていると感じます。
もう、僕はペアウォッチでサヤとの関係の強さを証明する必要はないのです。
僕の中ではもう、ダニエル・ウェリントンの腕時計は「男女のパートナーシップの象徴」ではなくなったのを感じました。
単にファッションアイテムとして、自分一人で着けて楽しもう!という気持ちになりました。
・・・つづく。
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